チョココのステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社ロッテ |
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商品名 | チョココ |
内容量 | 5.8g×17枚 |
参考小売価格 | 260円(税別) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、全粉乳、カカオマス、全卵、脱脂粉乳、ココアバター、食塩/膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料、クチナシ色素 |
栄養成分 1枚(5.8g) |
エネルギー 32kcal たんぱく質 0.4g 脂質 1.8g 炭水化物 3.4g 食塩相当量 0.028g |
発売日 | 1976年10月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1976年10月~ | 不明 | 200円 |
1978年 | 不明 | 220円 |
1980年 | 不明 | 230円 |
2000年時点 | 16枚(四角) | 200円 |
2002年頃~ | 6.5g×18枚 | 200円 |
2010年8月~ | 6.5g×17枚 | 200円 |
2014年10月~ | 5.8g×17枚 | 200円 |
2022年7月~ | 5.8g×17枚 | 210円 |
2023年9月~ | 5.8g×17枚 | 240円 |
2024年3月~ | 5.8g×17枚 | 260円 |
2024年11月~ | 5.8g×17枚 | 3.7~38.4% 値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
四角→丸型 | なし |
18枚→17枚 | なし |
6.5g→5.8g | パッケージとキャッチコピーをリニューアル。 |
200円→210円 | 近年、原材料や梱包資材の価格、物流コストの上昇が続いており、企業努力によるコスト上昇の吸収が困難な状況になったため、やむを得ず価格改定を実施。 |
210円→240円 | 原材料や包装資材の価格、物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収が一層困難な状況になったため価格改定を実施。 |
240円→260円 | 引き続きエネルギーコストの上昇に伴う物流費高騰や人手不足による人件費の上昇、多くの原材料・包装資材の価格高騰が続いており、やむを得ず価格改定および内容量変更を実施。 |
2024年11月 3.7~38.4%値上げ |
食品市場を取り巻く環境において、物流費や光熱費、原材料・包装資材の価格が依然として高く推移しており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ロッテ |
2000年 16枚 四角 | ロッテ商品紹介 |
2002年 18枚 丸型 | ロッテ 商品紹介 |
2010年 17枚へ実質値上げ | ロッテ 商品カタログ |
2014年 5.8gへ実質値上げ | amazon |
2022年 210円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2023年 240円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年3月 260円に値上げ | ロッテ ニュースリリース |
2024年11月 3.7~38.4%値上げ | ロッテ ニュースリリース |
ロッテ チョココの値上げ解説
ラングドシャの底面にチョコをコーティングしたチョココ。1976年に発売されたマザービスケットシリーズの一種であり、実は現存するロッテのビスケット・クッキーの中で最古の存在。
チョココは現在でこそ1枚5.8gの個包装、17枚入りとなっていますが、遡ると内容がかなり減らされてきた歴史が垣間見えます。
マザービスケットシリーズとして発売された当初、チョココはマザービスケットシリーズの他商品同様長細いパッケージでした。当然ながら個包装ではなく、縦(横?)にずらっと並べられている昔ながらのアレ。
その後個包装になりパッケージは箱型に。2000年時点では1枚何グラムかまでは確認できなかったものの、当時のロッテの公式サイトには16枚入と記載されています。
この頃チョココは四角だったため、1枚1枚は現在の丸型より大きかったのは想像に難くない。実際2002年頃に丸型に戻った際には16枚入から18枚入に増えているところを見ても、丸型になって1枚1枚は小さくなったのだろう。
ただ、1976年に丸型で発売されたチョココがどういった経緯で四角になり、また丸型に戻ったのか興味は尽きない。まあ2002年頃に丸型に戻したのは内容量を減らすための策だと推測されるが、なぜ四角にしたのかは分からない。
その後2010年のリニューアルで17枚入にステルス値上げ。そして原材料価格の高騰などを理由に多くの商品の内容量が減らされた2014年には従来の1枚6.5gから5.8gへと減らされています。
1枚あたりでみれば0.7g程度の減少ではあるものの、1箱単位だと「110g→98g」と決して馬鹿にできない。
一方、価格に関しては発売以来200円を堅持していたものの、原材料価格などの高騰が限界に達したとのことで、2022年7月に210円、2023年240円、2024年3月には260円へと値上げしています。
個人的意見と前置きしたうえで、そもそも個包装とかいらないんだよね。
個包装だとちょっと食べたい時でも気軽に食べられるとか、衛生面に優れるとかメリットがあるのだろうけど、食べきれなかった分はジップロックなどの食品保存袋に入れ数日中に食べきるようにするから個包装でなくても何の問題もない。
シェアするときに便利? そんな友達いないし、置き菓子買う心配りや細やかさなど私には存在しないから大丈夫。
個包装なんぞに余計なコストをかけるくらいなら、その分内容量を増やしてくれと声を大にして言いたいわ。プラスチックごみの問題? そんなものどうでもいい。ただただ量を増やしてほしいだけなの。(クズ)
相次ぐステルス値上げによりかなり量が減ってしまったロッテのチョココ。とはいえラングドシャにチョココーティングの上品な味わいと食感は捨てがたい。あんまり安売りしないのが玉に瑕か。