明治 アーモンドチョコレートの値上げ情報

明治 アーモンドチョコレートの値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 アーモンドチョコレート
内容量 79g(18~19粒)
参考小売価格 300円(税別)
原材料 砂糖(外国製造)、アーモンド、植物油脂、全粉乳、カカオマス、乳糖、還元水あめ、ココアバター/レシチン、香料、光沢剤、(一部に乳成分・アーモンド・大豆を含む)
栄養成分
1箱(79g)
エネルギー 449kcal
たんぱく質 9.2g
脂質 30.2g
炭水化物 37.1g
食塩相当量 0.1g
発売日 1961年7月

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
1999年時点 84g 200円
2002年1月~ 130g 200円
2007年3月~ 105g 200円
2011年9月~ 96g 200円
2014年~ 88g 200円
2015年7月~ 88g 220円
2022年5月~ 88g 230円
2023年7月~ 79g 230円
2024年9月~ 準チョコレート化
2024年10月~ 79g 270円
2025年6月~ 79g 300円

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
1999年 84g 200円 明治 チョコレートカタログ
2002年 130gに大増量 日本食糧新聞
2007年 105gに実質値上げ 明治 商品カタログ
2011年 96gに実質値上げ もぐナビ
2014年 88gに実質値上げ 日本経済新聞
2015年 220円に値上げ 明治 プレスリリース
2022年 230円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 79gに実質値上げ 明治 プレスリリース
2024年9月 準チョコレートに格下げ JCASTニュース
2024年10月 270円に値上げ 明治 プレスリリース
2025年6月 300円に値上げ 明治 プレスリリース

明治 アーモンドチョコレート値上げの解説

明治のアーモンドチョコレート、美味しいですよね。「アーモンドチョコは明治のに限る」と感じている人も多いのではないでしょうか。しかしこの商品は豪快な値上げやステルス値上げをかましている商品でもあります。

1990年代後半のアーモンドチョコレートの内容量は84gで価格は税別200円。現在とあまり変わらない内容量、価格もそれほど安かったわけではないことから、この時期の規格・価格だけ見ると値上げや実質値上げは最小限のように感じる。

ただね、アーモンドチョコレートは2002年に内容量55%増量の130g、しかも価格は200円で据え置くという信じられないようなリニューアルを行う。ただしこの段階では「40周年を記念して期間限定で55%増量」というスタンスだった。

しかしこの130gという内容量は2007年まで続くことに。

ちなみにこの130gへの大増量、明治と同じ2002年1月15日にロッテのアーモンドチョコも105gから130gへと増量している。理由は「日頃の感謝を込めて」とのこと。

明治とロッテ、どちらが先に「130gに増量する」と言い出したのはわからないが、ガチンコのライバルが一気に130gに増量したら追随せざるを得ないよね。

この130g化、元々は本当に期間限定のつもりだったのかもしれない。しかしロッテのアーモンドチョコレートと横並びになってしまったため、引くに引けない状況に陥ってしまったのかも。

しかし明治の良心的な対応もここまで。

2007年105gへとステルス値上げをしたのを皮切りに、2011年96g、2014年88gに減量。その後は値上げに舵を切り、2015年に20円値上げして220円に。さらに2022年に230円、2023年7月79gへとステルス値上げ。

その理由を尋ねれば「チョコやアーモンドなど原材料価格の高騰」というお決まりのセリフを口にするのでしょう。この定型文、もううんざり。

それでも値上げは止まらず、2024年10月270円、2025年6月には300円に値上げ。内容量はガンガン減るわ価格はガンガン上がるわの二重苦…かと思いきや、もう一つ「苦」が存在する三重苦だった。

それが2024年9月生産分から実施された「準チョコレート化」。

準チョコレートになった明治 アーモンドチョコレート

同じく準チョコレートに格下げされたマカダミアチョコレートやきのこの山、たけのこの里などのページでも散々書いてきましたが、コストのかかるココアバターを減らし植物油脂を増やした結果、「チョコレート」の要件を満たさなくなってしまった。

CMなどで積極的に「チョコレートは明治」を標榜することで、消費者に「質の高いチョコレートを作る企業」という印象を植え付けてきた明治。

そのためカカオ豆高騰に際し、質の高いチョコレートを維持しながらの値上げであれば一定の理解を得られるだろう。

しかし、カカオ豆高騰を理由に散々値上げした挙句、チョコレートの質を下げるまさかの準チョコレート化。しかもこれに関してはニュースリリースなどでの公式な発表は一切なし。価格据え置きでこっそりとチョコの質を下げましたと。

ちなみにこの準チョコレート化の動きは明治に限らず、森永製菓のダースやロッテのアーモンドチョコレート、カバヤの主要一口チョコなど、近年多くの菓子メーカーが行っております。

でもね、それを「チョコレートの明治」がやってしまう、しかも誰もが知る複数の大人気商品で行ったことに衝撃を禁じ得ない。そのうえでその後も「チョコレートは明治」のCMを流しているからね。

これ、消費者に対する裏切りじゃないのかね? 少なくとも私自身はこの一件で明治の印象はかなり悪くなった。

そんな明治、カカオ豆高騰を理由に散々値上げし、準チョコレート化まで行ってきたわけだけど、じゃあ「カカオ豆の価格が安くなったら値下げや再チョコレート化するのか?」と問われれば、答えは「NO」だろう。

メーカーとしては、高かろうが質が下がっていようが売れているものを値下げする理由はない。

また、アーモンドチョコレートを再び「チョコレート」に戻す可能性も限りなくゼロに近いだろう。低コストで製造できるようになり明治としても万々歳だし、これでカカオ豆の価格が下がれば笑いが止まらないだろうよ。

とはいえ、それでも明治のアーモンドチョコレートは他のメーカーのものより美味しいと感じる。しかしそこに胡坐をかいてこの対応じゃあねぇ…我々の給料はたいして上がっていないというのに。

ただ、2000年までは200円で84gしか入っていなかったのも確か。2001年に行われた130gへの大増量がイレギュラーと考えれば、22年経って79g・300円という規格・価格は許容範囲といえるのかもしれない。

消費者を喜ばすために行ったであろう130gへの大増量。しかし結果的にはそれが激しいステルス値上げを引き起こす原因となり、消費者にも「昔に比べてめちゃくちゃ減った」との印象を植え付けてしまった。

でもね、明治もロッテも130g・200円で6年間やっていけていたわけだ。むしろ2000年までの84gがぼったくりだっただけで。だから130g・200円を基準に今の規格・価格を断じてもまったく問題ないと考える。

1gあたりの単価で考えると、現在の79g・300円という内容量・価格は130g・200円時代の約2.5倍。

今後カカオ豆や原油の価格が下がることがあっても、アーモンドチョコレートの価格が値下げされたり、内容量が増えたり、再びチョコレート化することはないだろう。

なんかもううんざりするよね。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧