アーモンドチョコレートシェアパックの値上げ情報

ロッテ アーモンドチョコレートシェアパックの実質値上げ情報
メーカー 株式会社ロッテ
商品名 アーモンドチョコレートシェアパック(旧ファミリーパック)
内容量 97g(5袋入)
参考小売価格 540円
原材料 砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖/光沢剤、乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1袋(19.5g)
エネルギー 113kcal
たんぱく質 2.0g
脂質 7.5g
炭水化物 9.3g
食塩相当量 0.02g
発売日 2002年頃?

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2002年時点~ 243g 500円
2006年中頃 販売終了?
2011年8月~ 189g 500円
2014年8月~ 141g 500円
2019年7月~ 117g 500円
2023年~ 97g 500円
2024年8月~ 97g 540円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2014年8月
189g→141g
なし
2019年7月
141g→117g
なし
2023年
117g→97g
なし
2024年8月
500円→540円
食品市場を取り巻く環境において、物流費の上昇、原材料・包装資材の価格高騰により製造コストの上昇が続いており、これ以上の企業努力によるコストアップ吸収が困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 株式会社ロッテ
2002年 243g 500円 ロッテ 商品紹介
2011年 シェアパック 189g 食@新製品
2014年 141gに実質値上げ amazon
2019年 117gに実質値上げ amazon
2024年 97gに実質値上げ Rakuten
2024年 540円に値上げ ロッテ ニュースリリース

アーモンドチョコレートシェアパックの値上げ解説

チョコレート菓子の多くには大袋が存在します。ロッテであればパイの実やコアラのマーチ、ガーナ&クランキーチョコレートなど様々な製品に大袋が設定されている。

しかし大袋を「お徳用」と勘違いすることなかれ。どの大袋も100~150円ほどのベーシックな箱入り商品より割高であり、ロッテアーモンドチョコレートの大袋も例外ではありません。

過去のロッテの公式サイトからアーモンドチョコレートの大袋が確認できるのは2001年末。この時は他の大袋同様「ファミリーパック」の商品名で売られており、内容量243gに対しメーカー希望小売価格は500円でした。

ただね、2002年1月に素の箱入りアーモンドチョコレートが従来の108gから130gへと大増量しつつ価格を200円に据え置いたため、243g500円のファミリーパックはどう考えても割高。箱入りを2個買えば260g400円だったからね。

そんな背景もあってか、ロッテアーモンドチョコレートのファミリーパックは2006年の中頃に姿を消します。パイの実やコアラのマーチが内容量を減らしつつ「パーティーパック」に鞍替えしたのとは対照的。

ロッテアーモンドチョコレートの大袋が復活したのは2011年。「シェアパック」と名を変えたそれの内容量は189gになっていました。価格はオープン価格に変更されたため、具体的な価格は分からない。

ただ、当時の箱入りアーモンドチョコレートが98g200円であったことを考えると、189gのシェアパックの参考小売価格は以前のファミリーパック同様500円であったと推測されます。

243gの商品が復活したら189gになっていたの巻。

その後2014年には価格を据え置いたまま141gへ実質値上げ。同時期に箱入りが86gに減っているため、これに合わせた実質値上げと見ていいでしょう。

そして2019年に117gへとステルス値上げし、2023年には97gに。117gの時は19.5g×6袋入りでしたが、1袋減らして19.5g×5袋にしやがりましたよ。さすがロッテのステルス値上げはえげつねぇや。

さらに2024年8月になると540円に値上げ。

箱入りのアーモンドチョコが86g入り250円なのに、シェアパックが97g・540円ってどう考えてもおかしいだろう。お徳用っぽい大袋なのに箱入りと10gほどしか変わらないって…もう詐欺だよね。

ロッテの建前である参考小売価格540円となると、アーモンドチョコレート シェアパックのグラムあたりの単価は約5.57円。箱入りのアーモンドチョコレート(86g・250円)が約2.91円であるため、大袋の方が相当割高…というか、ほぼ2倍。

ただね、ロッテのシェアパックやファミリーパックは参考小売価格540円~670円がほとんどだけど、実勢価格は5~6割引が当たり前。スーパーやディスカウントストアなどの実勢価格は298~398円くらいか。

それでも十分割高だけどな。そもそも参考小売価格とは言え97gで540円とか、消費者舐めきっている。シェアパックという大袋にもかかわらず97gというのも完全に舐めきっている。ほんとふざけた企業だわ。

それでもあえてフォローするなら、他のシェアパック同様不特定多数の人間に配る場合や、会社の置き菓子として活用するのが主な目的か。個包装である点が唯一の強み。

一人もしくは家族で食べるならシェアパックではなく箱入りのアーモンドチョコレートを買った方が絶対にいい。

「一度に多く買えば買うほど単価は安くなる」というスケールメリットの常識を無視したロッテの大袋、意味が分からない。まあ、チョコレート菓子に関してはロッテに限らず他のメーカーも同様の設定が多いんだけどね。

ちなみに、ロッテ アーモンドチョコレートシェアパックに入っている数は5粒×5袋。100粒は入りそうな大袋に実際に入っているのはたったの25粒。

よくよく考えたら、箱入りアーモンドチョコレートは何度も実質値上げされた今でこそ21粒86gで250円だが、2008年まで36粒130g入で200円だったのよね。それより少ない大袋って…

何度も実施された実質値上げや値上げによりファミリーパック時代から半減…どころか60%減となったロッテ アーモンドチョコレートシェアパック。もしかしたらシェアパックの“シェア”ってメーカーと消費者が内容量を分けあうって意味なのか?

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