コアラのマーチ シェアパックの実質値上げ情報
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|---|---|
| メーカー | 株式会社ロッテ |
| 商品名 | コアラのマーチ シェアパック（旧ファミリーパック・パーティーパック） |
| 内容量 | 12g×8袋（96g） |
| 参考小売価格 | 540円（税別） |
| 原材料 | 砂糖、小麦粉、植物油脂、カカオマス、でん粉、ショートニング、乳糖、全粉乳、液卵、ホエイパウダー、クリームパウダー、脱脂粉乳、食塩、ココアパウダー、ココアバター／炭酸Ca、膨張剤、カラメル色素、乳化剤（大豆由来）、香料 |
| 栄養成分 1袋（12g） |
エネルギー 63kcal たんぱく質 0.6g 脂質 3.5g 炭水化物 7.4g 食塩相当量 0.07g |
| 発売日 | 1990年代 |
| 価格・内容量推移 | ||
|---|---|---|
| 年月日 | 内容量 | 参考小売価格（税別） |
| 2001年2月時点 | 27g？×10袋 | 500円 |
| 2006年～ | 15g×12袋 | オープン価格 |
| 2010年8月～ | 13g×12袋 | オープン価格 |
| 2014年8月～ | 12g×10袋 | 500円 |
| 2023年3月～ | 12g×9袋 | 500円 |
| 2023年9月～ | 12g×9袋 | 540円 |
| 2024年9月～ | 12g×8袋 | 540円 |
| 参考サイト | |
|---|---|
| 公式サイト | 株式会社ロッテ |
| 四国限定ファミリーパック 27g×10袋 | SSブログ |
| 2006年 15g×12袋 | 形部商事株式会社 |
| 2010年 13g×12袋 | amazon |
| 2014年 12g×10袋へ実質値上げ | 食＠新製品 |
| 2023年3月 12g×9袋へ実質値上げ | Amazon |
| 2023年9月 540円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
| 2024年 8袋に実質値上げ | ロッテ ニュースリリース |
コアラのマーチ シェアパックの値上げ解説
パイの実などと同様に、一般的な大きさの商品に比べ大容量となる大袋が存在するコアラのマーチ。現在の名称は「シェアパック」で内容量は12gの小袋8袋計96g。メーカーが想定する…という建前の参考小売価格は500円となっています。
しかしこのコアラのマーチの大袋、昔…といっても20年ほど前までは今では考えられないほどいっぱい入っていた事実が。
2000年頃、大袋版の商品名がまだ「ファミリーパック」だった時の内容量は“10袋入り”。しかし1袋に入っていた量は27gと現在の倍以上だったようです。
「だったようです」という微妙な表現になっているのは、当時のベーシックなファミリーパックのグラム数を確認できる資料が見当たらなかったから。
ただ、同時期に販売されていた中国・四国限定のコアラのマーチファミリーパックが27g×10袋だったのは間違いありません。つまり内容量270g。
素のファミリーパックが500円、中国・四国限定が600円と価格が異なるため「絶対」とは言い切れないものの、四国限定はお土産という点、パッケージデザインやコアラの絵柄が専用のものという点から100円高かったのではないかと。
実際この頃、現在124g入りとなっているパイの実大袋が290gでしたからね。現在96gのコアラのマーチ大袋がこの時270gだったというのは説得力があるでしょう。
コアラのマーチ 中・四国限定バージョンの商品説明には「中四国オリジナルの絵柄が36種類入って、ファミリーパックサイズで発売」と書いてあるし、パッケージデザインは異なるものの形は同じなので、中身も270gで一緒かと。
…というか、昔のコアラのマーチ ファミリーパックってレギュラーサイズと同じ六角柱の箱入りだったんだね。
しかし2006年から名称が「パーティーパック」に変わり内容量も大きく減らされることに。確認できる限りでのパーティーパックの内容量は15g×12袋の計180g。
しかしパイの実のパーティーパックが250g→235g→205gと実質値上げされたことを鑑みるに、コアラのマーチのパーティーパックももっと入っていた時期があり、徐々に実質値上げされる過程で15g×12袋の時期があったのだと推測される。
ちょっと怪しげな中国通販サイトには「234g」の文字があるが…さすがにこれをソースとするには厳しい。ただコアラのマーチのパーティーパックに200g以上入っていた時期があったのは間違いないでしょう。
2010年には現在の「シェアパック」の商品名になり、内容量は13g×12袋の計156gに。そして2014年、さらに大幅な実質値上げが行われ12g×10袋の計120g、2023年3月にはリニューアルと称して12g×9袋の計108g。
しかもこ2023年9月には540円に値上げし、2024年9月にはさらに1袋減らして計96gだからね。正気の沙汰とは思えない。
シェア？ ふざけんな！ 96gなど一人で瞬殺できるぞ。他人に分け与える余裕などあるものか。私には金銭的余裕はおろか心の余裕すらないのだ。恵まれない子供がウルウルしながらこっちを見ていても一人で食い尽くす！（クズ）
参考小売価格は一応540円となっているものの、スーパーなどでの実勢価格は198～298円くらいと半額前後。ロッテのファミリーパック系は総じて参考小売価格540円となっていますが、ほぼ形骸化していると見ていい。
約15年で内容量が半分以下…どころか3分の1になったコアラのマーチ シェアパック。実質値上げも甚だしい。
そもそも一般的なコアラのマーチが48g入り130円であることを考えると、大袋が96g・540円っておかしくないか？
安い店や特売だと48gのコアラのマーチが90～100円くらいで買えるのだから、シェアパックに量的・価格的メリットは一切ない。不特定多数の人間が食べることを想定した、事業所やオフィスなどの置き菓子が主な購入動機になるか。
最後に、散々量を減らしてきたコアラのマーチシェアパックだが、内容量減に対しニュースリリースなどでの公式な発表はほとんどない。2024年9月のステルス値上げが初めてアナウンスだったからね。
まあ仮にあったとしてもお決まりの「原材料価格や輸送費・人件費の高騰」なんだろうからどうでもいいけど、こういった点から消費者に対するロッテの姿勢が見て取れる。
