ポッキーの値上げ・ステルス値上げ情報

ポッキーの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 ポッキーチョコレート
内容量 72g(36g×2袋)
参考小売価格 171円(税込)
原材料 小麦粉、砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ショートニング、モルトエキス、でん粉、イースト、食塩、ココアバター/乳化剤、香料、膨脹剤、アナトー色素、調味料(無機塩)、(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
栄養成分
1袋当たり(36g)
エネルギー 182kcal
たんぱく質 3.0g
脂質 8.2g
炭水化物 24.0g
食塩相当量 0.18g
発売日 1966年10月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税込)
1966年~ 不明 60円
1969年 不明 70円
1974年 74g 100円
1976年 72g 120円
1977年 不明 130円
1980年~ 不明 150円
2003年8月~ 82g 150円
2004年10月~ 100g 170円
2005年9月~ 80g 150円
2007年10月~ 72g 150円
2008年~ 63g 150円
2009年9月~ 70g 150円
2015年9月~ 72g 162円
2022年9月~ 72g 171円
2023年2月~ 72g 183円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
82g→100g
150円→170円
ミルク分を増やすなどチョコの風味をアップし、更に1本あたりのチョコレートを10%増量。プレッツェルをよりポキポキ食感に。色々な場面で楽しめるよう内容量を100gに増量。
100g→80g
170円→150円
なし
80g→72g 乳製品や油脂、カカオ豆といった原材料価格の高騰により。
72g→63g なし
63g→70g 1本当たりの長さを5mm長くし135mmにし、本数も2本増量。
70g→72g
150円→162円
発売開始から50年目になるポッキーの主要シリーズを大幅リニューアル。プレッツェルにオイルコートを実施し、コク深く、くちどけよく仕上げた。
162円→171円 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。
171円→183円 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
昔のポッキーの価格 江崎グリコ
2003年 82g 150円 日本食糧新聞
2004年 100g 170円 江崎グリコ ニュースリリース
2007年 72gに実質値上げ J-CASTニュース
2008年 63gに実質値上げ 63g時のニュースリリース
2009年 70gに実質値下げ 食@新製品
2015年 72g 162円 産経 WEST
2022年9月 171円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2023年 183円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

ポッキーの値上げ解説

細長く食感のよいプレッツェルに、持ち手部分を確保しつつチョコレートをコーティングするという画期的なお菓子「ポッキー」。世界中で愛される、日本を代表するお菓子と言っても過言ではないのかもしれません。

そんなポッキー、1966年に「チョコテック」の名で試験販売され、1967年に京阪神限定販売、1968年には全国展開し、それに合わせて「ポッキー」に名称変更。その時点での価格は60円、内容量は分からん。

チョコテックからポッキーへ商品名変更

その後は高度成長期の波に乗り、順調に値上げ。1980年には150円になっています。一方、内容量に関しては、確認できる限り2003年時点で82g入り150円。

2004年に行われたリニューアルにおいて、内容量を82gから100gに増やします。一方、価格は170円ほどに値上げ。

100gのポッキー

パッケージには「ALL NEW 100g」と記載されており、レギュラーサイズのポッキーチョコレートとしては、この時が最も多かったと思われます。「ポッキー少なくなった」と感じている人は、この頃と比べている可能性も。

確かにこの頃のポッキーは100gと大容量ながら、値上げして量を増やしているため、ほとんどの時期において150円だった通常のポッキーと量だけを比べるのはフェアではないかと。

しかし、この“100g時代”はあっという間に終わりを告げる。2005年には価格を150円に戻したうえで80gに減量し、2007年のリニューアルで72g(36g×2袋)に・翌2008年には63g(31.5g×2袋)にステルス値上げしたことを確認。

2007~2008年って、リーマンショック前で“もの”の値段が高騰していた時期ということもあり、お菓子に限らず様々なものが値上げしていた。原油価格なんて一時1バレル=150ドルに迫る147ドルを付けたくらいだからね。

しかし、2008年9月にリーマンショックが起き、商品価格は暴落。そういった背景もあってか、ポッキーチョコレートは2009年9月のリニューアルにおいて70g(35g×2本)に増量します。

江崎グリコ曰く、1本当たりの長さを5mm長くし、かつ2本増量したらしい。

5mm伸ばしたら、ポッキーゲームを行った際、キスに至るまでの時間が伸びるじゃねぇか!

…と感じた人もいるかもしれないが、ポッキーが伸びようが伸びまいがキスできるヤツはできるし、できないヤツはできない。長さの問題ではなく魅力の問題なので諦めろ。

ちなみに私は、ポッキーゲームを行いそうな合コンなどに誘ってくれる友達など存在しないし、もっと言うと友達自体いない“ぼっち”だから、ポッキーゲームなどという破廉恥な遊びは未経験だ。

機会があればやらんこともないけどな。

2015年になると、さらに2g増えて72g(36g×2袋)に。しかし同年9月のリニューアルにより、それまでの“税込150円”から“税別150円”に値上げします。30年以上守り続けてきた税別150円が潰えた瞬間ですね。

さらに2022年、新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻などの影響により世界的に物価が急騰し、そのあおりを受けてポッキーも税込171円に値上げ。それから5か月後の2023年2月にはさらに値上げして183円に。

あんまり値上げされると、ポッキーゲームが実現する来るべき日に向けた常備が厳しくなるんだが…いざという時に「ポッキー高くて買えなかった…」とかなった日にゃ、私が孤独死する際のダイイングメッセージは「ポッキーゲームがしたかっ…」で決まりだぞ。

昔は現在のように2袋に小分けされておらず、1袋にすべて入っていました。しかも箱の大きさに対しパンパンに入っていたため、「ポッキーは一袋入りだった昔に比べてかなり減った」と感じている人も多いことでしょう。

しかしね、実際は「ほとんど減っていない」というのが正解。

確かに昔は箱に対しパンパンに入っていた。一方、現在は2分割され“スカスカ”ですよね。しかしこれ、量が減ったのではなく、箱が大きくなったからなのです。Twitterに分かりやすい画像を挙げている方がいらっしゃいました。

ポッキーのパッケージは大きくなっている
出典:ポッキーマニア


事実、箱パンパンに入っていた1975年当時のポッキーのパッケージをよく見てみると、「NET 72g」の文字が確認できる。ちなみに100円だった1974年頃は74gと記載されている。

ポッキーは昔から量は多くなかった

小分けされておらず、かつ箱いっぱいに入っていた記憶から、「今と違って昔のポッキーは量が多かった」という印象が強く残っているのだろう。それでなくても子供の頃などの記憶は美化されがちだからね。

小さな体だった子供の頃は広く大きく感じたものも、大人になって改めて見直すと、全然広くなかった、全然大きくなかったということがよくありますよね。“ポッキー量が多かった説”もそれと同じ原理が働いているのです。

ま、ピーク時に80g超えており、現在は72gに減ったことは間違いないんですけどね。たった1年間かつ値上げも伴ったとはいえ、2004~2005年には100gだった時もあったしね。一方、箱パンパンだった頃に72gしかなかった時期があるのもまた事実。

別にグリコの肩を持つつもりはありませんが、消費者の勘違いで「減った減った」と叩かれるのも酷い話なので、一応フォローしてみた。

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