毎日果実の値上げ・ステルス値上げ情報

毎日果実の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 毎日果実
内容量 45g(22.5g×2袋)
参考小売価格 148円(税別)
原材料
(チョコブラウニー)
レーズン、小麦粉、プルーン、砂糖、マーガリン、ブルーベリー加工品、アップルピューレ、イースト、モルトエキス、乳糖、食塩、乾燥卵黄、果糖ぶどう糖液糖、水あめ、植物油脂/加工デンプン、炭酸Ca、乳酸Na、香料、膨脹剤、乳化剤、ピロリン酸鉄、V.E、酸味料、V.B2、V.A、V.B1、V.D、(一部に卵・乳成分・小麦・りんごを含む)
栄養成分
1袋当たり(22.5g)
エネルギー 80kcal
たんぱく質 1.2g
脂質 0.9g
炭水化物 16.9g
食塩相当量 0.14g
発売日 1999年1月

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
1999年1月~ 49g(4枚×2袋) 130円
2006年時点~ 49g(3枚×2袋) 130円
2008年3月~ 47g(3枚×2袋) 130円
2009年~ 47g(2枚×2袋) 130円
2012年~ 45g(3枚×2袋) 130円
2022年9月~ 45g(3枚×2袋) 135円
2023年2月~ 45g(3枚×2袋) 148円
2024年2月~ 3~13%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
8枚→6枚 なし
49g→47g なし
6枚→4枚 なし
47g→45g
4枚→6枚
なし
130円→135円 原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。
135円→148円 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。
3~13%値上げ 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
1999年 8枚 130円 日本食糧新聞
2006年 6枚 130円 グリコ 商品情報
2008年 47gに減量 グリコ 商品情報
2009年 4枚 130円 透析レストラン
2012年 45gに実質値上げ グリコ 商品情報
2022年9月 135円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2023年 148円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年 3~13%値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

毎日果実の値上げ解説

1996年にグリコの栄養調整食品として「バランスオン」が発売。それから遅れること3年、満を持して登場したのが「毎日果実」です。

「毎日果実」のブランドにおいて現在主力の「フルーツたっぷりのケーキバー」ではなく、昔ながら(?)の平べったいやつね。「じゃないほう」ね。

毎日果実が1999年に発売された当初の内容量は49gで、価格は税別130円。現在3枚×2袋となっていますが、この頃は4枚×2袋でした。ただ、1袋当たりのカロリーは今も昔の80kcalであるため、枚数が多い分1枚1枚は小さかったと思われる。

2005~2006年頃に3枚×2袋になるも、重量は49gで変わらず、カロリーも1袋80kcalのまま。しかし2008年に1袋の重量が24.5gから23.5gに減り計47gに。でもカロリーは相変わらず1袋80kcal。

2009年になるとさらに枚数が減って2枚×2袋に。でも重量は47gで変化なかったし、カロリーも80kcal…ではなく85kcalに微増。

以前の毎日果実は2枚×2袋で85kcalだった

たった5kcalの増加だが、「80kcal」というのは食品交換表での1単位に合致するため、糖尿病を患う人などは85kcalになってしまった毎日果実を目の当たりにし、「使いにくくなった」と感じたのではないでしょうか。

そんな背景もあってか、2012年には再び3枚×2袋に戻る…のだが、内容量はそれまでの23.5g×2袋の計47gから、22.5g×2袋の計45gにステルス値上げ。でもカロリーは80kcalに戻ったよ。

…量を減らさずカロリーを5kcal増やしたうえで、その後内容量減により80kcalに戻す…なんかこう釈然としないよね。

一方で価格に関しては発売以来税別130円を続けてきたものの、2022年に135円に値上げし、2023年にはさらに約10%値上げして148円に。ここまで値上げされると、実勢価格でも100円を割ることはほとんどないだろう。

ところでこの毎日果実、アレにそっくりだよね。そう、「オールレーズン」。

毎日果実とオールレーズン

毎日果実はサクッとした生地、オールレーズンはしっとり系の生地ということもあり食感は多少異なるものの、まあ「類似品」よね。ちなみに毎日果実は1999年発売、オールレーズンは1972年発売。

コロンやビッテ同様、ここでもパクリ根性を発揮しやがったか…

この毎日果実、レーズンやプルーンなどのドライフルーツが主役という点は揺るがないものの、生地の存在が良いアクセントになり絶妙なハーモニーを奏でており、レーズン好きにはたまらない逸品と言えるでしょう。

だがな、日本に5000万人(適当)いると思われるレーズン嫌いにとって、これほどおぞましい食べ物もないだろう。

生地から覗くレーズン! 断面から溢れ出るレーズン! 嘔吐中枢を直接刺激してくるレーズンの香り!! もはや「レーズン」や「干しぶどう」という字面を見るだけで鳥肌が立つわっ!!

…レーズン嫌いの心の声を代弁してみた。

え? 私? 昔はレーズン大嫌いだったんだけど、ここ数年で普通に美味しく頂けるようになったんだよね。老化するにつれ、栄養たっぷりのレーズンを体が求めるようになったのか、あるいは醜く干からびたルックスにシンパシーを覚えたか。

…死期は近いな…

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