カプリコミニ大袋の値上げ・ステルス値上げ情報

カプリコミニ大袋の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー 江崎グリコ株式会社
商品名 カプリコミニ大袋(旧カプリコスティック アソート)
内容量 91g(9.1g×10本)
参考小売価格 528円(税別)
原材料
(チョコ)
砂糖(外国製造)、コーン(小麦粉、でん粉、砂糖、植物油脂、酵母エキス、食塩)、カカオマス、全粉乳、植物油脂、ココアバター、ホエイパウダー、乳糖、クリームパウダー、デキストリン/炭酸Ca、乳化剤、炭酸Mg、香料、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
栄養成分
1本(9.1g)
エネルギー 47kcal
たんぱく質 0.61g
脂質 2.5g
炭水化物 5.6g
食塩相当量 0.018g
発売日 2016年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
カプリコスティック<アソートパック>
2005年時点 95g(9.5g×10本) 300円
2008年4月~ 87.3g(9.7g×9本) 300円
2014年頃? 78.3g(8.7g×9本) 300円
カプリコミニ大袋
2014年7月~ 87g(8.7g×10本) 348円
2022年9月~ 87g(8.7g×10本) 358円
2024年2月~ 87g(8.7g×10本) 388円
2024年3月~ 88g(8.8g×10本) 388円
2024年11月~ 91g(9.1g×10本) 485円
2025年2月~ 91g(9.1g×10本) 528円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2008年4月
10本→9本
9.5g→9.7g
リニューアル
2014年頃
9.7g→8.7g
なし
2022年9月
348円→358円
原材料価格が軒並み上昇しており、それら増加したコストを経営の合理化や効率化で吸収するのは極めて困難な状況に。高い品質を維持するため、製品価格改定ならびに内容量変更を実施。
2024年2月
358円→388円
食品市場を取り巻く環境において、引き続き原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けている状況にあり、経営の合理化や効率化だけで吸収することは非常に困難な状況に。
2024年3月
87g→38g
子供の成長をサポートするためカルシウム増量。また<いちご>には、素材本来の風味を最大限引き出すため、いちご果肉を5%使用。
2024年11月
88g→91g
388円→485円
チョコレートを増量を4.7%増量することでチョコレート比率を高め、食べごたえをアップ。
2025年2月
485円→528円
食品市場を取り巻く環境において、多くの原材料費・エネルギーコスト等の価格上昇の影響を受けて、なお一層厳しさを増す状況にあるため、一部商品の価格改定を実施。

参考サイト
公式サイト 江崎グリコ株式会社
2005年 95g 300円 もぐナビ
2008年 9本に実質値上げ 気まぐれ菓子パン日記
2014年 8.7gに実質値上げ 見る!行く!食べる!
2022年9月 358円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年2月 388円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース
2024年3月 8.8gに増量 江崎グリコ 商品
2024年11月 485円に大幅値上げ PR TIMES
2025年2月 528円に値上げ 江崎グリコ ニュースリリース

カプリコミニ大袋の値上げ解説

江崎グリコの「カプリコ」といえば「ジャイアントカプリコ」を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかしカプリコにはかなり以前から「カプリコミニ」なる細いヤツが存在。その詰め合わせが「カプリコミニ大袋」です。

現在は「カプリコミニ大袋」という商品名ですが、2020年頃まで存在した「カプリコスティック<アソートパック>」がそれにあたります。

確認できる限り、2005年時点で内容量は1本9.5g×10本の計95g、税別300円となっていました。しかし2008年のリニューアルにより9本入りに。

カプリコスティック<アソートパック>10本から9本に

この時点で1本の重量は9.7gに増えていたものの、1本減らされたことから「ステルス値上げ」といって差し支えないかと。

その後1本あたりの重量は9.7gから8.7gに減量されることになるのですが、時期がはっきりしない。2014年にドラえもん仕様の「カプリコミニ大袋」が登場した時にはすでに8.7gだったのは間違いないんだけどね。

2014年に登場したカプリコミニ大袋。それにより9本入りのアソートパックは販売終了になる…かと思いきや、予想外の併売。

違いとして、現在のカプリコミニ大袋は子供向けを意識し、カルシウムとマグネシウムを配合をアピール。アソートパックのバニラ、チョコ、いちごに対し、カプリコミニ大袋はミルク、チョコ、いちごの3種となっています。

とはいえ、アソートパックのカプリコにも同量のカルシウムが配合されており、カプリコミニ大袋は炭酸マグネシウムを加えただけのお手軽仕様という実情が。

一方で価格は9本入りのアソートパック300円に対し、10本入りのカプリコミニは348円と割高。「炭酸マグネシウムの分上乗せしています」的な感じ。

2020年には9本入りのカプリコスティック アソートパックが販売終了となり、容量の多いカプリコはカプリコミニ大袋のみになります。

事実上のステルス値上げだな。

ポッキーやプリッツなど、幅広い商品において値上げが行われた2022年9月、カプリコミニ<大袋>も価格改定が行われ税別358円に。

2024年2月には388円に値上げするも、3月にカルシウム増量、いちご果肉5%使用という改良を行った結果、1本あたりの重量は8.8gへと微増。

2024年11月にチョコ増量のリニューアルを行ったジャイアントカプリコと同様、このカプリコミニも同じ改良を受け1本あたり9.1gに増える。しかし価格はそれまでの税別388円から一気に100円近く値上げし485円に。

このリニューアルでジャイアントカプリコは34gから35.4gに増え、そして119円から149円へと大幅値上げしている。であれば88gのカプリコミニ大袋を100円値上げしても整合性が取れるということか。

グリコさん、ナイスクソ対応。

グリコの横暴はまだ止まらない。約100円の大幅値上げを行った2024年11月からたった3か月しか経っていない2025年2月には528円に値上げしたのだ。ほんとなんなんだろうね、この企業。

単純に考えると、91g入りで528円って相当な割高感があるよね。見た目の大きさに反し重量が軽くなってしまうのはエアインチョコの宿命だが…

現在のジャイアントカプリコが35.4gで175円という時点で十分割高。しかしカプリコミニ大袋は91g・528円だからね。カプリコミニ大袋のぼったくり感が際立つ。

もうね、「エアインチョコ」というよりは「チョコインエア」ですよ。(?)

「多人数で分け合いたい」「少しずつ食べたい」というのであれば、カプリコミニ大袋を買うのも致し方ないかもしれない。ただ、単純に「カプリコ食いてぇ」というのであれば、迷いなくジャイアントカプリコを手に取ろう。

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