SUNAO(スナオ)クリームサンドの値上げ情報
メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
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商品名 | SUNAO(スナオ)クリームサンド |
内容量 | 75g(12.5g×6枚) |
参考小売価格 | 280円(税別) |
原材料 (アーモンド&バニラ) |
小麦粉、ショートニング、砂糖、難消化性デキストリン、植物油脂、イソマルトデキストリン、発酵バター、マーガリン、乾燥おから、小麦たんぱく、アーモンド、アーモンドペースト、クリームパウダー、豆乳パウダー、小麦胚芽、食塩、バター加工品、デキストリン、バニラビーンズシード/加工デンプン、膨脹剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、ヤマモモ抽出物)、甘味料(スクラロース)、カロチン色素、(一部に乳成分・小麦・大豆・アーモンドを含む) |
栄養成分 1枚当たり(12.5g) |
エネルギー 65kcal たんぱく質 1.1g 脂質 4.2g 炭水化物 6.8g 食塩相当量 0.066g |
発売日 | 2019年4月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2019年4月~ | 12.5g×6枚 | 250円 |
2023年2月~ | 12.5g×6枚 | 280円 |
2024年2月~ | 3~13%値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
250円→280円 | 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
3~13%値上げ | 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2019年 75g 250円 | 江崎グリコ ニュースリリース |
2023年 280円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年 3~13%値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
SUNAO(スナオ)クリームサンドの値上げ解説
もともと低カロリーのアイスとして登場したグリコの「SUNAO(スナオ)」シリーズから、待望のビスケットが登場したのが2018年。それから1年後となる2019年に第二弾として発売されたのが「SUNAO(スナオ)クリームサンド」です。
罪悪感のないクリームサンドとか最高だよね。
2019年に発売されたSUNAO クリームサンドの内容量は12.5g×6枚の計75g、税別250円となっており、新しい商品ということもあって2022年まで値上げやステルス値上げは行われてきませんでした。
しかしグリコは2023年2月に幅広い菓子類を7~13%値上げすると発表しており、SUNAO クリームサンドのその対象に。2019年発売時250円だったSUNAO クリームサンドは280円に値上げされています。
さて、このSUNAOシリーズ、アイスこそしっかりと低カロリーに仕上がっているものの、ビスケットに関してはさほど低カロリーではない一方、やたらと高額なことが“SUNAO ビスケット”の記事で露呈してしまった。
で、クリームサンドの方はどうなのか非常に気になるよね、そうだよね。
というわけで、SUNAO ビスケットに続き、ここでもクリームサンドの定番商品とSUNAO クリームサンドの栄養成分を比較してみましょう。
比較対象はクリームサンドの雄「オレオ」と、長い歴史を誇る「ビスコ」。それぞれ1枚当たりの重量が異なることから、SUNAO ビスケットの時と同様に、SUNAO クリームサンドの12.5gに換算して掲載します。
なお、SUNAO クリームサンドはフレーバーは「アーモンド&バニラ」ね。
商品名 | SUNAO (1枚12.5g) |
オレオ (3枚29.4g) |
ビスコ (5枚21.5g) |
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エネルギー | 65kcal | 63kcal (147kcal) |
63kcal (108kcal) |
たんぱく質 | 1.1g | 0.7g (1.6g) |
0.7g (1.2g) |
脂質 | 4.2g | 3.4g (6.4g) |
2.8g (4.9g) |
炭水化物 | 6.8g 糖質:4.5g 食物繊維:2.3g |
8.8g (20.8g) |
8.5g 糖質:8.1g 食物繊維:0.4g (14.6g) |
食塩相当量 | 0.066g | 0.13g (0.3g) |
0.064g (0.11g) |
ご覧の通り、SUNAO クリームサンドのカロリーは全然低くない。
人工甘味料であるスクラロースを使用し、オレオやビスコに比べ約半分の糖質量に抑えられていることから、一応「低糖質」に関しては嘘偽りはないものの、脂質が多いためカロリーはどうしても高くなる。
「1g=4kcal」で計算される炭水化物において、食物繊維は実質「1g=0~2kcal」であるため、食物繊維が多ければ栄養成分上のカロリーより実際の摂取カロリーは低くなるのだが、その食物繊維も2.3gと少量。
これでは、仮に食物繊維のカロリーを「0kcal」で計算しても、1枚当たり60kcalあることになる。はっきり書いてしまえばSUNAO ビスケット以上の役立たず。
ダイエットや体型維持の効果は一切期待できないと言っていいでしょう。
この程度の内容にもかかわらず、SUNAO クリームサンドは内容量12.5g×6枚の計75gで参考小売価格は税別280円だよ。比較対象としたオレオは内容量116gで税別180円、ビスコは64.5gで120円。
消費者なめるのもいい加減にしろよ、江崎グリコ。
糖質摂取量を1gでもいいから抑えたいという人や、お菓子を食べるという罪悪感を少しでも和らげたいという人向けの商品か。
多くの人が抱える「痩せたい」「太りたくない」という願望に付け込み、ちょっと糖質を減らしただけで平凡なカロリーの商品を高額で売りつける…天下のグリコもあこぎな商売しやがる。