シルベーヌの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | シルベーヌ |
内容量 | 19g×6個(120g) |
参考小売価格 | 340円(税別) |
原材料 | 砂糖、小麦粉、液全卵、植物油脂、カカオマス、ショートニング、全粉乳、レーズンチョコ(乳成分を含む)、食用加工油脂、水飴、異性化液糖、加糖練乳、洋酒、ココアバター、ココアパウダー、還元水飴、液卵黄(卵を含む)、クリーム(乳成分を含む)、バター、乳糖、食塩/ソルビトール、酒精、乳化剤(大豆由来)、膨脹剤、香料(乳由来)、光沢剤、着色料(アナトー、ウコン) |
栄養成分 1個(19g) |
エネルギー98kcal たんぱく質 1.2g 脂質 6.2g 炭水化物 9.5g 食塩相当量 0.03g |
発売日 | 1982年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1982年~ | 8個 | 300円 |
1980年代後半? | 7個 | 300円 |
2004年時点 | 24.5g×7個 (171.5g) |
300円 |
2005年8月~ | 24.5g×6個 (147g) |
300円 |
2008年3月~ | 22g×6個 (132g) |
300円 |
2011年8月~ | 24g×6個 (144g) |
300円 |
2013年頃~ | 21g×6個 (126g) |
300円 |
2015年~ | 20g×6個 (120g) |
300円 |
2022年9月~ | 20g×6個 (120g) |
320円 |
2023年3月~ | 20g×6個 (120g) |
340円 |
2024年3月頃~ | 19g×6個 (114g) |
340円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
8個→7個 | 不明 |
7個→6個 | 不明 |
24.5g→22g | 原材料価格の高騰。 |
22g→24g | リニューアル |
24g→21g | 不明 |
21g→20g | なし |
300円→320円 | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
320円→340円 | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
20g→19g | なし |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
1982年 8個入 | パッケージ画像 |
1980年代後半? 7個時 | パッケージ画像 |
2007年 24.5g×6個 | 5チャンネル |
2008年 22g×6個 | YouTube |
2011年 24g×6個 | 広岡威吹の作家ブログ |
2013年 21g×6個 | fatsecret |
2015年 20g×6個 | ブルボン 商品情報 |
2022年 320円に値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2023年 340円に値上げ | ブルボン ニュースリリース |
2024年 19g×6個 | ブルボン 商品情報 |
シルベーヌの値上げ解説
「ブルボンのちょっと高級なお菓子」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれないくらい、“なんとなく高級感”溢れる「シルベーヌ」。語尾の「ヌ」あたりの響きにそこはかとない高貴な印象があるとかないとか。
そんなシルベーヌ、上の参考サイトの画像を見てもらうと分かるように、1982年の発売当時のパッケージを見るに、当初は1箱8個入だったらしい。しっかりと8個並んでいるからね。
「パッケージには8個並んでるけど、中身は少ない可能性もあるじゃん」と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、箱入りのシルベーヌは内容量に沿った数をパッケージ写真に使うという伝統(?)があるっぽいんですよね。
現在6個入の箱入りシルベーヌはパッケージも6個ですし、2007年頃に存在した「シルベーヌ カカオ70」には4個入と8個入が存在し、パッケージは下図のようになっていた。…これ美味そうだな…(チョコ好き)
これを踏まえて、シルベーヌ発売当初のパッケージを見返してみると…
8個ですね。
その後、詳しい時期は分からないものの、1980年代半ば~後半くらいには7個入へと減らされています。
5ちゃんねるの掲示板には少なくとも2004年までは1個24.5gの7個入だったという記述が見られ、2007年9月時点で1個24.5g×6個という情報も確認。2008年までは1個24.5gだったことは間違いないでしょう。
その後の内容量の推移はちょっと複雑&時期不明瞭。
2008年頃に1個22gにステルス値上げされたのは間違いないものの、2011年頃には24gであったことが確認できる。2011年にリニューアルが行われていることから、このタイミングで内容量を増やす実質値下げが行われた可能性が。
しかし2013年頃には21gへと再びステルス値上げ。また、2015年頃にはさらに1g減って20gになり、2024年3月頃にはこっそりと19gになっていた。(クリックで大きくなります)
一方、価格に関しては発売以来税別300円を維持してきたものの、2022年9月に出荷価格を5~14%値上げすると発表。シルベーヌは320円に値上げされ、半年後の2023年にはさらに値上げして340円に。
値上げをしてこなかった2022年以前であればまだしも、値上げに舵を切った2022年以降もこっそり小さくするとか、ほんとセコイなブルボン。
昔食べていたシルベーヌを久しぶりに買ってみたら小さくなっていた・少なくなっていたと感じた人の認識は正しい。大人になり体が大きくなったから、相対的にシルベーヌが小さく見えた…というわけでは決してないのだ。
ちなみに、似たようなカテゴリとなるロッテのチョコパイは、シルベーヌと同じ希望小売価格300円でしたが、2022年9月に330円に値上げ。
しかし、1箱に入っている個数はシルベーヌと同じ6個である一方、1個当たりの重量はシルベーヌが19gなのに対し、チョコパイは31gと1.5倍超。
シルベーヌ? 2口でフィニッシュです。
ふわっとしたケーキにチョコをコーティングし、チョコ包みレーズンを上部に配したシルベーヌに対し、そこそこ厚いクリーム層を持つしっとりしたケーキをチョコレートコーティングしたチョコパイ…好みが分かれそうだな。
せこい&ケチ臭い私は、自分で買うなら量が多いチョコパイかなぁ…チョコレートスポンジやチョコクリーム版の「冬のチョコパイ」等、チョコを押し出した商品を定期的に発売してくれるのも、チョコ好きの私としては嬉しい限り。
シルベーヌ…一定の高級感をまとった商品ながら、昭和の古臭さも感じさせるあたりはビエネッタと同じ香りがする。
シルベーヌが美味しいのは間違いないものの、ロッテ チョコパイや森永製菓のガトーショコラなどコストパフォーマンスに優れるチョコケーキが存在する中、ステルス値上げを繰り返してきたシルベーヌは価格と内容量が釣り合っていない感も。
それでも「シルベーヌが好き!」と指名買いする人が大勢いるあたり、固定客をしっかりと確保しているなという印象。