ア・ラ・ポテトの値上げ、実質値上げ情報
メーカー | カルビー株式会社 |
---|---|
商品名 | ア・ラ・ポテト |
発売日 | 1989年 |
ア・ラ・ポテト | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 想定価格(税込) |
1998年9月時点 | 95g | 138円 |
2001年9月時点 | 90g | 150円 |
2004年9月時点 | 85g | 150円 |
2007年9月~ | 80g | 150円 |
2011年9月~ | 72g | 150円 |
2019年9月~ | 72g | 160円 |
2020年9月~ | 72g | 155円 |
2022年9月~ | 67g | 170円 |
2023年9月~ | 67g | 180円? |
参考サイト | |
---|---|
公式サイト | カルビー株式会社 |
1998年 95g 138円 | カルビーニュースリリース |
2001年 90g 150円 | 日本食糧新聞 |
2004年 85gに実質値上げ | カルビー ニュースリリース |
2007年 80gに実質値上げ | カルビー ニュースリリース |
2011年 72gへステルス値上げ | カルビー ニュースリリース |
2022年 67g 170円 | グルメWatch |
ア・ラ・ポテトの値上げ解説
カルビーのア・ラ・ポテトといえばギザギザの厚切りが特徴的な商品。
形状的には同社の「ポテトチップス ギザギザ」や「ピザポテト」の姉妹品のように見えますが、これらが定番商品である一方、ア・ラ・ポテトは新じゃが使用が最大の売りであるため秋冬限定商品というのが大きな違い。
そんなア・ラ・ポテトの登場は1989年。カルビーのスナック菓子の中においてそれほど歴史があるわけではないものの、価格を据え置いたまま内容量を減らすステルス値上げの激しさは同社の中でも屈指の存在。
今から20年以上前となる1998年の時点でア・ラ・ポテトのうすしお味は内容量95gに対し想定価格は138円でした。たっぷり入っている割にそれほど高くなかったんですね。
しかし2000年頃には90gに減らされたうえでメーカーの参考小売価格も150円に値上げ。カルビー容赦ないな。
その後もステルス値上げは続く。2004年頃には85gになり、2007年には80g、そして2011年になって一気に10%のダイエットを行いゲッソリと72g。
2022年には原材料や円安などの影響により5g減らして67gとしたうえで、価格も155円から170円に値上げ。2023年6月にカルビーは大規模な値上げを行うことから、2023年9月に発売されるであろうア・ラ・ポテトは180円ほどになると見られる。
現在67gのア・ラ・ポテトは、95g時代から考えると約30%も減っている計算に。「どんな理由があってそれだけ実質値上げしているんだよ」と思って調べてみるも、期間限定のア・ラ・ポテトに関してはカルビーはその理由を一切明らかにしていない。
カルビーって内容量減少のアナウンスをすることはほとんどないんですよね。リニューアルにかこつけてひっそりと内容量を減少させる方式を得意とする。
まあ、アナウンスしたところで「原材料価格や人件費、輸送費の高騰」というお決まりの理由を並べるだけなんだろうから大した意味はないが。もちろん本当の理由が“より利益を追求したいから”なのは言うまでもない。
ア・ラ・ポテトは秋季限定であるため、2022年6月や9月にカルビーが行った値上げリストに入っていませんでしたが、他のポテトチップスが大幅値上げし、それに追随する形で減量&値上げ。
このア・ラ・ポテト、新じゃが使用が最大の売りではあるものの、油で揚げ水分を飛ばすというポテトチップスということもあり、新じゃが特有のみずみずしさはほとんど失われ“新じゃが感”はほとんどない。
ジャガイモの風味を感じさせるための薄めの塩加減と、一般的に新じゃがを使用することが多い「じゃがバター」をフレーバーに設定しているあたりで“新じゃが感”を演出していると言っても過言ではないでしょう。
ア・ラ・ポテトが美味しいのは確かではあるものの、「わ~、新じゃがだから美味しい~」とはならない。ポテトチップス ギザギザの別バージョンという趣。少なくとも私のバカ舌にはア・ラ・ポテトの新じゃが感を感じ取ることはできない。
カルビーって他のメーカーに比べ極力ステルス値上げをしないよう努力している印象があるのだが…高級路線を敷くア・ラ・ポテトには当てはまらないらしい。