ポッキー<大袋>の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
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商品名 | ポッキーチョコレート<8袋> |
内容量 | 101.6g(12.7g×8袋) |
参考小売価格 | 306円(税込) |
原材料 | 小麦粉、砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ショートニング、モルトエキス、でん粉、イースト、食塩、ココアバター/乳化剤、香料、膨脹剤、アナトー色素、調味料(無機塩)、(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 1袋当たり(12.7g) |
エネルギー 65kcal たんぱく質 1.1g 脂質 2.9g 炭水化物 8.5g 食塩相当量 0.055g |
発売日 | 2005年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税込) |
2005年~ | 180g(8本×10袋) | 298円 |
2006年6月~ | 157.5g?(7本×10袋) | 298円 |
2007年10月~ | 145g(8本×10袋) | 298円 |
2008年8月~ | 127g(7本×9袋) | 298円 |
2014年4月~ | 127g(7本×9袋) | 306円 |
2015年~ | 133.2g(7本×9袋) | 306円 |
2022年9月~ | 118.4g(7本×8袋) | 306円 |
2023年2月~ | 101.6g(6本×8袋) | 306円 |
2024年2月~ | 3~13%値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
180g→157.5g | 10%増量期間終了。 |
157.5g→145g | 乳製品や油脂、カカオ豆といった原材料価格の高騰により実質値上げ。内袋を開封しやすく改良。 |
145g→127g | なし |
127g→133.2g | 発売開始から50年目になるポッキーの主要シリーズを大幅リニューアル。プレッツェルにオイルコートを実施し、コク深く、くちどけよく仕上げた。 |
133.2g→118.4g | 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。 |
118.4g→101.6g | 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
3~13%値上げ | 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2005年 180g 298円 | もぐナビ |
2006年 157.5g? 298円 | 江崎グリコ 商品紹介 |
2007年 145g 298円 | 食@新製品 |
2008年 127gに実質値上げ | もぐナビ |
2015年 133.2gに増量 | ときどきNao日記 |
2022年9月 118.4gに実質値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2023年 101.6gに実質値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年 3~13%値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
ポッキー<大袋>の値上げ解説
老若男女問わず、幅広い年代から愛されている国民的お菓子「ポッキーチョコレート」。そんなポッキーのお徳用大袋…っぽい雰囲気を漂わせた割高商品が「ポッキーチョコレート<8袋>」です。いわゆる“大袋版”。
ポッキーチョコレートの大袋が発売されたのは2005年。登場時からいきなり「10%増量」という謎仕様であり、内容量は増量分含めて8本×10袋の計180g、価格は税込298円(税別284円)でした。
ポッキーは“箱”が圧倒的に人気とあって、大袋の情報は限られており、特に10袋入り時代の情報はほとんど見当たらないものの、2005年の発売時に180gも入っていたのは間違いない。
もぐナビに加え、2005年当時のグリコ公式の「栄養成分ナビゲーター」にも「ポッキーチョコレート<10袋> 1袋(18g)」とはっきり掲載してあるからね。
その後10%増量期間が終わることになりますが、そのあたりはいまいちはっきりしない。単純に1本減って7本×10袋(157.5g)になったという情報の他に、6本×12袋(162g)だったことを示す画像と情報が1件だけ存在するからです。
10%増量が終わった結果162gになったというのは計算が合いますし、当時のポッキーの1本の重量である2.25g×72本で162gというのも説得力がある。しかし情報がもぐナビのみしか存在せず確証が得られないため、一応10袋のままということで。
箱のポッキーが80gから72gにステルス値上げされた2007年、ポッキーの大袋も145gに減量。ただ、本数的には2005年の180g時同様8本×10袋の計80本だったため、このタイミングで1本1本が短くなった(細くなった?)っぽい。
単純計算で1本2.25gから1.81gに減量されたことになる。
2008年、箱のポッキーが72gから63gに減量されたのと同時期…かどうかは分かりませんが、同じころに7本×9袋に実質値上げ。グラム数は確認できませんでしたが、おそらくこの時に127gになったものと考えられます。
その後しばらくは127g(14.1g×9袋)の時代が続き、2015年にポッキーシリーズが大幅リニューアルされ、箱ポッキーが70gから72gに増量されたのと同時に、9袋入りも14.8g×9袋の計133.2gに。
しかし、新型コロナウイルスによる経済停滞からの脱却が鮮明になると共に、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界的に急激な物価上昇が起こった2022年、ポッキー<9袋>はポッキー<8袋>になった。これにより内容量は118.4g。
追い打ちをかけるように、グリコは2023年2月に10~14%の内容量減を行うと発表。
このタイミングでプリッツ<サラダ>やトマトプリッツの大袋は9袋入りから8袋入りに減らされたことから、ポッキーも8袋入りから7袋入りに減らされる…と思ったら大間違い。8袋入りのまま1袋当たり1本減らしてきましたよ。
現在のポッキーの1本あたりの重量は約2.1gなので、1袋当たりの重量は14.8gから12.7gになり、トータルの内容量は101.6gに。
仮に7袋に減らしていたとしたら、14.8g×7袋の計103.6gだったはずなので、グリコはより減らすことができる方法を選んだということなのだろう。ほんと汚いことをしやがる。
余談だが、袋の数を減らしたプリッツと違い、ポッキー袋は一見してこのステルス値上げの前後でパッケージは全く変わっていないように見える。
だがな、よーく見てみると…
1袋当たりの本数がちゃんと減っているんだな。こういうところは無駄に律儀だな。
冒頭でも触れたように、ポッキー<8袋>…いわゆるポッキー大袋は“お徳用っぽい割高商品”である。
メーカーが想定する参考小売価格は、箱入りポッキーが72g入で税込181円、一方の大袋は101.6g入で306円。これをベースに1本あたりの単価を計算すると、箱入りが2.51円、大袋は3.01円。なんじゃそりゃ。
そもそも1袋にポッキー6本とか、どう考えても足りんだろう。トッポ袋の4本×8袋といい、太り盛りの中年なめてないか? 1本のポッキーなら5秒で食べ終わるが、6本なら…2本同時食いで15秒だぞ。
大袋がよほどの安売りをしていない限り、箱入りポッキーを買った方がお得。会社や集まりなどで配るという目的があるならまだしも、自分用に購入するのであれば、迷わず箱を買っとけ。