かっぱえびせんの値上げ・実質値上げ情報

かっぱえびせんの値上げ情報
メーカー カルビー株式会社
商品名 かっぱえびせん
内容量 26g・77g
参考小売価格 50円・150円(税別)
原材料 小麦粉、植物油、でん粉、えび、砂糖、食塩/膨脹剤、調味料(アミノ酸等)、甘味料(天草)
栄養成分
1袋当たり
(77g)
エネルギー 383kcal
たんぱく質 5.1g
脂質 17.2g
炭水化物 51.9g
食塩相当量 1.3g
発売日 1964年

かっぱえびせん レギュラーサイズ
年月日 内容量 参考小売価格
1964年~ 130g 50円
1977年時点 110g 70円
1999年10月時点 100g 120円
2000年6月時点 100g 130円
2008年~ 90g 130円
2019年7月~ 85g 130円
2022年6月~ 77g 130円
2022年11月~ 77g 150円
2023年6月~ 77g 160円

かっぱえびせん ミニサイズ
年月日 内容量 参考小売価格
2002年6月時点 30g 40円
2008年~ 26g 40円
2022年6月~ 26g 45円
2022年11月~ 26g 50円
2023年6月~ 26g 55円前後

かっぱえびせん ミニ4
年月日 内容量 参考小売価格
2003年4月時点 14g×4袋 オープン価格
2008年~ 12g×4袋 オープン価格
2022年6月~ 12g×4袋 約10%値上げ
2022年11月~ 12g×4袋 10~20%値上げ
2023年6月~ 12g×4袋 3~15%値上げ

参考サイト
公式サイト カルビー株式会社
2002年6月リニューアル発売時 インターネットアーカイブ
2008年5月時点で90gを確認 カルビー公式サイト
2019年7月 85gに実質値上げ カルビー ニュースリリース
2022年6月 77gに実質値上げ カルビー ニュースリリース
2022年11月 150円に値上げ カルビー ニュースリリース
2023年 160円に値上げ カルビー ニュースリリース

かっぱえびせんの値上げ解説

今も販売を続けているカルビーのスナック菓子の中において最も歴史ある商品といえば「かっぱえびせん」です。その登場は東京オリンピックが行われた1964年とあって、この世に存在していなかった人も多いことでしょう。

そんなかっぱえびせん、1964年の発売当初は130g入りで50円。相当ボリューミーですね。しかしその後は減少の一途を辿ることになります。

確認できる範囲では1977年時点で110g入り70円となっています。「昔は120gくらい入っていた」という情報もありましたが、それを裏付けるものがなかったので掲載を見送っています。

昭和52年のかっぱえびせん110g70円
出典:twitter


その後1999年頃に100gへ実質値上げ。2008年には90gになりしばらくは安定するも、2019年7月になって価格を据え置いたまま85gへステルス値上げ。

そして、圧巻なのが2022年以降。

新型コロナウイルスからの回復に加え、ロシアによるウクライナ侵攻が重なったこともあり、2022年6月に77gへと実質値上げ。さらに同年11月には、それまで内容量を減らしてまで守ってきた130円という価格を一気に150円に値上げします。

理由は原材料価格の高騰。2021年年末にカルビーはポテトチップスの値上げを発表し、2022年2月に実施されたことから、かっぱえびせんの値上げも時間の問題だとは思っていましたが、まさかここまでとは…

それでもカルビーは止まらず、2023年6月にはさらに10円値上げして160円に。

昔に比べ、かなり少なくなった&高くなったのは間違いありません。「大容量&安価」が売りだったかっぱえびせんも、今や「平凡な内容量&高価」に成り下がってしまった。

一般に販売されているスナック菓子のレギュラーサイズの内容量は概ね55~70gくらい。それらと同じ価格帯のかっぱえびせんが85gというのはかなり良心的だったと思われ、80g入りのサッポロポテトを含めカルビーの良心と感じていました。

そんなかっぱえびせんも77g、サッポロポテトは72gだよ…

新型コロナウイルスを経て需要が一気に高まった影響や、ロシアのウクライナ侵攻を受けての原材料価格の高騰ですので、いずれ原材料価格は下がる。

しかし、原材料価格を理由にした過去の値上げを鑑みても、かっぱえびせん含めカルビーのスナック菓子の内容量が戻ることは100%ありえないでしょう。基本的にメーカーは一度値上げした商品はコストが下がっても値下げしないのだ。

個人的な話をすると、昔から桜えびの風味があまり好きではなかったことから、私自身がかっぱえびせんを能動的に食べることはありませんでした。

ただ、最近は中年になって味覚が変わったのか、酒のつまみに合うことが判明したからなのか、はたまたそのコストパフォーマンスに引かれたからなのか、安く売られているのを見た時は購入することも。

税込70円以下が絶対条件だがな。

度重なる実質値上げにより内容量が減ったとはいえ、他のスナック菓子に比べれば比較的量が多い方ですし、1本1本が細いからちまちまと食べることでいっぱい食べた気になれる点は素晴らしい。

このあたり、サッポロポテト つぶつぶベジタブルと双璧をなす。それもそうか、サッポロポテトは元々かっぱえびせんの姉妹品として発売されているわけですしね。

味はサッポロポテトの方が好きだが量はかっぱえびせんのほうが多い…同じ値段で安売りされていたら大いに迷うところ。

え? カルビーのお菓子ならポテトチップスだろうって? あんなセレブリティ御用達のラグジュアリー高級菓子、私はとても手が出ませんよ。

お菓子は質より量だ!!(かっぱえびせんに失礼)

しかし、それもこれも2022年以前の話。かっぱえびせんやサッポロポテトは、70円を切る価格で80g以上のスナック菓子が買えるという点に大きな価値があったわけで、75g前後の内容量で98~128円になっては、もはや買う理由は見当たらない。

さよなら、かっぱえびせん…

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