チョコパイの実質値上げ情報

ロッテ チョコパイの実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 チョコパイ
内容量 31g×6個
参考小売価格 350円(税別)
原材料 小麦粉、ショートニング、砂糖、水あめ、植物油脂、カカオマス、液卵、乳糖、全粉乳、脱脂粉乳、ホエイパウダー、ココアバター、乳等を主要原料とする食品、洋酒、食塩、でん粉、脱脂濃縮乳、還元水あめ、乾燥卵白、卵黄、乳たんぱく/ソルビトール、酒精、乳化剤(大豆由来)、膨張剤、加工でん粉、香料、増粘剤(セルロース、カラギーナン)
栄養成分
1個(31g)
エネルギー 157kcal
たんぱく質 1.7g
脂質 9.4g
炭水化物 16.2g
食塩相当量 0.12g
発売日 1983年9月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2000年時点 33g×6個 300円
~2012年8月 33g×6個 284円
2012年8月~ 32g×6個 284円
2019年6月~ 31g×6個 300円
2022年9月~ 31g×6個 330円
2024年8月~ 31g×6個 350円
2024年12月~ 31g×6個 3.7~38.4%
値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
33g→32g 生ケーキに近いしっとり感・口どけを実現。チョコレート感アップ。
2019年6月
32g→31g
なし
2022年9月
300円→330円
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定並びに内容量変更を実施。
2024年8月
330円→350円
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。
2024年12月
3.7~38.4%値上げ
食品市場を取り巻く環境において、物流費や光熱費、原材料・包装資材の価格が依然として高く推移しており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
33g 166kcal記載 Pure Life
2019年 32g時 ロッテ 商品情報
2022年 330円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年8月 350円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年12月 3.7~38.4%値上げ ロッテ ニュースリリース

ロッテ チョコパイの値上げ解説

ロッテのチョコパイ…嫌いという人を探すのが困難なほど万人に好かれているド定番商品ですよね。そんなチョコパイ、地味ながら内容量を徐々に減らしており、「小さくなった」という声が多数寄せられるお菓子でもあります。

ベーシックな箱入りチョコパイの基本的な内容量表記は「6個」で、それは発売以来一貫しています。しかし実際はじんわり小さくなっているんですよね。

グラム数での内容量表記を行っていないため、実質値上げの具体的な時期はやや曖昧。上記の値上げ時期は若干ずれている可能性があることをご了承ください。その前提をもとにチョコパイ値上げの解説をしていきましょう。

現在のロッテのチョコパイは1個31gで6個入り。価格は税別330円となっています。しかし2019年中頃までは1個32gでした。2019年2月にチョコパイのリニューアルを行っており、その後ほどなくして実質値上げといった感じ。

明確な証拠や時期が得られなかったのが33g時代。チョコパイ1個33gであると記述しているサイトは存在するものの、栄養成分表や公式サイト、報道など確実な確証は得られなかったというのが実情。

ただ、2007~2009年頃のブログやサイト情報には「ロッテ チョコパイ 1箱198g入 1個166kcal」との記述が複数確認できる。

1箱198gを6個で割れば1個33gだし、カロリー的にもそれを裏付けている。

なぜなら1個31gの現在のカロリーは157kcal。32g時代は時期により若干幅はあれど161~163kcal。つまり単純計算で1gあたりほぼ5kcalということになるため、33g166kcalは筋が通る。状況証拠的だが間違いないでしょう。

とはいえ、確認できる範囲では1gずつ計2回の内容量減しか行われていないことになる。33gのチョコパイが32gを経て31gになったからといって、ほとんど実感できないレベルかと。

にもかかわらずネット上には「チョコパイ、昔に比べて小さくなった!」という意見の多いこと多いこと。

旧製品の大きい個体と新製品の小さい個体を選んで過剰に“小さくなった感”を演出する悪意のある比較画像も見受けられる。たった1g(約3%)しか減ってないのに一回り小さいって、さすがにありえないだろう。

1個1個の大きさや重さに多少のばらつきがあるだろうから、公平を期するためにもせめて1箱単位でやれよと。

しかし、2000年初頭以前の大きさは分からない。もっと大きかった可能性があり、その頃に比べれば明らかに小さくなっているのかもしれない。実際私自身も小さくなった気がしなくもない。

ただね、まったく同じものを見たとしても、体が小さい子供の頃の印象と、大人になった時の印象が大きく異なることはままある。昔の思い出を美化している可能性も捨てきれない。「チョコパイはもっと大きかったんだ」と。

ま、チョコパイが実質値上げにより徐々に小さくなっているのは紛れもない事実ですし、ロッテもそれは認めている。分かっている範囲では劇的に小さくなっていないというだけで。

そんなチョコパイ、間違いなく美味しいお菓子ではあるものの、個人的には森永製菓のガトーショコラの方が好き。私が無類のチョコ好きだからという背景あるのだろう。あっちはチョコパイ以上に内容量減少率が高いけどな。

ちなみにチョコパイは2022年に税別300円から330円に値上げし、2024年8月には350円へと価格改定。ただ、他のお菓子に比べれば値上げ幅は最小限。看板商品のひとつであるチョコパイの値上げを抑えることでイメージの悪化を防ぐ意図か。

チョコパイってすごく美味しい一方で、あっという間に食べきってしまうためカロリーが気になるのよね。10秒で胃の中に納まる157kcal…恐ろしい…まあケーキ類や大福などの和菓子類はすべてそうだが。

で、その157kcalを運動で消費しようとすると、ウォーキングで1時間くらいかかる。体重60kgの人が時速4.8kmで1時間歩いて基礎代謝込み約220kcal消費だからね。10秒の幸せは1時間のウォーキングと引き換え…だから食べるのに躊躇する。

実質値上げもありロッテのチョコパイは決して安い商品ではないため、たまに胡散臭い無名メーカー(海外製?)のチョコパイもどきを食べるんだけど、やっぱりロッテのチョコパイの方が美味しいと実感します。

これまでに相当数のデブを作り出してきたであろうロッテのチョコパイ。複数回の実質値上げで昔に比べ確実に小さくなってはいるものの、着実な進化も遂げており味は折り紙付き。カロリー気にしない人はガンガン食え。

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