ポテトチップスの値上げ・ステルス値上げ情報

湖池屋 ポテトチップスの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 株式会社湖池屋
商品名 ポテトチップス
内容量 28g・60g・83g・126g・165g・28g×5袋
参考小売価格 オープン価格(60g・150円)
原材料
(のり塩)
馬鈴薯、植物油、食塩、青のり、あおさ、香辛料、酵母エキスパウダー/調味料(アミノ酸等)
栄養成分
1袋当たり(60g)
エネルギー 340kcal
たんぱく質 2.4g
脂質 21.6g
炭水化物 34.0g
食塩相当量 0.7g
発売日 1962年

レギュラーサイズ(のり塩・うすしお・コンソメ)
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年2月時点 75g 120円
2004年頃~ 70g 120円
2007年~ 65g 120円
2010年頃~ 60g 120円
2017年9月~ 63g
(うま塩66g)
120円
2018年~ 60g 120円
2019年6月~ 60g 130円
2022年2月~ 60g 135円
2023年3月~ 60g 140円
2024年10月~ 60g 150円

ガーリック
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2004年時点 72g 120円
2004年頃~ 70g 120円
2007年~ 63g 120円
2010年頃~ 60g 120円
2017年9月~ 63g 120円
2018年~ 55g 120円
2019年6月~ 55g 130円
2022年2月~ 55g 135円
2023年3月~ 55g 140円
2024年10月~ 55g 150円

お徳用(Largeサイズ)
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年2月時点 180g オープン価格
2007年~ 160g オープン価格
2008年11月~ 135g オープン価格
2011年~ 150g 230円
2014年7月~ 140g 230円
2017年~ 130g 230円
2017年~ 126g 230円
2019年6月~ 126g 250円
2022年2月~ 126g 260円
2023年4月~ 126g 270円
2024年10月~ 122g 280円

小袋
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2004年時点 25g オープン価格
2007年~ 30g オープン価格
2017年~ 28g オープン価格
2022年4月~ 28g 6~11%
値上げ
2023年4月~ 27g オープン価格
2024年10月~ 27g 4~14%
値上げ

小袋×5袋
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年2月時点 42g×5袋 オープン価格
2007年1月~ 30g×5袋 オープン価格
2017年~ 28g×5袋 オープン価格
2022年4月~ 28g×5袋 6~11%
値上げ
2023年4月~ 27g×5袋 オープン価格
2024年10月~ 27g×5袋 4~14%
値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2004年頃
75g→70g
不明
2007年
お徳用
160g→135g
原油や穀物価格が高騰、高止まりしており、ポテトチップスの主原料である食用油、灯油や包装資材などの原材料単価も高騰。企業努力での原材料コストの吸収が限界に達したため。
2007年
70g→65g
なし
2010年頃
65g→60g
なし
2011年
お徳用
135g→150g
値上げ
なし
2014年7月
お徳用
150g→140g
お徳用ポテトチップス5品発売! お徳用はレギュラーサイズの約2.3倍で、みんなで一緒に楽しみたいときにも、一人でたくさん楽しみたいときにも最適な大きめサイズのポテトチップス。
2017年
お徳用
140g→130g
なし
2017年9月
60g→63g
湖池屋ポテトチップスが発売55周年を迎えることを機にリニューアル。
2017年
お徳用126g
小袋28g
なし
2018年
のり塩60g
ガーリック55g
なし
2019年6月
120円→130円
近年の物流費の高騰に加え、人件費や包装資材等の原材料価格の高騰により、製造原価が押し上げられており、自助努力だけでコスト増を吸収できない状況に。
2022年2月
130円→135円
近年の度重なる原材料費、物流費、人件費等の高騰に加え、今夏の北海道における記録的な猛暑と少雨により馬鈴薯の収穫量が減少。自助努力だけでコスト増を吸収できないと判断。
2023年3月
135円→140円
リニューアルに伴う製品仕様の変更に加え、昨今の原材料価格の高騰とエネルギー価格のコスト増、為替変動の影響を鑑みて、製品価格・規格の変更を実施。
2024年10月
140円→150円
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。

参考サイト
公式サイト 株式会社湖池屋
2003年 75g 120円 湖池屋 商品紹介
2004年 70gに実質値上げ 湖池屋 商品紹介
2007年 65gに実質値上げ 湖池屋 商品紹介
2008年 お徳用135gに実質値上げ 湖池屋 プレスリリース
2014年 お徳用 150gに増量
値上げ
湖池屋 商品情報
2014年 お徳用140gに実質値上げ 湖池屋 プレスリリース
2017年 お徳用130gに実質値上げ 湖池屋 商品情報
2017年 63gに増量 湖池屋 プレスリリース
2017年 お徳用 130g→126g
小袋 30g→28g
湖池屋 商品情報
2018年 のり塩 63g→60g
ガーリック 63g→55g
湖池屋 商品情報
2019年 130円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2022年 135円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2023年 140円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2024年 150円に値上げ 湖池屋 プレスリリース

湖池屋 ポテトチップスの値上げ解説

みんな大好きポテトチップス。私も大好きポテトチップス。

そんな大人気のポテトチップスが主力商品の企業として、「じゃないほう」というポジションに甘んじている印象があるのが「湖池屋」。…元は湖池屋こそがパイオニアであって、カルビーは後発の新参者だったんだけどねぇ…

1962年の発売当初はそれなりに高級品だったらしいポテトチップス。2000年頃の湖池屋のポテトチップスのレギュラーサイズは、「のり塩」が90gで150円、「うすしお」は100gで150円と、のり塩の方が内容量が少なかった。

塩のほかに青のりやあおさをを使っているのだから、うすしおよりのり塩の方がコストがかかるのは想像に難くありませんが、発売当初から「湖池屋の看板フレーバーはのり塩」という自負もあっての規格だったのかもしれません。

とはいえレギュラーサイズの容量が90~100gとなると「たっぷり入っている」という印象を抱きますよね。実際、「昔のポテトチップスは安くていっぱい入っていた」と感じている人も多いのでは?

そんな状況が変わりだしたのは2000年代初頭。75g入り120円の「新規格」が登場するのです。カルビーに対抗するため、量を減らしてでも安価な商品を送り出す必要があったのかもしれません。当時カルビーにも70gという規格が存在しましたしね。

その後は120円のサイズが主流になるも、内容量はガンガン減っていく。新規格として登場した当初は75gだったものの、2004年頃に70gにステルス値上げし、2007年には65g、そして2010年には60gになっています。

その後は「内容量を減らすのは60gが限界」と見たのか、価格を値上げする方向に。レギュラーサイズについては2019年に130円に値上げし、2022年135円、2023年140円、2024年10月には150円に。

2000年頃は180gだったお徳用ポテトチップス(Lサイズ)なんて、現在は122gですよ。しかもしっかり値上げまでされているし、そもそも「お徳用」とか言っておきながら、スーパーなどでの実勢価格にお得感は皆無だからね。

(湖池屋にとって)お徳用」って意味なんだろうな。

ところで、湖池屋とカルビーのポテトチップスって、同じ味の場合明確な違いってあるのか? 例えば湖池屋のうすしおとカルビーのうすしおって、食べ比べれば違いが分かるのだろうか?

ネットで調べてみると、「湖池屋はやや厚い」だの「カルビーより焦げたポテトチップスが多い」だの「カルビーの方が脂っぽい」「湖池屋の方が味が濃い」などなど、色々な意見がある模様。

ポテトチップスなんて滅多に食べないし、こだわりもないし、違いを意識したこともないから、私的には“メーカーとパッケージが違うだけの同じ商品”という認識でしかなかったわ。

だって、パッケージの色もどっちもうすしおはオレンジだし、のり塩は黄色だ。カルビーのポテトチップスのパッケージには、変な色のニコちゃん大王が存在している程度の差だろ?

湖池屋とカルビーのポテトチップスのパッケージ

色味まで同じというあたりに、何やら闇を感じる。主にカルビーのパクリ精神に。

ま、私に言わせりゃ、プリングルズやチップスター、ポテルカ、ポテトチップスクリスプも同一商品という認識だからな。味や食感の違い? どうでもいい。

類似商品は安い物を買う。これが正義だ!

だからなのか、ポテトチップスはカルビーより湖池屋を購入することが多い気がする。でもどっちも60gだし、味も一緒(という認識)。だから問題ない。

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