クールミントガムの値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | クールミントガム |
内容量 | 9枚 |
参考小売価格 | 120円(税別) |
原材料 | マルチトール、エリスリトール、還元パラチノース、ゼラチン、ウーロン茶抽出物/ガムベース、甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、香料、軟化剤、クチナシ色素 |
栄養成分 1パック(9枚) |
エネルギー 32kcal たんぱく質 0g 脂質 0g 炭水化物 19.1g 食塩相当量 0.004g |
発売日 | 1960年6月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1960年6月~ | 6枚 | 20円 |
1970年8月~ | 7枚 | 30円 |
1974年~ | 7枚 | 50円 |
1980年~ | 7枚 | 60円 |
1991年~ | 7枚 | 70円 |
1993年6月~ | 7枚 | 100円 |
2000年時点 | 9枚 | 100円 |
2004年4月~ | 9枚 | 96円 |
2015年6月~ | 9枚 | 100円 | 2022年9月~ | 9枚 | 110円 |
2024年3月~ | 9枚 | 120円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
96円→100円 | おいしさそのままにパッケージデザインリニューアル。 |
100円→110円 | 原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定並びに内容量変更を実施。 |
110円→120円 | 引き続きエネルギーコストの上昇に伴う物流費高騰や人手不足による人件費の上昇、多くの原材料・包装資材の価格高騰が続いており、やむを得ず価格改定および内容量変更を実施。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
過去の価格の参照 | ロッテ ガムの歴史 |
2015年 100円に値上げ | PRTIMES | 2022年 110円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 120円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
クールミントガムの値上げ解説
ミント系ガムの中でも屈指の人気を誇るロッテの「クールミントガム」が発売されたのは、同社のグリーンガムから遅れること3年、1960年のこと。当時は6枚入りで20円という価格でした。
その後は物価の上昇に合わせ1970年に30円、1974年50円、1980年60円、1991年70円と徐々に値上げされていき、1993年頃にはすでに現在の価格である100円になっています。裏を返せば30年近く値上げされていないことに。
一方、時代に合わせ内容量も徐々に増えている。発売当初は6枚入だったクールミントガムも30円に値上げされた1970年には7枚入りとなり、少なくとも2000年には現在と同じ9枚入に。
ちなみに1枚あたりの大きさの変化までは分からなかった。多分ほとんど変わっていないとは思うが…
細かい話ではあるが、2004年の消費税の税込表示義務化によってそれまでの参考小売価格「税別100円」から「税込100円」になっています。税込100円は税抜96円なので一応値下げということに。
ただ、2015年のリニューアルにより再び税別100円に値上げし、原材料や物価の高騰、円安などが急激に進んだ2022年には110円へと値上げ。さらに2024年には120円に。
他の菓子に比べればロッテのクールミントガムは20年以上にわたり内容量・価格ともにあまり変わっていないということに。ガムの原価なんてたかが知れているだろうから、大幅値上げする必要もないといったところか。
そんな中唯一大きな変化と呼べるのが、2014年のリニューアルでシュガーレスになったこと。実際にカロリーを比べてみても大きく異なることが分かる。
これはグリーンガムでも同様の措置が。一方でブラックブラックなどは現在も80kcalくらいのカロリーなのでシュガーレス化は行われていない模様。
1枚あたりのカロリーは9kcalが4kcalになった程度の差だが、塵も積もれば山となる。ダイエッターにとってはわずかながらでも下がってくれれば購入動機になる気がする。ガムは空腹を紛らわせるにも都合がいいからね。
少なくとも20年以上にわたり最小限の値上げに留めてきたクールミントガム。私のような「安易な値上げは許さん!」という人も安心して買うことができる商品なのではないでしょうか。