アーモンドピークの値上げ・実質値上げ情報
メーカー | 江崎グリコ株式会社 |
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商品名 | アーモンドピーク |
内容量 | 59.6g |
参考小売価格 | 209円(税別) |
原材料 (ミルク) |
砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂、乳糖、ミルクシーズニング(生クリーム、クリームパウダー、脱脂粉乳、砂糖、乳糖、デキストリン)、アーモンドオイル、食塩/乳化剤、香料、ビタミンE、(一部に乳成分・大豆・アーモンドを含む) |
栄養成分 6粒(29.8g当たり) |
エネルギー 173kcal たんぱく質 2.8g 脂質 11.4g 炭水化物 14.7g 食塩相当量 0.048g |
発売日 | 2011年9月 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2011年9月~ | 64g | 150円 |
2015年9月~ | 60g | 160円 |
2021年9月~ | 59.5g | 174円 |
2022年9月~ | 59.6g | 188円 |
2023年2月~ | 59.6g | 209円 |
2024年2月~ | 3~13%値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
64g→60g 150円→160円 |
リニューアル |
60g→59.5g 160円→174円 |
2011年発売から初めての大幅リニューアル。アーモンドオイルを新たに加え、1粒にアーモンド2粒分のビタミンE配合。チョコレートには焦がしミルクを加え、ミルクの芳醇な味わいを実現。 |
174円→188円 | ビタミンEを配合したアーモンドピークを栄養機能食品としてリニューアル。 |
188円→209円 | 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。 |
3~13%値上げ | 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 江崎グリコ株式会社 |
2011年 64g 150円 | Pure Life |
2015年 60g 160円に値上げ | NEWS PICKS |
2021年 59.5g 174円に値上げ | e-きっかけ blog |
2022年9月 188円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2023年 209円に値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
2024年 3~13%値上げ | 江崎グリコ ニュースリリース |
アーモンドピークの値上げ解説
グリコの商品ラインナップの中において「アーモンドチョコレート」といえば、2011年に発売された「アーモンドピーク」が挙げられます。正直言って明治やロッテのアーモンドチョコレートに比べ地味な存在ではある。
2011年にアーモンドピークが初お目見えした際の内容量は12粒で計64g、価格は税別150円でした。当時の明治やロッテのアーモンドチョコレート(100g前後・200円)に比べると若干コスパの悪い価格設定。
2015年、現在の「アーモンドピーク プラリネ&クリスプ」に繋がるであろう「クリアクリスプ」発売と同時にリニューアルを行い、12粒という量こそ変わらないものの、重量は60gに減り価格も税別160円に値上げ。
2021年には大幅なリニューアルにより59.5gと微減し、価格は税込188円(税別174円)に。そして2022年9月のリニューアルでは、栄養機能食品の認定を受けつつ税別188円に値上げしています。
値上げはまだ止まらない。2023年2月には幅広いグリコのお菓子を対象に7~13%値上げすると発表、アーモンドピークの参考小売価格は税別209円に。
一般的なアーモンドチョコに比べ割高感があるアーモンドピーク。いわゆる“付加価値”により商品力を高めた…とでも言いたいのだろうが、アーモンドチョコの栄養機能食品化とか求めてないから。
冒頭でも書いたように、アーモンドチョコ2強とも言える明治とロッテのそれに比べると、アーモンドピークって結構マイナーな存在。不二家やカバヤのアーモンドチョコにすら負けている印象。(個人的な感想です)
そもそもアーモンドピークは2011年発売と歴史が浅いため、存在感という点で劣るのは仕方ないんですけどね。「グリコ」「アーモンド」とくれば、アーモンド入りキャラメルである「アーモンドグリコ」を思い浮かべる人も多いでしょう。
でもね、実はグリコのアーモンドチョコレートの歴史は60年以上にも及ぶらしいよ。1962年に登場した明治アーモンドチョコより先となる1958年に発売していたというから驚き。
アーモンドピークが発売されるまで「アーモンドチョコレート フライド」という商品名の商品を展開していました。アーモンドをキャンディーコートするなど、現在のアーモンドピークはこれの後継商品と思って間違いない。
アーモンドチョコに関し長い歴史を持つグリコが、なんでわざわざ王道の「アーモンドチョコレート」という名を捨て、「アーモンドピーク」という商品に切り替えたのか?
満足いく売上を誇っていれば、アーモンドチョコレート フライドを販売終了し新たな商品を投入する必要などない。結局は明治やロッテなど他社のアーモンドチョコレートに勝てなかったんだろうねぇ…
昔のアーモンドチョコレート フライドにしろアーモンドピークにしろ、12粒という内容量のわりに価格は決して安くないんですよね。さほど変わらない価格の明治やロッテのアーモンドチョコレートは20~21粒入っているからね。
形状的に考えても、明治やロッテのアーモンドチョコレートよりチョコレートの比率が高いのだろうが、それが必ずしもプラスだとは思えない。アーモンドをキャラメリゼしていることからも、甘さが際立つのは想像に難くないかと。
明治やロッテのアーモンドチョコレートは粒数が多いことによるお得感に加え、絶妙な厚みのチョコレートを均一にコーティングした卵型がもたらすアーモンドとチョコレートのバランスが秀逸。しかも丸っこくて可愛い。
好みの問題があるとはいえ、最大公約数的に見ればグリコのアーモンドチョコレートが勝てる要素は少ない。
グリコのアーモンドチョコ…歴史だけ見れば確かに“老舗”と言えるのかもしれないが、消費者の好みに寄り添うことができず埋もれてしまった…といったところか。