カルビー ポテトチップスの値上げ情報
メーカー | カルビー株式会社 |
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商品名 | ポテトチップス |
内容量 | 60g |
参考小売価格 | 165円 |
原材料 | じゃがいも、植物油、食塩、こんぶエキスパウダー、デキストリン/調味料(アミノ酸等) |
栄養成分 1袋(60g) |
エネルギー 336kcal たんぱく質 3.1g 脂質 21.6g 炭水化物 32.3g 食塩相当量 0.5g |
発売日 | 1975年 |
レギュラーサイズ | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1975年~ | 90g | 100円 |
1976年~ | 95g | 120円 |
不明 | 100g | 不明 |
1999年~ | 90g | オープン価格 |
2002年3月時点 | 107g | オープン価格 |
2003年10月頃~ | 90g | オープン価格 |
2007年1月~ | 85g | オープン価格 |
2008年11月~ | 85g | 値上げ |
2008年11月~ | 85g | 141円 |
2019年6月~ | 85g | 148円 |
2022年2月~ | 80g | 148円 |
2022年9月~ | 80g | 164円 |
2023年6月~ | 80g | 179円 |
たべきりサイズ | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格 |
2002年3月時点 | 70g | オープン価格 |
2007年1月~ | 65g | 130円 |
2008年11月~ | 70g | 150円 |
~2019年6月 | 60g | 120円 |
2019年6月~ | 60g | 130円 |
2022年2月~ | 60g | 140円 |
2022年9月~ | 60g | 155円 |
2023年6月~ | 60g | 165円 |
小袋 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格 |
2002年3月時点 | 35g | オープン価格 |
2007年1月~ | 32g | オープン価格 |
2008年11月~ | 28g | 65円 |
2019年6月~ | 28g | 70円 |
参考サイト | |
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公式サイト | カルビー株式会社 |
2002年3月時点の内容量 | カルビー ニュースリリース |
2007年1月 実質値上げ | カルビー ニュースリリース |
2008年11月 値上げ | 四国新聞社 |
2008年11月 70g 150円 | かしかし.コム |
2019年6月 値上げ | カルビー ニュースリリース |
2022年2月 140円に値上げ | カルビー ニュースリリース |
2022年9月 155円に値上げ | カルビー ニュースリリース |
2023年6月 165円に値上げ | カルビー ニュースリリース |
カルビー ポテトチップスの値上げ解説
ポテトチップス市場において圧倒的なシェアを誇るカルビーのポテトチップス。歴史という点では湖池屋のポテトチップスには及ばないものの、2番煎じが先発商品を食った好例といえるのかもしれない。
そんなカルビーのポテトチップス、「なんかどんどん量が減って袋のほとんどが空気になってる気がする…」と感じている人は多いことでしょう。それもそのはず、実際減っているからね。
上記内容量などは定番品の「うすしお」「のりしお」「コンソメパンチ」と前置きしたうえで、2000年頃までは1袋90g入りのものが「レギュラーサイズ」として一般的で、少し小さい70g入りはあくまでも「たべきりサイズ」という位置付けでした。
そのレギュラーサイズ、発売当初は90gで100円。ほどなくして95gに増量した上で120円に値上げすることに。その後の推移は資料がないため不明ながら、100gになった時期もあったらしい。
1999年頃に90gへ減らされたのち、2002年には「ファミリーサイズ」として107gへ増量。その後は90gを経て現在は85gとなっています。
2022年1~2月には高温・干ばつの影響によるじゃがいもの減収や原材料価格の上昇を理由に80gへと実質値上げ。ポテトチップスをこよなく愛する層は阿鼻叫喚の様相ですよ。
そんな“レギュラー”なはずの80g入ポテトチップス、現在はコンビニ専売となっており、スーパーで見かける一般的なものは、かつて“食べきりサイズ”という位置付けだった60g入りのもの。いつの間にかスタンダードが入れ替わったわけだ。
60gとか瞬殺よね。私的に100gでも余裕で食べきりサイズだわ。
値引きをほとんどしないコンビニで売っている80gのものは約180円と、もはや高級芋と言っていいレベル。スーパーで売っている60g入の実勢価格は安くて約78~88円、一般的には98~118円くらいか。
ちなみに、この食べきりサイズも2022年2月頃に7~10%ほど値上げし140円に。さらに2022年9月に155円へ値上げし、2023年6月には165円。じゃがいものくせに調子に乗んな。
食べきりサイズはレギュラーサイズと違い、内容量を減らす実質値上げではなく、ダイレクトに価格に転嫁する措置が取られているのが特徴。さすがに60g未満にするのは気が引けるといったところか。
値上げ情報を調べる中、個人的にカルビーに対し“不誠実さ”を感じた点も。というのも、2019年3月1日にカルビーのニュースリリースで発表された値上げに関し、1年ほどでその情報を削除したこと。
値上げに関するソースとしてカルビーのニュースリリースにリンクを貼っていたのだが、いつの間にかアクセスできなくなっていたため調べてみたら、価格改定の項目をちゃっかり消している。カルビーは臭いものに蓋をしたわけだ。
過去10年間のニュースリリースを掲載しているため、終売している商品やイベントの情報に関しては消されているものもあるが、企業にとっても消費者にとっても重要な値上げの情報を消すとは…人事異動や決算の情報はしっかり残っているのにね。
色々な企業のニュースリリースを見てきたが、重要項目である価格改定の情報を削除しているのは初めて見たわ。こういったところにカルビーの企業姿勢が垣間見える。
このように、何度かの実質値上げや値上げにより量が減りつつ高くなっているのは間違いないものの、特売時や激安スーパーで買う分にはそれほど高くなった印象はない気もします。まあ平時の価格を考えるとやっぱり高くなっているけどね。
しかし昔を思い浮かべてみれば、ビックリするくらい少なくなっているし、価格も高くなっている。徐々に徐々に値上げが行われてきたことから、私達もその規格に慣れてしまったのでしょう。…いや、慣らされたというべきか。
近年は「袋の中は空気ばっかり」と揶揄されがちなカルビーのポテトチップス。袋はそれなりに大きいのに、開けてみると3分の1から4分の1くらいの高さまでしかないからな。
しかしそれは大きな間違いだ。だって、袋の中の気体は空気ではなく、酸化を防ぐための窒素なのだから。高品質を維持するために窒素を充填しているカルビーに対し「空気ばかり」はあまりに失礼。
だから「カルビー ポテトチップス入り窒素」に商品名を変更しろ。
お菓子大好きな私は当然ながらポテトチップスも好き。でもカルビーのポテトチップスを手に取ることはほとんどない。なぜなら貧乏&ケチな私にとって「1g=1円」のお菓子は「高くはないけど安くもない」という位置付けだから。
度重なる値上げによってカルビーのポテトチップスはどんな激安ディスカウントストアでも1g=1.3円が関の山。しかし他のお菓子に目を向ければもっとコスパが良い商品が存在する。ついついサッポロポテトとか買っちゃう。
ポテトチップス…もとい、ポテトチップス入り窒素を気軽に買えるようなセレブになりたい…