さやえんどうの実質値上げ情報

さやえんどうの値上げ情報
メーカー カルビー株式会社
商品名 さやえんどう
内容量 26g・61g
参考小売価格 167円(税別)
原材料 えんどう豆(輸入)、植物油、ライスグリッツ、食塩、ぶどう糖、グリーンピースパウダー、デキストリン/調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料(小麦・大豆由来)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(スクラロース)
栄養成分
1袋当たり
(61g)
エネルギー 293kcal
たんぱく質 10.5g
脂質 15.0g
炭水化物 32.2g
食塩相当量 0.4~0.9g
発売日 1993年

さやえんどう レギュラーサイズ
年月日 内容量 想定価格(税込)
2000年10月~ 80g 120円
2007年7月~ 70g 120円
2019年7月~ 67g 120円
2022年6月~ 61g 120円
2022年11月~ 61g 139円
2023年6月~ 61g 149円
2024年6月~ 61g 158円
2025年9月~ 61g 167円

さやえんどう ミニサイズ
年月日 内容量 想定価格(税込)
2000年10月~ 28g 40円
2007年7月~ 26g 40円
2022年6月~ 26g 45円
2022年11月~ 26g 50円
2023年6月~ 26g 55円
2024年6月~ 26g 60円
2025年9月~ 26g 65円

参考サイト
公式サイト カルビー株式会社
2000年 80g130円 カルビーニュースリリース
2007年 70gへ実質値上げ カルビー ニュースリリース
2019年 67gに実質値上げ カルビー ニュースリリース
2022年 61gに実質値上げ カルビー ニュースリリース
2022年11月 139円に値上げ カルビー ニュースリリース
2023年6月 149円に値上げ カルビー ニュースリリース
2024年6月 158円に値上げ カルビー ニュースリリース
2025年9月 167円に値上げ カルビー ニュースリリース

さやえんどうの値上げ解説

春から夏にかけて旬となるさやえんどう(絹さや)の形を模したスナック菓子であるカルビーの「さやえんどう」。なんのひねりもないな。

発売時となる1993年の価格や内容量は不明ですが、2000年時点では80g入り120円というのが確認できます。2007年には12.5%減となる70gへステルス値上げ(実質値上げ)。この頃のカルビーは片っ端から値上げを行っている。

その後は長期にわたり70gを維持していたものの、10%への消費税増税が迫る2019年7月に67gへ。そして2022年6月には61gにステルス値上げ。昔は一袋にけっこう入っていた印象だったが、もはやスカスカですよ。

また、他のカルビーの商品の動向を見るに、1998年頃のさやえんどうの想定価格は118円くらいだったと思われる。2000年時点で120円の商品は大体が1998年時点で118円ですからね。

しかし、さやえんどうやかっぱえびせん、サッポロポテトなど、カルビーの120円シリーズ(?)のスナック菓子は2022年11月に終わりを告げる。なぜなら2022年11月から120円のスナック菓子を139円に値上げし、さらに2023年6月には148円に。

それでもやめられない止まらないのがカルビー。2024年6月158円、2025年9月には167円へと値上げ。

新型コロナからの回復や、ロシアによるウクライナ侵攻により、2022以降はお菓子を含め様々な商品が値上げされ多のは確か。それにしてもカルビーの値上げっぷりは容赦ない印象ですけどね。

ところでこの「さやえんどう」、パッケージに「食物繊維たっぷり」と書いてあり、かつ油の使用を極力避けていることもあって“ちょっと健康的なスナック菓子”という印象がある。しかしなんとも胡散臭い…

で、実際の食物繊維量を見てみると61g入り時点で食物繊維6.5gとある。炭水化物量は32.2gと他のスナック菓子と大差ないものの、食物繊維が多めな分だけ糖質は控えられています。ちょっとだけどな。

でもさ、豆系のスナックといえばさやえんどうより東ハトの「ビーノ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際私もどちらかといえばビーノの方が馴染みがある。

ちょっと調べてみたら内容量はさやえんどうの61gに対しビーノが56g。以前はビーノの方が量が多かったものの、相次ぐステルス値上げで逆転してしまった。

一方の価格はというと、カルビーのさやえんどうは近年大幅値上げされているのに対し、ビーノは量を減らして値上げを抑える方向らしく、参考小売価格はビーノの方が20~30円ほど安い。

食べた印象としては、ある程度塩気が効いていてサクサク、いかにもスナック菓子らしい食感なのがさやえんどう、塩気が少なく素朴、豆の風味がありやや独特の軽い食感が売りのビーノといったところ。

ちなみに発売日はさやえんどうの1993年に対しビーノは1991年。悪く言えばさやえんどうは“二番煎じ”となる。そういえばポテトチップスも湖池屋の二番煎じだったが、巧みな広告・商品展開で先発を喰い首位に躍り出たのよね。

個人的にはさやえんどうよりビーノの方が好き。でもカロリー的にはさやえんどうが61gで293kcal、ビーノが56gで346kcal。ずいぶんとカロリー控えめだな、さやえんどうの野郎!

こうやって栄養成分を見比べてみると、さやえんどうは炭水化物多め、ビーノは脂質多めであることが分かります。ビーノの方が量が少ないのにカロリーが高いのは、ひとえに脂質の多さによるもの。

えんどう豆というのは本来極めて脂質の少ない食材のはずだし、さやえんどうもビーノもノンフライ…にもかかわらずこれだけ脂質が多いのは、生地にたっぷり植物油脂を試用しているから。

原材料を見ると、どちらも2番目に植物油が記載されているからね。それでもさやえんどうの方が脂質少なめでカロリーも低く、たんぱく質と食物繊維は多めとなっているので、さやえんどうの方が健康的といえるかと。

体重や摂取カロリーを気にする私としては、さやえんどうがここまで低カロリーだとこっちを選びたいところだが…内容量5g多いとはいえ、実勢価格で20円くらいの差は如何ともしがたい。

同じ売り場に売られていたら、貧乏な私は結局ビーノを手に取るんだろうな。

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