いちごポッキーの値上げ・実質値上げ情報

いちごポッキーの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 いちごポッキー<8袋>
内容量 93.6g(11.7g×8袋)
参考小売価格 306円(税込)
原材料 小麦粉、砂糖、植物油脂、乳糖、全粉乳、ショートニング、いちごパウダー、イースト、食塩/アカビート色素、調味料(無機塩)、香料、乳化剤、膨脹剤、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
栄養成分
1袋当たり(11.7g)
エネルギー 60kcal
たんぱく質 0.80g
脂質 2.7g
炭水化物 8.0g
食塩相当量 0.047g
発売日 2007年12月(箱は1976年)

いちごポッキー(箱)
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1970年代~ 37g 70円
1980年代~ 40g 80円
2008年7月~ 33g 84円
2012年8月~ 42g 105円
2014年3月~ 41g 105円
2016年3月~ 販売終了

いちごポッキー(大袋)
年月日 内容量 参考小売価格(税込)
2007年12月~ 135g(7本×10袋) 298円
2008年8月~ 119g(7本×9袋) 298円
2016年頃~ 122.4g(7本×9袋) 306円
2022年9月~ 108.8g(7本×8袋) 306円
2023年2月~ 93.6g(6本×8袋) 306円
2024年2月~ 3~13%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
40g→33g なし
33g→42g
84円→105円
1976年の発売以来、最大のリニューアル。パッケージサイズ、デザイン、内容量、価格を全面的に刷新。
箱販売終了 なし
135g→119g なし
119g→122.4g なし
122.4g→108.8g 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。
108.8g→93.6g 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。
3~13%値上げ 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
1970年代 37g 70円 ポッキーマニア
2007年 10袋 135g もぐナビ
2008年 9袋 119gに実質値上げ もぐナビ
2022年 8袋 108.8gに実質値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2023年 93.6gに実質値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年 3~13%値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

いちごポッキーの値上げ解説

現在、いちご味のポッキーといえば「つぶつぶいちごポッキー」が主流となっている様子。しかし30代より上の世代ともなると、“つぶつぶじゃないヤツ”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

そう、香料むき出しの安っぽい苺チョコがコーティングされた「いちごポッキー」です。そしていちごポッキーといえば、一般的なポッキーチョコレートの半分くらいの幅しかない「箱入り」が印象的でしたよね。

箱入り時代のいちごポッキー

そんな箱入りのいちごポッキー、長らく40g税別80円という価格で売られていたものの、2008年に33gにステルス値上げされ、2012年の大幅リニューアルにより42g税別100円に値上げ。

そして2016年3月に、「香料・着色料無添加」という売り文句で登場した「やさしい甘さのポッキー いちご」と入れ替わるように姿を消すことに。以降、我々が慣れ親しんだ箱入りのいちごポッキーが日の目を見ることはありませんでした。

やさしい甘さのポッキー いちご

ちなみにこのやさしい甘さのポッキー いちご、内容量27g、価格は税別80円。つぶつぶとか無添加とか求めてないからっ! あの安っぽい苺フレーバーだからこそのいちごポッキーなんだよっ!!

ただ、昔ながらのいちごポッキーが滅びたわけではなく、現在も大袋として細々と生存している。

その大袋は2007年12月に発売され、当時のポッキーチョコレートの大袋と同じく10袋入り、1袋7本13.5gの計135gで、価格は税別284円となっていました。

しかし発売から1年足らずで9袋(119g)に減量。2016年頃に1本当たりの重量が若干増え1袋122.4gになるも、2022年9月に8袋入りにステルス値上げ。内容量108.8gに対し参考小売価格は税別284円のままなのだから、割高感ハンパない。

ちなみにパッケージの推移はこんな感じ。

いちごポッキー大袋・10袋・9袋・8袋

さらに2023年2月、グリコは内容量を10~14%減らすと発表していたため「7袋になるんだろうな」と思っていたら、予想に反して8袋のまま1袋当たり1本減らすという対応に。

仮に1袋当たりの本数そのままに7袋に減らしていたとしたら、内容量は13.6g×7袋の計95.2gだったはず。しかし8袋のまま1袋当たり1本減らしたものだから、内容量は11.7g×8袋の計93.6gになった。

えげつねぇ…グリコえげつねぇよ…

苺の果肉を使用したクリームを2度がけすることで上質な味わいを実現した「つぶつぶいちごポッキー」と違い、昔ながらのいちごポッキーは香料全開の安っぽい苺チョコをプレッツェルにかけただけのチープな味。

プレッツェルとの相性も、ミルクチョコレートを使用したポッキーチョコレートに比べれば劣ると言わざるを得ない。

それでもこのチープないちごポッキーがたまらなく美味しいのよ。ラ王やマルちゃん正麺よりカップヌードルやチキンラーメンを食べたくなる感覚と似ているかもしれない。

それだけに、気軽にちょびっと食べられる箱入りがなくなってしまったことを残念に感じている人も多いのではないでしょうか。…まあ、無くなってしまった理由は“売れないから”に尽きるだろうから、販売終了も致し方ないのかもしれないが…

いちごポッキー<8袋>は特売時などでも税別178円~198円ほど。それで内容量93.6g…思い出補正を加味しても選択肢には入りづらいというのが正直なところ。

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