ビスコ大袋<アソートパック>ステルス値上げ情報

ビスコ大袋<アソートパック>の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 ビスコ大袋<アソートパック>
内容量 154.8g(8.6g×18袋)
参考小売価格 348円(税別)
原材料
<ミルク>
小麦粉、砂糖、ショートニング、乳糖、植物油脂、全粉乳、イヌリン、食塩、でん粉、小麦たんぱく、乳酸菌/炭酸Ca、膨脹剤、香料、乳化剤、調味料(アミノ酸)、V.B1、V.B2、V.D、(一部に乳成分・小麦を含む)
栄養成分
1袋当たり(8.6g)
エネルギー 43kcal
たんぱく質 0.5g
脂質 2.0g
炭水化物 5.9g
食塩相当量 0.043g
発売日 2005年?

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2005年4月~ 230g(8.24g×28袋) 348円
2008年2月~ 214g(8.24g×26袋) 348円
2009年~ 206g(8.24g×25袋) 348円
2014年3月~ 197g(8.24g×24袋) 348円
2020年10月~ 189g(8.6g×22袋) 348円
2022年8月~ 172g(8.6g×20袋) 348円
2023年2月~ 154.8g(8.6g×18袋) 348円
2024年2月~ 3~13%値上げ

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
28袋→26袋 なし
26袋→25袋 なし
25袋→24袋 なし
24袋→22袋 クリームを増量し、ビスコ史上最大のクリーム量を実現。このクリームを、今までよりさらにサクッと香ばしく焼き上げたビスケットでサンド。
22袋→20袋 なし
20袋→18袋 原材料価格ならびにエネルギーコストは上昇しており、増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。品質を維持するため、価格改定ならびに内容量変更を決定。
3~13%値上げ 食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2005年 28パック 348円 グリコ 商品紹介
2008年 26パックに実質値上げ グリコ 商品紹介
2009年 25パックに実質値上げ グリコ 商品紹介
2014年 24パックに実質値上げ グリコ 商品紹介
2020年 22パックに実質値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2022年 20パックに実質値上げ yodobashi.com
2023年 18パックに実質値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年 3~13%値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

ビスコ大袋<アソートパック>の値上げ解説

微量の乳酸菌や食物繊維、カルシウムなどを配合することにより、子供の成長をサポートするっぽい雰囲気を漂わせているグリコの「ビスコ」。その大容量版となるのが「ビスコ大袋<アソートパック>」です。

ビスコ自体は1933年発売と非常に歴史の長い商品ながら、ビスコ大袋<アソートパック>の存在が確認できるのは2005年。当時の内容量は2枚入り1パック(8.24g)×28パックの計230gとなっており、価格は税別348円(税込365円)でした。

2008年2月に26パックにステルス値上げされ、2009年25パック、2014年には24パックに。

2020年、大幅リニューアルでクリームを増量したことにより、2枚1パックの重量はそれまでの8.24gから8.6gに増える。しかし同時に24パック入りから22パックに減らしたため、全体の重量は197gから189gに。

結局減らすんかい。

ビスコ1個あたり0.2g弱のクリーム増量を隠れ蓑に2パック(16.5g)減らすという面の皮の厚さ…ビスコのパッケージに描かれている生首…もといビスコ坊やの引きつった笑顔は分厚い面の皮によるものだろう。

2022年8月にはさらに2パック減って20パック。これで満足できないグリコは2023年2月にも2パック減らし18パックに。

ビスコ大袋<アソートパック>の内容量推移

2008年まで28パックだったビスコ大袋<アソートパック>は、あれよあれよと18パックになっちゃったよ。ただし、価格に関しては税別348円(350円?)で変わっていない模様。ま、こんだけ減らしてるんだから当たり前だよな。

ちなみにこのビスコ大袋<アソートパック>、多くのファミリーパック同様“レギュラーサイズより割高商品”でもある。

5枚×3パック(計15枚)のレギュラーサイズの参考小売価格が120円なのに対し、アソートパックは2枚×18パックの計36枚で348円だからね。この2つには明確な用途の違いがあるのだろうけど…なんか釈然としない。

「わが子の健康と成長を想えば、価格など関係ない」といったところ…なのか?

そうはいってもビスコの乳酸菌やカルシウム、ビタミンなどの栄養素配合は気休め程度であり、しょせんはショートニングや植物油脂、添加物などを満載した超加工食品。体に良いはずがない。

お菓子を食べたがる子供に対し、少しでも“まし”な物を与えようという親の心理に付け込んだ商品…それがビスコなのかもしれないね。

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