スコーンの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社湖池屋 |
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商品名 | スコーン |
内容量 | 22g・78g・210g・15g×4袋 |
参考小売価格 | 130円 |
原材料 (バーベキュー) |
コーングリッツ、植物油、砂糖、粉末しょうゆ(小麦・大豆を含む)、香辛料、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、しょうゆだれ粉末(小麦・大豆を含む)、香味油(小麦・大豆を含む)、オリゴ糖、ビーフエキスパウダー/調味料(アミノ酸等)、香料(乳・小麦・大豆・りんご由来)、酸味料、カラメル色素、アナトー色素、甘味料(アセスルファムK、カンゾウ) |
栄養成分 1袋当たり(78g) |
エネルギー 441kcal たんぱく質 4.2g 脂質 27.4g 炭水化物 44.5g 食塩相当量 1.2g |
発売日 | 1987年10月 |
レギュラーサイズ | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2001年時点 | 80g | 115円 |
2019年2月~ | 75g | 120円 |
2022年3月~ | 78g | 130円 |
2023年7月~ | 78g | 140円 |
2024年10月~ | 73g | 150円 |
ミニサイズ | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2002年~ | 25g | 40円 |
2019年2月~ | 23g | 40円 |
2022年3月~ | 22g | 40円 |
2023年7月~ | 22g | 45円 |
2024年10月~ | 22g | 50円 |
小袋×4袋 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2010年頃~ | 18g×4袋 | 130円 |
2019年2月~ | 16g×4袋 | 130円 |
2022年3月~ | 15g×4袋 | 130円 |
2023年7月~ | 15g×4袋 | 140円 |
2025年2月~ | 15g×4袋 | 3~11%値上げ (150円前後) |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2019年2月 80g→75g 25g→23g 18g×4→16g×4 |
湖池屋スコーン発売以来、史上初の全面刷新。スイートコーンパウダーを練り込んだ新生地を開発、食感をさらに強化。パッケージ刷新、新キャラクター「ハラぺコング」登場。 |
2022年3月 75g→78g (120円→130円) 23g→22g 16g×4→15g×4 |
生地の食感を変更し、それに合わせて後切れの良い味付けに改良。やみつきバーベキューは肉本来の旨み、とろけるクアトロチーズではチーズ本来の旨みを感じながらも軽快なおいしさに。 |
2023年7月 130円→140円 |
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。 |
2024年10月 78g→73g 140円→150円 |
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。 (2023年7月値上げ時の文言使いまわし) |
2025年2月 4連140円→150円前後 |
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。 (2023年7月値上げ時の文言使いまわし) |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社湖池屋 |
2001年 80g 115円 | 湖池屋 商品紹介 |
2019年 75g 120円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2022年 78g 130円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2023年 140円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2024年 73g 150円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2025年 4連150円前後に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
湖池屋 スコーンの値上げ解説
太さにムラがある独特の長細い形状と軽い食感、そして比較的濃い味が特徴の湖池屋「スコーン」。ポテトチップスに比べ内容量が多く、かつ安価に売られていることが多いこともあり、貧乏な私でも購入の選択肢に入る貴重なスナック菓子。
2001年時点でのスコーンの内容量は80g、価格は税込120円(税別115円)。同時期の湖池屋ポテトチップスが90gで税別150円だったことを考えると、昔からスコーンは“安いスナック菓子”という位置付けだったことが分かる。
その後ポテトチップスなどのじゃがいもを使用したスナック菓子は順調にステルス値上げを行っていくことになるが、スコーンは長らく80g112円を維持。じゃがいもよりとうもろこしの方が安いし、価格も安定していたんだろうね。
しかし2019年、「スコーン史上初の全面刷新」を掲げ大幅リニューアル…という名の値上げを行います。内容量は80gから75gに減り、価格も税別112円から120円に。
さらに2022年3月には再びリニューアルを行い、内容量を78gへと微増させた…と思ったら、価格は130円に。内容量4%増に対し、価格は約8%増なのだから、完全なる値上げよね。
2023年140円に値上げし、2024年10月には73gに減らしたうえ150円に値上げ。
近年の2度のリニューアルによるパッケージの推移はこんな感じ。
まあ、うん、確かにパッケージは洗練されたかな。
ただ、2019年の大幅刷新時に登場した「ハラぺコング」なるゴリラの処遇が気になる。新型コロナウイルスが収まってきた段階で国に帰ったのだろう。決してクビではない…と願いたい。
ところで、一般的に「スコーン」といえば、スターバックスコーヒーなどカフェで多く見られる、小麦粉やバター、牛乳・卵などを混ぜ、ベーキングパウダーで膨らませたシンプルなお菓子であり、湖池屋のそれはまったくの別物。
スペルも、一般的なスコーンが「scone」なのに対し、湖池屋のスコーンは「SUCORN」となっている。なんでも「スコーン!」とヒットするように名付けられたとか。ああそうですか。
そんな湖池屋のスコーン、本家のスコーンとは似ても似つかないが、あの商品にそっくりだよね。パクりと言っても差し支えないレベルで。
そう、フリトレーの「チートス」です。
スナックの形もさることながら、味に関してもレギュラー品がバーベキューとチーズという点で同一。味や食感に若干の違いはあれど、食べ比べないと分からないレベルでそっくりだからね。
どちらがパクったのか?
湖池屋スコーンが発売されたのは1987年なのに対し、チートスは1948年にアメリカで発売。日本での発売は1975年とのことですから、スコーンがチートスをパクったと言わざるを得ない。
そういえば、湖池屋の「ドンタコス」もフリトレーの「ドリトス」そっくりだよね。湖池屋ドンタコスの発売は1994年、対するフリトレーのドリトスはアメリカで1966年、日本上陸が1987年。つまりそういうことだ。
主力商品であるポテトチップスではカルビーにパクられまくっている湖池屋も、スコーンやドンタコスはフリトレーのパクリ。まあ、菓子業界においてパクリパクられは日常茶飯事だけどね。
量が多くて安かったことから、私がよく購入していたカルビーの「サッポロポテト」も、値上げやステルス値上げを繰り返した結果、今や72gで参考小売価格155円。
かつては割安感が合ったスコーンも結局はサッポロポテトと大差ないレベルになってしまった。もう買うことはないかなぁ…