スティックカラムーチョの値上げ・実質値上げ情報

スティックカラムーチョの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 株式会社湖池屋
商品名 スティックカラムーチョ
内容量 33g・34g・97g・12g×4袋
参考小売価格 オープン価格(約240円)
原材料 馬鈴薯、植物油、砂糖、ぶどう糖、香辛料、食塩、チキンエキスパウダー、野菜エキスパウダー(乳成分・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、オリゴ糖/調味料(アミノ酸等)、パプリカ色素、酸味料、香辛料抽出物、カラメル色素、香料
栄養成分
1袋当たり(97g)
エネルギー 523kcal
たんぱく質 5.5g
脂質 31.0g
炭水化物 55.3g
食塩相当量 1.5g
発売日 1984年

レギュラーサイズ
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2000年時点 132g 200円
2004年~ 120g 200円
2006年~ 117g 200円
2016年9月~ 105g 200円
2019年6月~ 105g 215円
2022年6月~ 97g 215円
2022年11月~ 97g 225円
2023年7月~ 97g 240円

食べきりサイズ(スリムパック)
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2000年時点 62g 100円
2004年~ 57g 100円
2014年4月~ 45g 100円
2015年9月~ 40g 100円
2022年6月~ 37g 100円
2023年7月~ 34g 100円
2025年2月~ 34g 110円前後

小袋×4袋
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2012年~ 15g×4袋 140円
2018年~ 13g×4袋 140円
2022年6月~ 12g×4袋 140円
2023年7月~ 12g×4袋 150円
2025年2月~ 12g×4袋 160円前後

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2004年
132g→120g
不明
2016年
120g→117g
なし
2014年4月
57g→45g
湖池屋の代表ブランド製品を、いつでも、どこでも、お気に入りを持ち歩きできる「スリムパック」をリニューアル。
2015年9月
45g→40g
核家族化、高齢化等を背景に菓子を一人で食べる傾向が多く見られ、そうした時代の変化に対応、菓子市場の活性化を図るため。
2016年9月
117g→105g
なし
2019年6月
200円→215円
近年の物流費の高騰に加え、人件費や包装資材等の原材料価格の高騰により、製造原価が押し上げられており、自助努力だけでコスト増を吸収できない状況に。
2022年6月
15g×4袋→13g×4袋
なし
2022年6月
105g→97g
40g→37g
13g×4袋→12g×4袋
近年の度重なる原材料費、物流費、人件費等の高騰に加え、世界的需要増の影響により食用油の価格が過去最高に。自助努力だけでコスト増を吸収できないと判断。
2022年11月
215円→225円
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、世界的な原材料価格の高騰とエネルギー価格の上昇によるコスト増加が継続しているため。
2023年7月
225円→240円
37g→34g
140円→150円
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。
2025年2月
小袋系値上げ
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。
(2023年7月値上げ時の文言使いまわし)

参考サイト
公式サイト 株式会社湖池屋
2000年 132g 200円 湖池屋 カラムーチョ特設サイト
2004年 120g・57gに実質値上げ 湖池屋商品
2006年 117gに実質値上げ 湖池屋 商品一覧
2014年 57g→45g 湖池屋 プレスリリース
2015年 45g→40g 湖池屋 プレスリリース
2016年 117g→105g 湖池屋 商品情報
2018年 13g×4袋に実質値上げ 湖池屋 商品情報
2019年 215円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2022年6月 97gに実質値上げ 湖池屋 プレスリリース
2022年11月 225円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2023年 240円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2025年 小袋系値上げ 湖池屋 プレスリリース

スティックカラムーチョの値上げ解説

今では珍しくない激辛系のスナック菓子。そんな“辛い系”の先駆けといえば湖池屋の「カラムーチョ」でしょう。

私の中でカラムーチョといえば、細長いスティック形状のものしか思い浮かばなかったが、メーカーのサイトなどを見るとカラムーチョチップスの方が主流的な流れになっているのね。1984年の発売時はスティックしかなかったのに…

1984年に発売されたカラムーチョスティックの当時の価格は200円と、値段に関しては当時から現在までほとんど変わっていない。発売当時の内容量は…知らん。

1984年発売当初のカラムーチョ

確認できる限りでは、2000年時点の内容量は132g、価格は発売当時と変わらない税別200円となっていました。この時、内容量62gと現在のポテトチップスのレギュラーサイズと同じくらいの規格も存在し、そちらの価格は税別100円。

この頃、例のババアは存在しなかったのね。

しかし2004年には200円カラムーチョを120g、100円からムーチョを57gとする実質値上げが行われ、2006年には120gから117gへと微減。この際、公式の発表は存在しない模様。まさにステルス値上げ。

2014年、57g入りだったスリムパックを、100円という価格据え置きで一気に45gへと減量。湖池屋曰く「さらに持ちやすくなった」とのこと。小さく軽くすることで、非力な女性でも持ち歩きやすくなった的な?

詭弁も甚だしいな。

追い打ちをかけるように、2015年には40gへとステルス値上げ。「核家族化や高齢化などでお菓子を一人で食べる機会が増えているから」という建前らしい。一人で食べるにしても40gじゃどう考えても足りんわ。

翌2016年には200円からムーチョを117gから105gに減量。そして2019年になると、原材料価格や物流費、人件費の高騰を理由に215円に値上げ。

そして2022年、新型コロナからの回復による世界的な需要拡大に加え、ロシアのウクライナ侵攻による影響などもあってか、105gのレギュラーサイズのカラムーチョを97g、40gのスリムパックを37gにステルス値上げ。

さらに2023年7月にレギュラーサイズを240円に値上げし、スリムパックは34gへとステルス値上げ、4連は150円に値上げ。2025年2月にはスリムパックと4連をさらに値上げします。

もう「スリムパック(細い包装)」じゃなくて「スキニーパック(やせこけた包装)」でいいんじゃね?

カラムーチョが辛いお菓子のパイオニアであることに疑いようはないものの、昔から「カラムーチョって大して辛くないよな」と感じていた私。

カラムーチョに限らず、他の辛いお菓子や「激辛」を売りにするカップ麺なども、万人受けを狙ってか「これは辛いっ!」と感じる商品はほとんど存在しなかった。

だから激辛系のお菓子や即席麺を見ても「どうせ大して辛くないんだろ」と決めつけていたし、実際食べてみればやっぱり辛くない。「もうちょっと本気で辛い商品作れよ」とすら感じていたものだ。

数年前まではな。

いつの頃からか、「激辛」を謳う商品はガチで辛くなり、一袋食べきれないレベルのものもちらほら。もはや味を楽しむ余裕すらなく、「買ったからには食べきらなくては」という義務を果たすための作業と化す始末。

適度な刺激がありつつ味を楽しむ余裕もあるカラムーチョの辛さは絶妙なんだなと思い知ったわ。辛けりゃ良いってもんじゃないんだよ!(手のひら返し)

とはいえ、カラムーチョは高いから買うことはほとんどないけどね。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧