トッポのステルス値上げ情報

トッポのステルス値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 トッポ
内容量 36g×2袋
参考小売価格 160円(税別)
原材料 小麦粉、砂糖、植物油脂、全粉乳、でん粉、カカオマス、ショートニング、加糖れん乳、クリームパウダー、ココアパウダー、モルトエキス、食塩、ココアバター、大豆胚芽エキス/加工でん粉、膨張剤、乳化剤、香料、アナトー色素
栄養成分
1袋(36g)
エネルギー 193kcal
たんぱく質 2.6g
脂質 10.5g
炭水化物 21.9g
食塩相当量 0.3g
発売日 1994年4月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2000年時点 41g×2袋 150円
2006年頃~ 39g×2袋 150円
2008年3月~ 36g×2袋 150円
2023年9月~ 36g×2袋 160円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
82g→78g なし
78g→72g なし
150円→160円 原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
41g×2袋表記あり グーグル ブックス
39g×2袋時 菓子辞典 実食レビュー
2008年 36g×2袋に実質値上げ 大善リテールサービス
2023年 160円に値上げ ロッテ ニュースリリース

トッポの値上げ解説

筒状のカリカリプレッツェルの中にチョコレートを注入した画期的なお菓子「トッポ」。夏場でもチョコレートが手に付かず、かつどこを食べてもチョコとプレッツェルの均一な味が楽しめるとあって発売以来多くの支持を集めるロッテの人気商品。

乱暴に言ってしまえばポッキーのチョコレートとプレッツェルをひっくり返したような菓子。食感はかなり違うので好みが分かれるところか。

そんなロッテのトッポ、現在の内容量は36g×2袋入の計72g。本数は1袋12本なので計24本ということになります。価格は税抜160円。

しかし2008年3月まではの内容量は39g×2袋の計78g、価格は税別150円でした。本数は1袋13本の計26本だったので価格を据え置いたまま2本減ったことに。典型的なステルス値上げですね。

もっと以前に目を向けると、2006年頃まで41g×2袋の表記が見受けられる。1袋36gの現在のカロリーが193kcal、39gだった頃は212kcal。そして41gだった時は223kcal前後だった模様。

トッポの新旧カロリー

41gから39gへとステルス値上げされた際に本数が減らされたのかどうかは不明だが、「トッポって昔に比べて細くなったよね」なんて声が散見されることを考えると、本数を変えず1本1本を細くしたor短くした可能性も。

そして2008年に2本減らして計24本、重量的には72gにステルス値上げ。その後15年にわたりこの規格と価格を維持するも、2023年になって160円に値上げ。

…まあ、えげつないステルス値上げを行うロッテにしては良心的と言えるか。

ちなみに、ライバル関係といえるポッキーは内容量72gに対し参考小売価格は150円と、トッポと全く同じ…だったのですが、トッポがほとんど値上げせずに頑張っている中、ポッキーは2022年と2023年に値上げしたため現在は170円。

「トッポでもポッキーでもどっちでもいいわ」という人であれば、トッポを買った方が出費を抑えられるだろう。

また、地味にトッポに似ているのが明治のプッカ。あれは魚型のプレッツェルの中にチョコレートを注入している商品で、味や食感はかなり似通っている。まあ市場規模的にトッポのライバルとは言い難いけどね。コスパ的にもプッカの方が悪いし。

ロッテのトッポ、確認できる範囲では段階的に82gから72gへと実質値上げされてはいるものの、他のお菓子に比べればその幅はそれほど大きくない。同社のガーナなんて10年足らずで75gから50gだからね。

実売価格を見ても安売りしていれば98円くらいで購入することができる。私のように「1g=1円以下じゃないと買わない」という貧乏人ならまだしも、常識的な人にとってはそこそこのコストパフォーマンスかと。

無駄な知識…と前置きしたうえで、かつてグリコに「リバース」というトッポのパクリみたいな商品があった。同社のポッキーをリバース(裏返し)したという意味なのかな? 決して「リバースするほど不味い」という意味ではない。

あっという間に消えたけどね。ホント無駄な情報でした。

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