ガーナミルクエクセレントの値上げ情報

ガーナミルクエクセレントの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 ガーナミルクエクセレント
内容量 119g(4.6g×26枚)
参考小売価格 480円(税別)
原材料 砂糖(国内製造)、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1枚(4.6g当たり)
エネルギー 26kcal
たんぱく質 0.35g
脂質 1.5g
炭水化物 2.6g
食塩相当量 0.006g
発売日 1999年秋

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1999年~ 170g 300円
2006年9月~ 134g 300円
2018年9月~ 119g 300円
2022年9月~ 119g 320円
2024年8月~ 119g 340円
2024年11月~ 119g 390円
2025年7月~ 119g 480円

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2001年 170g 300円 ロッテ 商品紹介
2006年9月 134gへ実質値上げ ロッテ 商品カタログ
2022年 320円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年8月 340円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年11月 390円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2025年7月 480円に値上げ ロッテ ニュースリリース

ガーナミルクエクセレントの値上げ解説

ガーナミルクチョコレートの大容量版ともいえる商品が「ガーナミルクエクセレント」です。明治にも「ミルクチョコレートBOX」という、同じような商品がありますよね。…どっちがパクったのかは知らないが。

ガーナミルクエクセレントが登場したのは1999年。今でこそ明治のミルクチョコレートBOXと同じ食べやすいサイズのチョコレートが26枚入りとなっていますが、当時は長いスティック状のチョコ15枚入りで内容量は170gでした。

同時期の明治ミルクチョコレートBOXが130~140gだったことを考えると、かなり良心的な商品だったことが分かります。そう、当時はな。

変化が訪れたのは2006年。これまで170gだった内容量を一気に134gにまで減らしたのです。その時に1枚の大きさも明治のミルクチョコレートBOXに倣い小型化し28枚入りに。内容量の減少率は約21%、だめだこりゃ。

その後は10年以上にわたって値上げやステルス値上げは行われませんでしたが、2018年になって価格を据え置いたまま119gへと実質値上げ。とうとう明治のミルクチョコレートBOX(120g)より少なくなっちゃったよ。

ちなみに、134gの時は1枚4.8gの28枚入り、119gへの実質値上げで1枚4.6g×26枚入りになっている。

ガーナミルクエクセレント 4.8g28枚入りから4.6g26枚入りへ

また、2022年にはそれまでの税別300円から320円に値上げし、2024年8月340円、2024年11月390円、2025年7月には480円に。ロシアによるウクライナ侵攻などでの原材料高、さらに円安が進んだのに加え、カカオ豆の高騰も重なっていることから致し方ない面もあるが…

ロッテのガーナというブランドは森永や明治のチョコレートに比べ40~50年ほど新しいため、発売後しばらくは量を多めにしてその差を補っていたものの、人気が出るにしたがって態度がでかくなってきた…といったところか。

ブレイクした芸能人によくある“天狗”ってやつね。

参考小売価格と内容量だけで比較するなら、板チョコのガーナミルクチョコレートが50g・210円…つまり1gあたり4.2円。一方でガーナミルクエクセレントは119g・480円だから、1gあたり約4.03円。

一般的に容量が多い方が単価が下がるイメージがあるが、ガーナに関しては真逆だった。つまり容量の少ない板チョコガーナの方がコスパに優れる時期が長かったのだ。

1g当たりの単価的に長らく板チョコガーナの方が安い状況であったため、「ガーナミルクエクセレントを大容量でお得なガーナと勘違いしないように」と呼びかけていたものの、2024年の値上げ以降はエクセレントの方が若干お得に。

さらにスーパーやディスカウントストアなどでの実勢価格になるとその差は顕著になる。複数の店舗で価格を確認するに、板チョコガーナが168~188円程度で売られている一方、ミルクエクセレントは348~398円くらい。

ミルクエクセレントが348円であれば1gあたり2.92円となり、特売時の板チョコガーナのより安くなる傾向に。仮に板チョコガーナが168円(1g当たり3.36円)くらいで売っていたとしても、ガーナミルクエクセレント348円の方がお得なのだ。

ただし、「お得」と言っても、それは板チョコガーナに比べればの話であり、チョコレート価格が高騰してしまった現在、他のお菓子に比べれば相対的に割高なのは間違いない。

元々は良心的な内容量だったガーナミルクエクセレント。しかし豪快なステルス値上げにより現在は割高なチョコレートに成り下がってしまった。まあ、味は主要な大手チョコの中でも屈指なのは確かだが。

大袋のチョコレートに比べても明らかに割高なので、「会社内で複数人に配る」「ちょっとおしゃれ感のあるチョコを食べたい」などの理由がない限りわざわざこれを買う理由はないなぁ…

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