ジャイアントカプリコの値上げ・実質値上げ情報
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メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
商品名 | ジャイアントカプリコ |
内容量 | 35.4g |
参考小売価格 | 175円(税別) |
原材料 (いちご) |
砂糖(外国製造、国内製造)、ココアバター、乳糖、コーン(小麦粉、でん粉、砂糖、植物油脂、酵母エキス、食塩)、全粉乳、植物油脂、カカオマス、ホエイパウダー、いちごパウダー、クリームパウダー、デキストリン/炭酸Ca、乳化剤、野菜色素、香料、炭酸Mg、膨脹剤、酸味料、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 1本当たり(35.4g) |
エネルギー 198kcal たんぱく質 1.9g 脂質 12.0g 炭水化物 20.5g 食塩相当量 0.054g |
発売日 | 1986年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1986年~ | 不明 | 100円 |
2005年時点 | 36.8g | 100円 |
2008年頃? | 35.8g | 100円 |
2014年11月~ | 34g | 100円 |
2022年9月~ | 34g | 103円 |
2023年2月~ | 34g | 110円 |
2024年2月~ | 34g | 119円 |
2024年11月~ | 35.4g | 149円 |
2025年2月~ | 35.4g | 175円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2008年頃 36.8g→35.8g |
なし |
2014年11月 35.8g→34g |
なし |
2022年9月 100円→103円 |
原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。 |
2023年2月 103円→110円 |
原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
2024年2月 110円→119円 |
食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。 |
2024年11月 34g→35.4g 119円→149円 |
チョコレートを増量を4.7%増量することでチョコレート比率を高め、食べごたえをアップ。 |
2025年2月 149円→175円 |
食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあるため、一部商品の価格改定を実施。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2005年 36.8g 100円 | グリコ 栄養成分ナビゲーター |
2008年頃 35.8gに実質値上げ | Amazon |
2014年 34gに実質値上げ | お菓子の菓子爺 |
2022年 103円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2023年 110円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年2月 119円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年11月 149円に値上げ | PR TIMES |
2025年2月 175円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
ジャイアントカプリコの値上げ解説
1970年に発売された「カプリコ」の容量を約1.5倍にして独立させたのが、1986年発売の「ジャイアントカプリコ」。カプリコといえば「ジャイアントカプリコ」を思い浮かべる人も多いであろう、人気のロングセラー商品となっています。
ジャイアントカプリコの特徴といえば、「ジャイアント」とはほど遠いその大きさと、その大きさをもってしても「軽すぎじゃね?」と感じざるを得ないその重量。
90~100gほどある同社のジャイアントコーンを想像してジャイアントカプリコを手に取ると拍子抜けする。パッケージを含めても40gあるかないかくらいだからね。箸より重いものを持ったことがない婦女子以外は「ふぁ?」ってなること必至。
故ジャイアント馬場氏がCMをしていた1986年の発売当時、どの程度ジャイアントだったのか定かではないが、確認できる限り2005年時点でジャイアントカプリコ<いちご>は1本36.8gと、すでにジャイアントではなかった。
2008年頃には35.8gに実質値上げされ、2014年頃には34gに減量し現在に至る。
「ジャイアントカプリコって昔に比べてずいぶん小さくなったよな」と感じている人も多いと思いますが、大きさ自体はそれほど変わっていない。元からジャイアントではなかったのだよ。
大人になって体が大きくなったため、相対的にジャイアントカプリコが小さくなった印象を受けているだけかと。エアの容量を増やし、大きさを変えないまま軽くしているのは間違いないが。
一方、価格に関しては1986年の発売以来税別100円を維持してきたものの、2022年の激しい物価上昇に耐え切れず、江崎グリコは幅広い商品において3~11%の値上げを実施。ジャイアントカプリコは103円に。
それから半年もしない2023年2月に110円、2024年2月119円に値上げし、2024年11月にはチョコレートを増量したうえで一気に149円に値上げしやがりましたよ。
チョコレート4.7%増量っていっても、全体の内容量的には34gが35.4gになったに過ぎない。たった1.4g増やしただけで30円値上げってどいうことだよ。
グリコは2024年9月にチョコレート菓子を中心に値上げを行っており、ジャイアントカプリコは単純な「値上げ」という形ではなく、リニューアルという体で大幅値上げしたということなんだろう。
しかも、それからわずか3か月後となる2025年2月には175円へと値上げ。この175円という価格はあくまでも参考小売価格であり、基本はオープン価格。セブンイレブンでは税込204円となっている。価格だけはしっかりジャイアント化。
ジャイアントカプリコが発売された1980年代は、色々なエアインチョコが登場した時期。1980年発売の「霧の浮舟」、1988年発売の「ぬ~ぼ~」、1989年発売「ぷくぷくたい」など、バリエーションに富んでいた。
しかし、現在生き残っている主要な商品はジャイアントカプリコとぷくぷくたいくらい。あとはネスレのエアロがひっそりと存在している程度か。
ほろっとして、ふわっと溶けるエアインチョコ独特のくちどけは魅力的ながら、美味しいチョコレート菓子が溢れる昨今、エアインチョコの優位性は薄れているといったところか。
貧乏性の私としては、エアインチョコの宿命ともいえる重量のなさはちょっと損した気分になっちゃうしね。ジャイアントカプリコは35.4g・175円、ぷくぷくたいは16.5gで80円…うん、無理だね。
いちごチョコ好きも相まって、食べりゃ確かに美味しい。でも目方重視の私は店頭で選択肢に入ることは絶対にない。また、どちらかというと子供向けの商品であるため、人に貰うこともない。
私には縁がないお菓子という結論になるか。