トッポ袋の実質値上げ情報

トッポ袋の実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 トッポ袋(パーティーパック)
内容量 12g×7袋
参考小売価格 540円(税別)
原材料 小麦粉、砂糖、植物油脂、全粉乳、でん粉、カカオマス、ショートニング、加糖れん乳、クリームパウダー、ココアパウダー、モルトエキス、食塩、ココアバター、大豆胚芽エキス/加工でん粉、膨張剤、乳化剤、香料、アナトー色素
栄養成分
1袋(12g)
エネルギー 64kcal
たんぱく質 0.9g
脂質 3.5g
炭水化物 7.3g
食塩相当量 0.1g
発売日 2008年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2008年~ 5袋 オープン価格
2010年8月~ 12g×10袋 オープン価格
2014年頃~ 12g×8袋 500円
2023年9月~ 12g×8袋 540円
2024年9月~ 12g×7袋 540円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
5袋→10袋 なし
10袋→8袋 なし
2023年9月
500円→540円
原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。
2024年9月
8袋→7袋
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2008年 5袋 http://oh-kashi.com/
2010年 12g×10袋 amazon
12g×8袋に実質値上げ amazon
2023年 540円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 7袋に実質値上げ ロッテ ニュースリリース

トッポ袋の値上げ解説

昨今、お菓子の大袋版というのは標準サイズに比べお得であることは少なく、“不特定多数の人間とシェアする・配るためのもの”という意味合いが強くなっています。そのためお徳用だと期待して購入するとガッカリすることうけあい。

そんな全然お得でない大袋版の中でも特に質の悪い、開き直って半分ネタ的なポジションを目指しているのではないかと思わずにはいられないのがロッテの「トッポ袋」です。もちろん評判はすこぶる悪い。

トッポの大袋が発売されたのは2008年。その時は他のロッテ大袋菓子と同様に「パーティーパック」の名称がつけられていました。内容量は5袋で、1袋に何本入っていたのかは不明。パッケージを見る限り8本なのか?

2010年になり商品名を「トッポ袋」と改められたうえで10袋に。袋の数は2倍になったものの、その中身は驚きの4本

4本って、5本指それぞれの間に挟んで「ウォーズマン!」とか言いながら食べたら終わりですよ。ダブルベアクローには2袋必要という点にロビンマスクもさぞかしご立腹だろう。

5袋時の1袋の中身がパッケージ通り8本だとすると、10袋になっても内容量は40本で変わらないことになる。

ただね、この時の通常サイズ箱入りトッポは12本×2袋の計24本で参考小売価格は税別150円。一方のトッポ袋は計40本で500円。どう考えても通常の箱入りトッポの方がお得ということになる。なんだそりゃ?

しかしロッテの勘違いは止まらない。2014年頃には従来の10袋から8袋に実質値上げしたのです。もちろん4本入りという点は変わらず。さらに2023年9月に540円へと値上げし、2024年9月には7袋にステルス値上げ。

トッポ袋のパッケージ推移

箱入り24本180円に対し大袋は28本540円ですよ。コアラのマーチやパイの実の内容量減やコスパの悪さもえげつないが、トッポ袋はちと次元が違う。算数から学び直してこいと言いたいレベル。

ネットの評判を見ても1袋4本しか入っていない点に不満続出。せめて箱入りトッポと同じくらいのコストパフォーマンスになる20袋入っていれば不満も少なかったのだろうが…

ただね、このトッポ袋の“参考小売価格540円”というのは建前であり、198円くらいで売られていることもザラ。一方箱入りのトッポはどんなに安くても108~128円くらいか。割引率が全然違うのだ。

ロッテに限らずお菓子のステルス値上げは激しさを増しているが、それにしてもトッポ袋の量の少なさは詐欺レベル。利便性に影響を与えるレジ袋を制限するより、空気ばっかり詰め込んでいるこの無駄な過包装をどうにかしろよ。

ま、トッポ入りの空気を買ったと思えば怒りも収まるか。思う存分吸え。

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