ふんわりプチケーキの値上げ・内容量減少情報

ロッテ ふんわりプチケーキの値上げ・内容量減少情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 ふんわりプチケーキ(旧プチブッセ)
内容量 10.3g×8個
参考小売価格 250円(税別)
原材料 砂糖、液卵、小麦粉、植物油脂、ショートニング、カカオマス、水あめ、乳糖、全粉乳、乳等を主要原料とする食品、脱脂粉乳、洋酒、食塩、乳清たんぱく、乳製品乳酸菌飲料(殺菌)、バニラビーンズシード/ソルビトール、酒精、乳化剤(大豆由来)、加工でん粉、香料、膨脹剤、クチナシ色素
栄養成分
1個(10.3g当たり)
エネルギー 52kcal
たんぱく質 0.6g
脂質 3.0g
炭水化物 5.6g
食塩相当量 0.027g
発売日 2019年6月(プチブッセ 2008年9月)

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2008年9月~ 12g×8個 218円(税込228円)
2011年頃~ 11.5g×8個 217円
2014年9月~ 11g×8個 217円
2016年~ 10.5g×8個 220円
2019年6月~ 10.5g×8個 250円
2022年4月~ 10.3g×8個 250円
2023年~ 販売終了

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
12g→11.5g なし
11.5g→11g なし
11g→10.5g クリーム、チョコ、ケーキのバランスを見直しリニューアル発売
220円→250円 ケーキ部分をよりふんわりとさせた。
10.5g→10.3g 従来品の「ふんわりプチケーキ」シリーズと比べ、生地への卵使用料を増やした事で、ふんわり食感がさらにアップ。全体のバランスを見直した事で、上品な美味しさを実現。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
12g 60kcal記載 コンビニ菓子日記
11.5g 58kcal記載 amazon
11g 55kcal記載 amazon
2019年 名称変更&値上げ 日本経済新聞
2022年 10.3gに実質値上げ ロッテ ニュースリリース

ロッテ ふんわりプチケーキの値上げ解説

ロッテの「ふんわりプチケーキ」は2019年6月に発売された新しい商品なので、今のところ値上げやステルス値上げ(実質値上げ)とは無縁…というのは大きな間違い。なぜなら2008年発売の「プチブッセ」が名称変更した商品だから。

ふんわりプチケーキとプチブッセの商品写真を見比べてみればよく分かる。形も個数も一緒。1個あたり10.5gという点まで同じなのだから、別商品と考える方が不自然。実際日本経済新聞でも「商品名を変えた」とハッキリ書いているし。

ふんわりプチケーキとプチブッセ

で、ふんわりプチケーキの前身であるプチブッセが発売されたのは2008年。かつて販売されていた、チョコパイやカスタードケーキの姉妹品「ふんわりブッセ」のプチバージョンとして、ふんわりブッセと入れ替わるように登場しています。

プチブッセの前身ふんわりブッセ

そんなプチブッセ、発売以来1袋8個入という点は変わっていないものの、1個1個の大きさは徐々に徐々に小さくなっています。

2008年の発売時の1個のグラム数は12gで価格は税込228円(税別218円)。

ロッテの公式サイトや新聞、栄養成分表の画像といった信頼性が高いソースは確認できませんでしたが、2008年から2010年頃に書かれた複数のブログやサイトなどで「1個あたり12g 60kcal」と記載されているため間違いないでしょう。

その後2011年頃には11.5gになり、2014年には11gに。そして2016年には10.5gへと確実に実質値上げされています。2~3年おきに0.5gずつ小刻みに減らしていくその所業、ステルス値上げと呼ぶにふさわしい。

一方で税抜き価格はほとんど変わらなかったものの、2019年、商品名を「ふんわりプチケーキ」に変更したのと同時に従来の税別220円から一気に税別250円に値上げしやがりましたよ。

もちろん内容量はプチブッセ時代と変わらない…が、脂質が0.1g増えた分カロリーも1kcal増えましたよ、わ~い。

2022年には「さらに美味しく」という決まり文句の裏で内容量を10.5g×8個から10.3g×8個にステルス値上げ。この時期ロッテ含め多くの商品が値上げされており、ふんわりプチケーキもリニューアルに乗じこっそり減らしたって感じなのだろう。

プチブッセの内容量減少推移

しかも従来のプチブッセ定番の味「テイスティバニラ」を「チョコとバニラのマリアージュ」などという面倒くさいネーミングに変更。なんだマリアージュって。…と思って調べてみたら「結婚」とか「相性が良い組み合わせ」という意味らしい。

バニラとチョコが相性良いことくらい、生まれる前から知ってるよ。

…と思っていたら、2022年に10.3gにステルス値上げした際、商品名を「バニラ&チョコ」に変更。わけわからん「マリアージュ」はやめたのね。

このふんわりチョコケーキ、チョコパイやカスタードケーキ同様間違いなく美味しいのだが、良くも悪くも期待を裏切らないといった印象。「まあそうだろね」という、いたって見た目通りの味。

あえて特徴挙げるならクリームの下にある薄いチョコレートのパリっとした食感。これがいいアクセントになっている。しかし暖かい季節に常温で保存しておくと存在感が薄れるため、食感を楽しみたいなら季節問わず冷蔵庫保存推奨。

でもさ、ふんわりプチケーキの10.3g×8個で参考小売価格250円って高くない? 姉妹品のプチチョコパイは14.5g×8個で250円だよ? やっちゃうよ? 1gあたりの単価計算しちゃうよ?

え~、ふんわりプチケーキの1gあたりの単価は約3.03円で、一方のプチチョコパイは約2.16円。参考までに素の箱入りチョコパイ(6個330円)は1gあたり1.77円。以上、ゲス計算でした。

まあ、うん、グラム数あたりの単価では量れない価値がふんわりプチケーキにはあるんですよ、きっと。私も今度買ってみる!…50円くらいで売ってたら…

※追記 2023年になってふんわりプチケーキは販売終了となった模様。

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