ガーナミルクエクセレントの実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | ガーナミルクエクセレント |
内容量 | 119g |
参考小売価格 | 320円(税別) |
原材料 | 砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1枚(4.6g当たり) |
エネルギー 26kcal たんぱく質 0.35g 脂質 1.5g 炭水化物 2.6g 食塩相当量 0.007g |
発売日 | 1999年秋 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1999年~ | 170g | 300円 |
2006年9月~ | 134g | 300円 |
2018年9月~ | 119g | 300円 |
2022年9月~ | 119g | 320円 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2001年 170g 300円 | ロッテ 商品紹介 |
2006年9月 134gへ実質値上げ | ロッテ 商品カタログ |
2022年 320円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
ガーナミルクエクセレントの値上げ解説
ガーナミルクチョコレートの大容量版ともいえる商品が「ガーナミルクエクセレント」です。明治にも「ミルクチョコレートBOX」という、同じような商品がありますよね。…どっちがパクったのかは知らないが。
ガーナミルクエクセレントが登場したのは1999年。今でこそ明治のミルクチョコレートBOXと同じ食べやすいサイズのチョコレートが26枚入りとなっていますが、当時は長いスティック状のチョコ15枚入りで内容量は170gでした。
同時期の明治ミルクチョコレートBOXが130~140gだったことを考えると、かなり良心的な商品だったことが分かります。そう、当時はな。
変化が訪れたのは2006年。これまで170gだった内容量を一気に134gにまで減らしたのです。その時に1枚の大きさも明治のミルクチョコレートBOXに倣い小型化し28枚入りに。内容量の減少率は約21%、だめだこりゃ。
その後は10年以上にわたって値上げやステルス値上げは行われませんでしたが、2018年になって価格を据え置いたまま119gへと実質値上げ。とうとう明治のミルクチョコレートBOX(120g)より少なくなっちゃったよ。
ちなみに、134gの時は1枚4.8gの28枚入り、119gへの実質値上げで1枚4.6g26枚入りになっている。
また、2022年にはそれまでの税別300円から320円に値上げ。ロシアによるウクライナ侵攻などで原材料高や円安が急激に進んだため致し方ない面もあるが…
ロッテのガーナというブランドは森永や明治のチョコレートに比べ40~50年ほど新しいため、発売後しばらくは量を多めにしてその差を補っていたものの、人気が出るにしたがって態度がでかくなってきた…といったところか。
ブレイクした芸能人によくある“天狗”ってやつね。
参考小売価格と内容量だけで比較するなら、板チョコのガーナミルクチョコレートが50g130円…つまり1gあたり2.6円。一方でガーナミルクエクセレントは119g320円だから、1gあたり約2.7円。
一般的に容量が多い方が単価が下がるイメージがあるが、ガーナに関しては真逆。ガーナミルクエクセレントを「大容量でお得なガーナ」と勘違いしないように。これは明治のミルクチョコレートBOXにも言えることだが。
ただし、スーパーやディスカウントストアなどでの実勢価格になるとちょっと事情が異なる印象。複数の店舗で価格を見てみると、板チョコガーナが88~99円程度で売られている一方、ミルクエクセレントは198~248円くらい。
ミルクエクセレントが198円であれば1gあたり1.66円となり、88円の板チョコガーナの1.76円より安くなる計算。ただ、板チョコガーナはたまに78円くらいで売られることもあるため、その時は迷わず板チョコで。
元々は良心的な内容量だったガーナミルクエクセレント。しかし豪快なステルス値上げにより現在は割高なチョコレートに成り下がってしまった。まあ、味は主要な大手チョコの中でも屈指なのは確かだが。
大袋のチョコレートに比べても明らかに割高なので、「会社内で複数人に配る」「ちょっとおしゃれ感のあるチョコを食べたい」などの理由がない限りわざわざこれを買う理由はないなぁ…