フレンドベーカリーの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
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商品名 | フレンドベーカリー<チョコレートビスケット> |
内容量 | 62g |
参考小売価格 | 113円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、ショートニング、全粉乳、植物油脂、カカオマス、ココアバター、でん粉、食塩/膨脹剤、香料、乳化剤、パプリカ色素、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 1袋当たり(62g) |
エネルギー 328kcal たんぱく質 3.9g 脂質 17.0g 炭水化物 39.8g 食塩相当量 0.29g |
発売日 | 1987年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1987年~ | 不明 | 100円 |
2006年時点 | 77g前後? | 100円 |
2008年2月~ | 66g | 100円 |
2012年頃~ | 73g | 100円 |
2014年~ | 68g | 100円 |
2017年~ | 62g | 100円 |
2022年9月~ | 62g | 103円 |
2023年2月~ | 62g | 113円 |
2024年2月~ | 3~13%値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
66g→73g | なし |
73g→68g | なし |
68g→62g | なし |
100円→103円 | 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。 |
103円→113円 | 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
3~13%値上げ | 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2008年 66g 100円 | ダーイスキ!!お菓子ブログ |
2012年 73gに実質値下げ | もぐナビ |
2014年 68gに実質値上げ | asouken |
2017年 62gに実質値上げ | パン食べたよ |
2022年9月 103円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2023年 113円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年 3~13%値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
フレンドベーカリーの値上げ解説
ポッキーやプリッツ、カプリコなど人気のお菓子を多く抱えるグリコ。しかしオーソドックスなクッキーやビスケットのイメージは希薄ですよね。そんな中で数少ない“普通のクッキーやビスケット”といえるラインナップが「フレンドベーカリー」。
1987年の発売当初は本当にオーソドックスなクッキーからスタートしたらしいが、その後は不動の「チョコレートビスケット」を中心に、チョコチップクッキーやクリームサンドなど様々な商品を展開。
発売時から税別100円という価格を維持しながらも、内容量は時代や原材料価格、物価などに合わせて変化しています。
定番の「フレンドベーカリー<チョコレートビスケット>」の場合、2008年時点で内容量66gとなっていました。2008年2月の段階でリニューアルという名のステルス値上げが行われ66gに減らされた可能性大。
なぜなら、66g時点のエネルギーは347kcalである一方、2005~2006年あたりは406kcalだったという情報が散見されるから。2008年といえば、お菓子に限らず様々な商品が値上げやステルス値上げされた時期だからね。
単純計算すると、66g・348kcalであるなら1g当たりのカロリーは5.257575kcal。406kcalからこれを割ると77.2gということになる。あくまでも机上の話だが、2008年以前はこのくらいの内容量だったのは間違いないかと。
2008年にステルス値上げが行われたフレンドベーカリー<チョコレートビスケット>ですが、2012年頃には73g入りになっています。価格は引き続き税別100円であったことから、ステルス値下げ(?)と言って差し支えないかと。
しかしその後は2014年に68g、2017年には62gに減らし現在に至ります。
また、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で原材料の高騰や物価高が長期化した2022年に103円に値上げ。翌2023年2月にはさらに10%前後の値上げが行われ、フレンドベーカリーの価格は113円に。お手軽感がなくなってきたな。
フレンドベーカリーのビスケット・クッキー1枚1枚が小さくなったと感じている人も多くいるとみられ、実際その感覚は間違っていない。
フレンドベーカリーは少なくとも2000年代前半から10枚入りが基本であり、それはグラム数が減少しても変わらなかったことから、66gに減量した際は1枚1枚の大きさが小さくなったのは想像に難くない。
また、73gに増量した際はパッケージリニューアルと共に1枚の大きさを小さくしつつ枚数を増やした模様。73g時は13~14枚という情報も。62gの現在でも10~11枚入りであるため、2008年以前に比べかなり小さくなっているはずです。
にしてもこのフレンドベーカリー<チョコレートビスケット>、マクビティの「ダイジェスティブビスケット チョコレート」や、ブルボンの「チョコダイジェスティブ」にそっくりよね。
全粒粉を使用し、ザクザクとした食感と香ばしさが売りのマクビティやブルボンのビスケットに比べ、フレンドベーカリーはサクサクと軽い食感のオーソドックスなビスケットなので、一応差別化しているんだろうけど。
で、価格的には歴史あるマクビティが圧倒的に高く、98.6g・170円のブルボンが1gあたり1.73円で、62g・113円のグリコフレンドベーカリーは1.82円とちょい高い。実質的にはブルボンとグリコはほとんど同じコスパということに。
そもそもフレンドベーカリーは取り扱っていない小売店も多いからなのか、割引率はやや渋め。一方、多くの店舗で見かけるチョコダイジェスティブは割引も比較的旺盛で、100円を切る価格で売られていることも。
フレンドベーカリーに強いこだわりがあるならまだしも、そうでなければブルボンのチョコダイジェスティブビスケットで事足りる気がする。ビスケットやクッキーの製造・販売実績はブルボンが圧倒しているしね。
比較的長い歴史を持ちながらフレンドベーカリーがいまいちパッとせず、チョコダイジェスティブに大きく水を開けられている理由は、私のような考えが世間の最大公約数的な認識だからなのだろう。