明治 アーモンドチョコレートの値上げ情報

明治 アーモンドチョコレートの値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 アーモンドチョコレート
内容量 79g(18~19粒)
参考小売価格 270円(税別)
原材料 砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、還元水あめ/レシチン、香料、光沢剤、(一部に乳成分・アーモンド・大豆を含む)
栄養成分
1箱(88g)
エネルギー 500kcal
たんぱく質 10.3g
脂質 33.6g
炭水化物 41.4g
食塩相当量 0.1g
発売日 1961年7月

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
1999年時点 84g 200円
2002年1月~ 130g 200円
2007年3月~ 105g 200円
2011年9月~ 96g 200円
2014年~ 88g 200円
2015年7月~ 88g 220円
2022年5月~ 88g 230円
2023年7月~ 79g 230円
2024年10月~ 79g 270円

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
1999年 84g 200円 明治 チョコレートカタログ
2002年 130gに大増量 日本食糧新聞
2007年 105gに実質値上げ 明治 商品カタログ
2011年 96gに実質値上げ もぐナビ
2014年 88gに実質値上げ 日本経済新聞
2015年 220円に値上げ 明治 プレスリリース
2022年 230円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 79gに実質値上げ 明治 プレスリリース
2024年10月 270円に値上げ 明治 プレスリリース

明治 アーモンドチョコレート値上げの解説

明治のアーモンドチョコレート、美味しいですよね。「アーモンドチョコは明治のに限る」と感じている人も多いのではないでしょうか。しかし美味しい明治のアーモンドチョコは豪快なステルス値上げをかましている商品でもあります。

1990年代後半のアーモンドチョコレートの内容量は84gで価格は税別200円。現在とあまり変わらない内容量、価格もそれほど安かったわけではないことから、この時期の規格・価格だけ見ると値上げや実質値上げは最小限のように感じる。

ただね、アーモンドチョコレートは2002年に内容量55%増量の130g、しかも価格は200円で据え置くという信じられないようなリニューアルを行う。ただしこの段階では「40周年を記念して期間限定で55%増量」というスタンスだった。

しかしこの130gという内容量は2007年まで続くことに。

ちなみにこの130gへの大増量、明治と同じ2002年1月15日にロッテのアーモンドチョコも105gから130gへと増量している。理由は「日頃の感謝を込めて」とのこと。

明治とロッテ、どちらが先に「130gに増量する」と言い出したのはわからないが、ガチンコのライバルが一気に130gに増量したら追随せざるを得ないよね。

この130g化、元々は本当に期間限定のつもりだったのかもしれない。しかしロッテのアーモンドチョコレートと横並びになってしまったため、引くに引けない状況に陥ってしまったのかも。

そんな良心的な対応もここまで。

2007年105gにステルス値上げをしたのを皮切りに、2011年96g、2014年88gに減量。その後は値上げに舵を切り、2015年に20円値上げして220円に値上げしています。

さらに2022年に230円へ値上げし、2023年7月79gへとステルス値上げ。さらに2024年10月には270円に値上げ。内容量はガンガン減るわ価格はガンガン上がるわの二重苦。もうやりたい放題だな。

その理由を尋ねれば「チョコやアーモンドなど原材料価格の高騰」というお決まりのセリフを口にするのでしょう。この定型文、もううんざり。

明治のアーモンドチョコレートは確かに他のメーカーのものより美味しいと感じる。しかしそこに胡坐をかいてこの値上げじゃあねぇ…我々の給料は上がっていないというのに。

ただ、2000年までは200円で84gしか入っていなかったのも確か。2001年に行われた130gへの大増量がイレギュラーと考えれば、22年経って79g・270円という規格・価格は許容範囲といえるのかもしれない。

消費者を喜ばすために行ったであろう130gへの大増量。しかし結果的にはそれが激しいステルス値上げを引き起こす原因となり、消費者にも「昔に比べてめちゃくちゃ減った」との印象を植え付けてしまった。

でもね、明治もロッテも130g・200円で6年間やっていけていたわけだ。むしろ2000年までの84gがぼったくりだっただけで。だから130g・200円を基準に今の規格・価格を断じてもまったく問題ないと考える。

1gあたりの単価で考えると、現在の79g・270円という内容量・価格は130g・200円時代の2.2倍。今後カカオ豆や原油の価格が下がることがあっても、アーモンドチョコレートの価格が値下げされたり、内容量が増えたりすることはないだろう。

なんかもううんざりするよね。

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