ガーナ&クランキーシェアパックの実質値上げ情報

ガーナ&クランキーシェアパックの値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 ガーナ&クランキーシェアパック(旧ファミリーパック、パーティーパック)
内容量 121g(32枚)
参考小売価格 540円(税別)
原材料
(ガーナミルク)
砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1枚(4g当たり)
エネルギー 22kcal
たんぱく質 0.3g
脂質 1.3g
炭水化物 2.3g
食塩相当量 0.006g
発売日 2000年頃?

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2001年時点 265g 500円
2006年~ 255g 500円
2008年6月~ 218g オープン価格
2010年8月~ 161g オープン価格
2012年10月~ 162g オープン価格
2014年頃~ 134g 500円
2021年4月~ 137g 500円
2022年7月~ 129g 500円
2023年9月~ 129g 540円
2024年9月~ 121g 540円

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2001年 265g 500円 ロッテ 商品紹介
2006年 255gへ実質値上げ ロッテ 商品カタログ
2008年 218g 食@新製品
2010年 161g 日本食糧新聞
2012年 3種162gへ 食@新製品
2014年 134gにステルス値上げ もぐナビ
2021年 4種137gに増量 日本食糧新聞
2022年 129gにステルス値上げ ロッテ ニュースリリース
2023年 540円に値上げ ロッテ ニュースリリース
2024年 121gにステルス値上げ ロッテ ニュースリリース

ガーナ&クランキーシェアパックの値上げ解説

1袋でガーナミルク、ガーナブラック、クランキーなど4つの味が楽しめるロッテの「ガーナ&クランキーシェアパック」は、複数回の刷新やリニューアルを経て現在の内容量121g、参考小売価格540円(税別)に落ち着いています。

「ガーナ&クランキーシェアパック」という現在の名称で登場したのは2010年。それまでガーナとクランキーが一緒になった袋入り大容量版は「ガーナ&クランキー パーティーパック」が担っていました。

つまりシェアパックはパーティーパックの後継商品と思っていいでしょう。

そしてさらにさかのぼると2006年まで存在した「ガーナ&クランキー ファミリーパック」に行きつきます。時代やメーカーの都合に合わせ、名を変え内容量を変え価格を変え現在のシェアパックになったのでしょう。

ファミリーパックから見ていくと、2000年頃では内容量265gに対し参考小売価格は500円。スーパーなどでの実勢価格は300~400円といったところでしょう。

2006年になりちょっとした変化が。名前が「パーティーパック」に変わり内容量が255gへと減らされたのです。小幅な実質値上げですね。ただ、減少率は4%弱と昨今の容赦ないステルス値上げに比べれば可愛いものという見方もできる。

しかし2008年には内容量が一気に218gへ。価格はすでにオープン価格となっており、かつ当時の情報が少ないこともあって参考小売価格がどのくらいに設定されていたのかは読み取ることができませんでした。

その後2010年には現在まで続く「ガーナ&クランキーシェアパック」に名を変えたうえで内容量は161gへ。量的には大幅減となるものの、実売価格もそれなりに下がった印象。調べてみると実売価格は250~350円くらい。

ちなみにここまではガーナミルクとクランキーの2種の詰め合わせ。3種に増えたのは2012年で、その際に162gへと微増しています。ステルス値下げだね!やったね!

そして運命(?)の2014年。3種入りとなったガーナ&クランキーシェアパックは134gへと減らされることに。

2021年のリニューアルでは「ガーナ ローストミルク」が仲間入りし計4種になり、内容量は137gに微増。ローストミルクが必要かどうかの是非は置いておいて、種類を増やしつつ重量を増やしたのは素直に歓迎したい。

しかし2022年7月には129gにステルス値上げ。結局減らすんかい。しかも翌2023年9月に540円へと値上げし、2024年9月にはそれまでの34枚入りから2枚減らして32枚入り、計121gへとステルス値上げ。

20年での減少幅は半減どころではなく、かつ参考小売価格は540円に値上げするという鬼仕様。ま、パイの実シェアパックも半減どころじゃすまない減らしっぷりだし、これがロッテの体質なんだろうね。

途中オープン価格の時期が長く情報も不足しているため、具体的にどの程度の値上げ・実質値上げになったのか読み取ることはできませんでした。ただ、大容量の袋入りパックの内容量が激減したのは間違いない。

その背景には核家族化や、好みが多様化により1つのお菓子を大量に食べることが忌避されるようになった…などのもっともらしい理由が挙げられるのだろうが、結局はロッテが利益を追求した結果なのだろう。

さて、こういった「○○パック」は個別に買うよりコスパが悪いのが世の常。

例えばガーナミルクとガーナブラックとクランキーの板チョコを1枚ずつ買うことを考えてみよう。参考小売価格ベースでガーナミルクとガーナブラックは150円だから計300円。クランキーも150円。合計すると450円で内容量は計145g。

一方のガーナ&クランキーシェアパックは540円で121g。しかもこの121gは個包装込み。言いたいことは分かるな?

個包装であるため、その名の通りシェアしやすかったり食べやすかったりするのは事実だが、一人でリスのようにもそもそ食したいのであれば、板チョコを個別に買った方がお得となる。

まあ、板チョコだと区切りをつけづらいこともありついつい食べ過ぎてしまうというリスクもあるため、ダイエットや体重管理を行っている場合よほど自制心に自信がある人以外はシェアパックを利用したほうがいいかも。

最後に、個人的にはガーナミルクはいらん。ガーナブラックとクランキーだけのセットにしてくれ。あともっと安くしろ。

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