プロ野球チップスの値上げ情報
メーカー | カルビー株式会社 |
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商品名 | プロ野球チップス |
発売日 | 1973年 |
プロ野球チップス | ||
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年月日 | 内容量 | 想定価格(税込) |
~1989年頃 | 24g | 30円 |
1997年時点 | 24g | 52円 |
2001年時点 | 24g | 63円 |
2005年4月~ | 22g | 63円 |
2007年3月~ | 22g | 84円 |
2011年頃~ | 22g | 90円前後 |
2014年頃~ | 22g | 100円前後 |
参考サイト | |
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公式サイト | カルビー株式会社 |
1997年 24g50円 | カルビーニュースリリース |
2001年 24g60円 | カルビーニュースリリース |
2005年 22gに実質値上げ | カルビーニュースリリース |
2007年 カード2枚入り84円へ | カルビーニュースリリース |
カルビー プロ野球チップスの値上げ解説
ポテトチップスのオマケとしてプロ野球選手のカードが封入されているカルビーのプロ野球チップス。登場は1973年と、現存するカルビーのスナック菓子としてはかっぱえびせん、サッポロポテトに次いで歴史ある商品となっています。
このプロ野球チップス、団塊ジュニア世代としては「1袋30円」という印象が強いと思われますが、現在の価格は100円前後。「たった22gしか入っていないポテトチップスが100円!?」と驚くこと必至でしょう。
プロ野球チップスはカルビーの中でも屈指の“値上げが激しい商品”といえます。私たちが子供の頃30円だったものが1989年頃には50円に実質値上げされ、その後も63円、84円とどんどん高くなっていますからね。
しかも2005年には24gから22gへと地味にステルス値上げも。容赦ない値上げやステルス値上げを繰り返した結果、現在のプロ野球チップスは22gで100円ですよ。高級ポテチの誕生だ。
ただ勘違いしてほしくないのは、必ずしもファンの負担が増えたとは言い切れないこと。84円に値上げした2007年、これまで1袋につき1枚だった選手カードが2枚に増えているのです。
プロ野球チップスを購入する人のほとんどは選手カード目当てのはず。ポテトチップス目当てなら通常の商品を買えばいいだけの話ですからね。
そう、選手カードが目当ての人にとっては、従来の50~60円で1枚より80円で2枚付いていたほうが出費の削減に繋がるのです。そのあたりを汲み取ったカルビーには素直に称賛を贈りたい。
…とはいえ今現在は1袋100円でカード2枚入りだから、当時の価値に換算するとポテトチップス1袋分近くを損をしていることになるのだが。
かつては食玩の雄ともいえるビックリマンチョコのお菓子廃棄問題とかもあったしね。個人的にあのお菓子だいすきなんだけど、“玩”を強く求める人にとって“食”は無駄な存在なのかもしれない。
にしても、カードに興味がない人間にとってポテトチップス22gに紙2枚入っているだけで100円というのは受け入れがたいのではないでしょうか。既婚男性が集めていようものなら奥さんに白い目で見られること必至。
それでも何十袋も大人買いしてしまう…ビックリマンチョコなどにはまった世代としては痛いほどよく分かる。「男の趣味にガタガタ言うんじゃねえ!」と一喝してやれ。…心の中で。
記憶の中では30円だったプロ野球チップスも値上げを繰り返し現在は100円。これを高いと見るか安いと見るかは各々の価値観に大きく左右されるのでしょう。
ちなみに私はプロ野球には一切興味ないから絶対に買うことはない…が、10~20円くらいで叩き売りされていたらポテトチップス目的で買うかな。ありえないだろうが。選手カード? もちろんいらん。
余談だが、プロ野球チップスの消費税は軽減税率適用外のため10%。食品の価値が全体の3分の2以下である場合軽減税率の対象から外れるらしく、プロ野球チップスはそれに該当。ビックリマンチョコは8%。
名実ともにポテトチップスのほうが“おまけ”といったところか。100円で22gだもんなぁ…仕方ないかもなぁ。