ガーナリップルの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | ガーナリップル |
内容量 | 58g |
参考小売価格 | 200円(税別) |
原材料 | 砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1箱(58g当たり) |
エネルギー 322kcal たんぱく質 4.4g 脂質 19.3g 炭水化物 32.8g 食塩相当量 0.09g |
発売日 | 2004年9月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2004年9月~ | 65g | 150円 |
2014年~ | 63g | 150円 |
2018年9月~ | 58g | 150円 |
2022年7月~ | 58g | 160円 |
2024年8月~ | 58g | 200円 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2004年 65g 150円 | ロッテ ニュースリリース |
2016年 63g時 | ロッテ 商品情報 |
2022年 160円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 200円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
ガーナリップルの値上げ解説
ロッテの看板商品である「ガーナ」の派生商品としてなんとなく存在は認識していたものの、箱の印象、商品の形から森永の小枝みたいなナッツやパフを含むチョコレート菓子かと思っていた「ガーナリップル」。
しかし実際はチョコレートをハート型にしただけの商品。ガーナミルクチョコレートの形違いバージョンといえば分かりやすい。
ガーナリップルが発売されたのは2004年で、内容量と価格は65g入り税抜150円でした。その当時のガーナミルクチョコレートが75g100円であったことを考えると、ちょっとリッチなチョコレートといった位置付けか。
事実、もの自体はガーナミルクチョコレートそのまんまですが、独特の形から生み出される食感はパリパリと小気味よく別のお菓子を食べているような錯覚に見舞われます。食感って大事だね。
そんなちょっと変わり種のガーナリップル、元からやや割高感があったことも影響してか、発売から10年間は65g150円を維持していました。しかし2014年秋頃に価格を据え置いたまま63gへと地味な実質値上げが行われます。
そして2018年9月には58gへさらなる実質値上げ。発売から約14年で内容量が1割強減ったことに。
一方価格に関しては、原材料価格などの高騰を理由に2022年7月に出荷価格が値上げされ、参考小売価格は160円に。実勢価格も10円ほど値上げされたと見ていいでしょう。
ただ、他のガーナに比べればガーナリップルの値上げや実質値上げは控えめだったのも事実。
例えばベーシックなガーナ ミルクチョコレートは同じ期間で75gから50gに減らされたうえに、価格も徐々に値上げされており、ガーナミルクエクセレントも170gから119gへと豪快な実質値上げが行われている。
そこへいくとガーナリップルは平和な時間を過ごしたといえる。まあ、前述したように元々が割高な商品だからね。他のガーナシリーズが何度もステルス値上げされた結果、相対的にガーナリップルの割高感が軽減された感じ。
そんな良心的(?)と思えたガーナリップルですが、2024年8月の利上げですべてぶち壊しですよ。
チョコレート価格の高騰を背景に2024年8月にロッテは多くの菓子やアイスを値上げしており、板チョコのガーナも130円から150円に値上げされました。しかしガーナリップルは…驚きの40円値上げで200円!!
それまでステルス値上げや値上げを控えめにしていた反動なのか知らんが、一気に25%値上げはなかなかエグイよね。菓子類の値上げ幅は2.9~32.5%とのことだから、25%値上げは十分ありえるのだろうけど…割高感復活って感じ。
余談だが、ガーナリップルはかつて存在した「マリブのさざ波」というチョコレートの後継商品。現在でこそガーナリップルはハート型だが、発売当初はマリブのさざ波とほぼ同じ形をしていたし、価格も同一。
「さざ波」を英語で「Ripple(リップル)」という点からも明らかかと。
普通のミルクチョコレートからガーナミルクチョコレートに変更になったことで“味”という面では進化したのだろう。ただ、情緒を感じさせるしゃれたネーミングから何の変哲もない商品名になってしまったのは残念の一言。
かつてロッテには「霧の浮舟」というエアインチョコレートも存在した。良くも悪くも余裕と遊び心がある時代だったのかもしれない。絶望的にダサいネーミングセンスをお持ちの小林製薬とは対照的だな。
チョコレートの形も、現在のハート型よりプレッツェル型だった昔の形の方が良いと思うんだが…ああそうか、23枚という枚数や全体的な大きさはそのままに内容量を減らす苦肉の策としてハート型になったのか。納得。