ふ~せんの実ガムのステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | ふ~せんの実 |
内容量 | 35g |
参考小売価格 | 120円(税別) |
原材料 | 砂糖、ぶどう糖、水あめ、もち粉、ゼラチン、カカオ抽出物/ガムベース、酸味料、軟化剤、香料、増粘剤(アラビアガム)、光沢剤、野菜色素 |
栄養成分 1パック(35g) |
エネルギー 106kcal たんぱく質 0g 脂質 0g 炭水化物 26.6g 食塩相当量 0.005g |
発売日 | 1986年頃 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2000年時点 | 50g | 100円 |
2008年7月~ | 43g | 100円 |
2010年3月~ | 38g | 100円 |
2015年2月~ | 35g | 100円 |
2022年9月~ | 35g | 110円 |
2024年3月~ | 35g | 120円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
50g→43g | なし |
43g→38g | なし |
38g→35g | なし |
100円→110円 | 原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定並びに内容量変更を実施。 |
110円→120円 | 引き続きエネルギーコストの上昇に伴う物流費高騰や人手不足による人件費の上昇、多くの原材料・包装資材の価格高騰が続いており、やむを得ず価格改定および内容量変更を実施。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2000年 50g 100円 | ロッテ 商品紹介 |
2008年 43gへ実質値上げ | 日本食糧新聞 |
2010年 38gへ実質値上げ | ロッテ 商品カタログ |
2015年 35gへ実質値上げ | 食@新製品 |
2022年 110円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年 120円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
ふ~せんの実ガムの値上げ解説
子供の頃、多くの人が親しんだであろうフーセンガムの中でも、多量のガムがプラスチックケースに収められた「ふ~せんの実」は子供心に幸せを感じたもの。
がしかし、そんな子供の幸せは大人の事情により徐々に小さなものに。そう、ふ~せんの実ガムはかなり豪快に内容量を減らされているのです。
2000年頃、ふ~せんの実ガムの内容量は50g、価格は100円でした。10円で5g以上の内容量を誇ったマルカワのマーブルガムやFELIXガムに比べるとややコストパフォーマンスに劣るが、プラケース入りと考えれば十分及第点。
そんな状況に変化が訪れたのが2008年。価格を据え置いたまま内容量をそれまでの50g入りから43gへと減少させたのです。いわゆる実質値上げですね。
一度減らしてしまえば“たが”が外れるのか、2010年には38g、2015年に35gへと相次いで実質値上げを実施。あっという間に3割減ですよ。
しかも2022年に110円へと値上げし、2024年には120円に。以前は1g当たり2円だったふ~せんの実ガムも、あれよあれよと1g当たり3.5円になっちゃったよ。
内容量も価格もほとんど変化がない同社のグリーンガムやクールミントガムとは大違い。まあ、あっちはふ~せんの実と違い元から内容量がかなり少ないから、減らさなくても利益は十分確保できるということか。
子供の頃、ガムといえばフーセンガムだった。ふ~せんの実はもちろん、バブリシャスやマーブルガム、FELIXガムなど色々食べ漁った記憶がある。10円入れるガチャガチャタイプのものもあったな。…今考えるとあれって相当不衛生だよな…
しかし、いつの間にかフーセンガムを食べることはなくなり、「ガム=ミント系」が当たり前に。口臭や虫歯予防などガムに“機能”を求めるようになる一方、美味しさや楽しさなど考えもしなくなった。
つまらない大人になったもんだ。
だからといって「じゃあふ~せんの実買って噛むか?」と問われれば答えはNO。元々ガムを噛む習慣はないし、あれを美味しいとも感じない。
人から貰えば噛むが、お金を払ってまで噛むものではないという認識なのだ。実質値上げによって量が減っているというのであればなおさら。
飴だったらたまに買うこともあるんだけどねぇ…180g入で100円そこそこの安いやつ。噛むより舐めるほうが好きなの。とはいっても飴もほどほどのところで噛み砕いてしまうんだけどね。