チーザの値上げ・ステルス値上げ情報

チーザの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 生チーズのチーザ
内容量 40g
参考小売価格 208円(税別)
原材料
(チェダーチーズ)
ナチュラルチェダーチーズ、植物油脂、乳糖、でん粉、食塩、たまねぎシーズニング、酵母エキス/加工デンプン、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、カゼインナトリウム、香料、アナトー色素、乳化剤、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
栄養成分
1袋当たり(40g)
エネルギー 215kcal
たんぱく質 7.0g
脂質 12.7g
炭水化物 18.2g
食塩相当量 1.3g
発売日 2008年2月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2008年2月~ 38g 180円
2011年11月~ 42g 180円
2013年6月~ 50g 183円
2014年2月~ 46g 183円
2015年3月~ 40g 180円
2022年9月~ 40g 190円
2023年9月~ 40g 208円
2024年2月~ 3~13%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
38g→42g 「チーザ<4種のチーズ>」を2011年11月15日から期間限定で発売し、発売中のチーザ3品については内容量を期間限定で10%増量。
42g→50g
180円→183円
チーズの使用量を増やし、1枚あたりのサイズを約20%小さくし食べやすく改良。内容量は42gから50gに増量。
50g→46g なし
46g→40g
183円→180円
新しいチーザは加熱する前の生のチーズをそのまま原料に使用。これまで以上の濃厚でチーズ本来の味わいが楽しめる。
180円→190円 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。
190円→208円 食品市場は多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。
3~13%値上げ 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2008年 38g 180円 日本食糧新聞
2011年 42gに実質値下げ 江崎グリコ ニュースリリース
2013年 50gに実質値下げ 江崎グリコ ニュースリリース
2014年 46gに実質値上げ もぐナビ
2015年 40gに実質値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2022年 190円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2023年 208円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年 3~13%値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

チーザの値上げ解説

クラッツ同様、お酒のお供として濃厚な味に仕上げているグリコの「Cheeza(チーザ)」。生地にチーズを50%以上練りこんでいることが大きな売り。

このチーザが発売されたのは2008年。当時は内容量38g、価格は税別180円。

2011年に期間限定として10%増量し42gとするものの、2012年のリニューアルで42gが定着。しかしこのリニューアルでの42g化は“アーモンドを4g追加”というなんとも微妙なものに。

「チーザだけで増量しろよ!」という批判が爆発したのは想像に難くない。

2013年のリニューアルでは3円値上げして税別183円になるも、内容量を50gに増やすという大盤振る舞い。近年稀にみる“実質値下げ”といえるかもしれない。(大袈裟)

「美味しいけど量少ねぇよ!」という酔っ払い共のクレームが多かったのかな?

しかし、それから1年も経たない2014年2月には46gに実質値上げ。このタイミングでアーモンドがなくなったっぽいから、4gの減量はアーモンド分だったのでしょう。もちろんコスト削減に他ならない。

そして2015年、満を持して「生チーズのチーザ」が登場。内容量を13%減らし40gにするというステルス値上げを伴ってな。一応参考小売価格は3円値下げして180円にしたらしいが、焼け石に水感満載。

2022年9月には、ロシアによるウクライナ進行などの影響による物価高のあおりを受け、チーザも値上げしています。オープン価格であるためはっきりとした参考小売価格は分からないものの、188円or190円といった感じ。

2023年9月にはさらなる値上げを行い、参考小売価格は208円ほどに。値上げ著しいチーズを50%以上使っているとはいえ、40gで200円超って消費者舐めきってないか?

これだけ出すなら本物のチーズでよくね?

ところでこのチーザ、メーカーが「チーズより2倍旨みが濃い」と謳っているように、色々と無駄に濃い。人間で例えるなら藤岡弘さんってところか。

味は濃厚、匂いも強烈。チーズ好きじゃない人がパッケージを開けようものなら、「うっ…」ってなること必至だよ。

これがチーズ好きにはたまらないのだろうけど、チートスやスコーンのチーズ味でも十分味が濃くて臭いと感じる私にとって、チーザはチーズ感の演出が過剰すぎる。

匂いに耐えて口にすれば美味しいのは間違いないものの、味や匂いが強烈だけに、少し食べたら「もういいや」ってなる。

しかも量が少なくて価格は高い。私には縁遠い商品だなぁ。

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