ガーナ ブラックチョコレートの値上げ情報

ガーナ ブラックチョコレートの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 ガーナ ブラックチョコレート
内容量 50g
参考小売価格 130円(税別)
原材料 カカオマス、砂糖、ココアバター、乳糖、植物油脂、全粉乳/乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1箱(50g当たり)
エネルギー 287kcal
たんぱく質 3.3g
脂質 18.2g
炭水化物 27.5g
食塩相当量 0.013g
発売日 2003年9月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年9月~ 75g 100円
2006年9月~ 70g 100円
2008年~ 60g 100円
2010年9月~ 58g 100円
2012年9月~ 55g 100円
2014年~ 50g 100円
2015年7月~ 50g 110円
2022年7月~ 50g 120円
2023年9月~ 50g 130円

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2003年 75g 100円 ロッテ ニュースリリース
2006年9月 70gへ実質値上げ ロッテ 商品カタログ
2008年、60gへ実質値上げ ロッテ 商品カタログ
2010年 58gへ実質値上げ 食@新製品
2012年 55gへ実質値上げ 食@新製品
2015年 110円に値上げ 流通ニュース
2022年 120円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2023年 130円に値上げ ロッテ ニュースリリース

ガーナ ブラックチョコレートの値上げ解説

板チョコ市場において明治と覇権を争っているロッテのガーナ。ガーナといえば真っ赤なパッケージのミルクチョコレートを思い浮かべる人も多いとおもいますが、ビターな「ブラック」も人気があります。

そんなガーナ ブラックチョコレートが登場したのはミルクチョコレートに遅れること約40年、2003年になります。思いのほか新しいのですね。

ちょっと調べてみると、1975年くらいにはすでにガーナブラックが存在するような情報が散見されるのだがロッテのHPには2003年発売と記載…一度販売を終了し、2003年に改めて発売されたということなのだろうか?

ガーナブラックチョコレートの昔のパッケージ
出典:MUUSEO


なにはともあれ、2003年にガーナブラックが登場した頃は、ガーナ含め各社のチョコレートが実質値下げを行い内容量が多かった時期。そんな背景もあり、ガーナブラックチョコレート発売時の内容量は75gもありました。

しかし2006年になって価格を据え置いたまま70gへと実質値上げ。この時点でミルクチョコレートは75gのままだったため、ここでブラックチョコとミルクチョコの差が発生することになります。

2008年になりロッテはさらなる内容量減を行い、それまでの70gから一気に60gへ。ここではミルクチョコ、ブラックチョコ同時に実質値上げが行われ、以降現在に至るまでどちらも同じ内容量となっています。

その後も約2年おきに内容量は減らされることに。2010年に58gとなり、2012年に55g、そして2014年には現在まで続いている50gにステルス値上げ。

ほぼ同時期に森永や明治など大手メーカーのミルクチョコレートも同じような実質値上げを行っているあたりに業界の汚さを感じる。「あそこがステルス値上げするなら、じゃあうちも」的な。

そして2015年にはとうとう価格にも手を付ける。ガーナブラックチョコレートは従来の税別100円から110円へ。さらに2022年7月に120円、2023年9月には130円に値上げしています。

もちろんこれも明治のガーナ、森永、明治のミルクチョコレートすべてほぼ同時、かつほぼ同額の値上げとなっている。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といったところか。圧倒的なシェアを誇る3社が同時に実質値上げや値上げを行えば、消費者はその中から選ばざるを得ない。何とも腹立たしい話である。

ガーナブラックチョコレートは確かに美味しい。世界的に見てもレベルが高い日本のチョコレートの中においてもコストパフォーマンスは随一かと。(ロッテは厳密には韓国企業だが)

そう、この味をこの価格で買えるというのは幸せなのかもしれない。

だがな、姿勢が腹立たしいのだよ。大手横並びで値上げやステルス値上げを行う点や、国民の可処分所得が減る一方の中で自社、ひいては業界の利益ばかりを追求するその姿勢がな。

業務スーパーやディスカウントストアをあたりを物色すれば、もっと高カカオでコスパに優れる欧州製のチョコレートが手に入ることも。

チョコレートの微妙な味の違いや、日本製であることに強いこだわりがあるわけではない私はそういった商品で十分かな。

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