ガーナ ミルクチョコレートの値上げ情報
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メーカー | 株式会社ロッテ |
商品名 | ガーナ ミルクチョコレート |
内容量 | 50g |
参考小売価格 | 210円(税別) |
原材料 | 砂糖(国内製造)、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1箱(50g当たり) |
エネルギー 278kcal たんぱく質 3.8g 脂質 16.6g 炭水化物 28.3g 食塩相当量 0.06g |
発売日 | 1964年2月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2000年3月時点 | 50g | 100円 |
2001年12月~ | 75g | 100円 |
2007年8月~ | 70g | 100円 |
2008年~ | 60g | 100円 |
2010年9月~ | 58g | 100円 |
2012年9月~ | 55g | 100円 |
2014年~ | 50g | 100円 |
2015年7月~ | 50g | 110円 |
2022年7月~ | 50g | 120円 |
2023年9月~ | 50g | 130円 |
2024年8月~ | 50g | 150円 |
2024年11月~ | 50g | 170円 |
2025年7月~ | 50g | 210円 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2000年 50g 100円 | ロッテ 商品紹介 |
2001年12月 75gへ実質値下げ | ロッテ 商品紹介 |
2007年8月、70gへ実質値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2008年、60gへ実質値上げ | ロッテ 商品カタログ |
2010年9月、58gへ実質値上げ | 食@新製品 |
2012年9月、55gに実質値上げ | 食@新製品 |
2015年7月、110円に値上げ | 流通ニュース |
2022年 120円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 130円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年8月 150円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年11月 170円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2025年7月 210円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
ガーナ ミルクチョコレートの値上げ解説
日本の“2大板チョコ”の一角であるロッテの「ガーナ」。その中でも最もベーシック、かつ人気なのがミルクチョコレートになります。
明治や森永製菓のミルクチョコレートに比べ歴史は浅いものの、その人気は森永製菓を軽く凌駕し、明治とトップ争いを繰り広げるほど。
調べられる範囲では、2000年頃のガーナ ミルクチョコレートの内容量は50g、価格は税別100円でした。しかし2001年12月頃に「期間限定」という体で内容量を1.5倍…つまり75gへと大増量しています。そしてそのままレギュラー化。
この豪快な実質値下げに「ロッテ超太っ腹じゃん!」と感じるかもしれません。しかし2000年代初頭に板チョコを大増量したのはロッテのみならず、森永製菓や明治も同様。
原材料価格の値下がりなど理由により、価格を据え置いたまま内容量を増やす“ステルス値下げ”が行われたと推測されます。時期的にガーナがいち早く増量しているから、他メーカーも増やさざるを得なかったのかもしれない。
ただ、大手メーカーがこぞって内容量を増やしたとはいえ、明治が70g、森永が65gなのに対し、ロッテのガーナミルクチョコレートは75g。ブランド力で劣る後発ゆえに量が多くなったのかもしれないが、消費者的にはガーナが良心的に見える。
しかしガーナの良心的対応は70gを維持していた2008年中頃まで。その後は明治、森永製菓と歩調を合わせるように実質値上げを繰り返し、内容量もほぼ同じような推移を辿っています。で、現在は50gで横並び。
加えて2015年には従来の税抜100円から110円へ値上げ。また2022年120円、2023年130円に値上げし、国際的なチョコレート価格の高騰に見舞われた2024年、8月150円、11月に170円へと値上げし、2025年7月には一気に210円に。
2007年まで内容量75gで100円だったものが、20年経たずに50g・210円ですよ。内容量が33.3%減少する一方、価格は110%上昇。75g・100円の時の1gあたりの単価が1.33円、50g・210円の現在は4.2円…つまり3.16倍になったわけだ。
ロッテのガーナ、森永製菓・明治のミルクチョコレートの3種のうち、どれが好きかは好みが分かれるところ。シェア的にロッテと明治が首位争いをしていることから、この2つが特に人気なのだろう。
ちなみに私は元々ガーナ派だった。ガーナの口どけの良さは他を圧倒しており、特にガーナブラックが好きだった。ロッテの背景はさておき、純粋に好みだけで判断するならね。
しかし、ブラック含めガーナの口どけの良さは植物油脂によるところが大きいこと、そして明治のミルクチョコレートは植物油脂を使用しない純チョコレートであることを知ってからは見方が変わってしまった。
まあ、私は添加物をあまり気にせず、味に関しても「植物油脂が使われていても美味しければいいじゃん」というタイプの人間なので、やっぱりガーナブラックが好きなのは間違いない。
でも比較的安価な価格帯の商品にもかかわらず純チョコレートを貫いている明治のミルクチョコレートを応援したい気持ちもある。そうはいってもこれだけ高くなってしまった大手メーカー板チョコを買う機会なんて皆無なんだけどね。
にしてもこの真っ赤なパッケージは鮮烈の一言。「シャア専用チョコ」とでも言わんばかりの目立ちっぷりのおかげで売り場でも存在感は凄まじい。 チョコレートらしい色をあえて排除したことが奏功した良い例か。
…あ、調べてみたら、ガンダムとコラボしていたのは明治なのね。「シャア専用アーモンドチョコケース」って…そこはガーナ擁するロッテが頑張れよ。
10年くらい前までは安売りだと68円くらいになることもあったガーナミルクチョコレートだが、最近は100円…どころか2倍の140円でも買えなくなってきた印象。
相次ぐステルス値上げや値上げでやせ細りつつ高価になってしまったガーナミルクチョコレートを横目に見つつ、「かつて75gだった頃のはどのくらい大きかったんだろう?」と思いを馳せる。
そして別のお菓子買う。50gで実勢価格150~180円とか明らかにコスパ悪いから、板チョコなど絶対に買わん。シャア専用になっても買わん。そもそもガンダム興味ないしな。