明治カール チーズあじの値上げ情報

明治カール チーズあじの値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 カール チーズあじ
内容量 64g
参考小売価格 170円(税別)
原材料 コーングリッツ、植物油脂、チーズ風味調味料、砂糖、チーズパウダー、香味油、食塩、ホエイパウダー、クリーム加工品/セルロース、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、パプリカ色素、甘味料(甘草)、(一部にえび・かに・小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉を含む)
栄養成分
1袋(64g)
エネルギー 324kcal
たんぱく質 4.5
脂質 15.2g
炭水化物 42.5g
食塩相当量 1.2g
発売日 1968年7月

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
1968年 100g 70円
1969年~ 70g 50円
1975年~ 85g 100円
1990年頃~ 90g 120円
2007年~ 84g 120円
2009年~ 72g 120円
2015年7月~ 64g 120円
2022年5月~ 64g 130円
2022年10月~ 64g 140円
2023年4月~ 64g 150円
2023年10月~ 64g 170円

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
1968~1969年 ニッポン・ロングセラー考
2004年 90g 120円 明治 商品カタログ
2007年 84gにステルス値上げ 明治 商品カタログ
2009年 72gにステルス値上げ 明治 商品カタログ
2015年 64gにステルス値上げ 明治 プレスリリース
2022年5月 130円に値上げ 明治 プレスリリース
2022年10月 140円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年4月 150円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年10月 170円に値上げ 明治 プレスリリース

明治カール チーズあじの値上げ解説

明治のスナック菓子といえばカール。1968年の登場以来愛され続けてきたカールも、その内容量は目まぐるしく変わっているという背景があります。

発売された1968年当初100g入りで価格は70円。当時の物価は現在と比べ3分の1から4分の1程度であったことから、スナック菓子が今より高価であったことは想像に難くありません。

しかし翌年には内容量を70gに半減させつつ価格を50円に。30%減の内容量に対し価格は約28.5%減。厳密には実質値上げといえなくもないが、様々なコストを考えれば致し方ないところでしょう。

その後1975年には内容量を85gに増やしつつ価格は100円に。この頃は高度成長期こそ終わっていたものの現在と違いそれなりに成長率が高く物価の上昇も急激だったため、値上げというよりは物価に追随したと考えるべきでしょう。

1990年頃に90g税別120円へ。1989年に消費税が初めて導入されたため、ここに合わせて内容量や価格の変更がなされた可能性も。このあたりまではバブル期も相まって値上げもまだ理解できる。

しかしここからはステルス値上げの嵐、嵐。ユーアーマイソーソー。

2007年に1袋84g入りになったのを皮切りに、2009年には一気に12gも減って72gへ。そして明治のお菓子全般の値上げが行われた2015年には64gになってしまいました。物価や給料は上がってないのにねぇ。

実質値上げの理由は原料となるトウモロコシの価格が世界的に高騰しているためとしています。だからといってトウモロコシの価格が下落した時に内容量を増やすことは絶対にないんだがな。しょせんは利益重視。

加えて、2022年には2度の値上げも。

新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻などを背景に世界的な物価上昇が加速し、2022年5月に130円、2022年10月140円、2023年4月150円、2023年10月には170円ほどに値上げ。あのカールもここまで来たか…

子供の頃は1袋にあんなにたっぷり入っていたカールも今となっては空気ばかり。「カールのチーズあじは袋を開けた時の香りをお楽しみいただけるようエアー多めになっております」と言わんばかりですよ。

そして2017年には売上の減少などを理由に関西以西での販売になってしまいました。データから見ても東日本での売り上げは西日本のそれより明らかに悪いから仕方ないのかもしれません。

茨城に住んでいる私もカールを見かけることはなくなりました。まあ相次ぐ実質値上げもありカールを手に取ること自体なくなっていたので影響はほとんどありませんが…子供の頃によく食べた思い出がある商品だけに一抹の寂しさはある。

でもそんな気持ちもすぐに無くなるでしょう。すでに心が離れてしまい惰性だけで付き合っている恋人と別れるようなものだ。

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