森永ミルクチョコレートの値上げ・実質値上げ情報

森永ミルクチョコレートの値上げ・実質値上げ情報
メーカー 森永製菓株式会社
商品名 森永ミルクチョコレート
内容量 50g
参考小売価格 110円(税別)
原材料 砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ココアバター、ホエイパウダー、バターオイル/乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1枚(50g)
エネルギー 284kcal
たんぱく質 2.7g
脂質 17.7g
炭水化物 28.5g
食塩相当量 0.06g
発売日 1918年

森永ミルクチョコレート
年月日 内容量 参考小売価格
1918年10月~ 不明 15銭
~2000年頃 48g 100円
2004年2月時点 65g 100円
2008年10月~ 60g 100円
2010年3月~ 55g 100円
2014年7月~ 50g 100円
2015年7月~ 50g 110円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
48g→65g なし
65g→60g なし
60g→55g なし
55g→50g カカオ豆等原材料価格の上昇を受けて。
100円→110円 カカオ豆等の原材料価格の高騰やその他原料や包装資材の価格上昇のコストアップに対し、企業努力のみでは解決困難であるため。

参考サイト
公式サイト 森永製菓株式会社
1918年発売時 モリナガデジタルミュージアム
2004年 65g 100円 森永商品カタログ
2008年 60gへ実質値上げ 食@新製品
2010年 55gへ実質値上げ 森永製菓 商品一覧
2014年7月、50gへ実質値上げ 森永製菓 商品一覧
2015年7月、110円に値上げ 森永ニュースリリース

森永ミルクチョコレートの値上げ解説

国産のチョコレートとしては最も古い歴史を持つ森永のミルクチョコレート。しかし現在は同社のダースをはじめ、ロッテのガーナや明治ミルクチョコレートの陰に隠れてしまっている印象も。

歴史が古いだけあって当然ながら相当回数の値上げや内容量変更を行っている。だって発売時は15銭ですよ?その後は大が20銭、小が10銭とか…発売が100年以上前なのだから仕方ないところ。

確認できる範囲で値上げや実質値上げの状況を見てみると、2004年時点での森永ミルクチョコレートの内容量は65gで、参考小売価格は100円。

その後、ライバルであるロッテのガーナや明治のミルクチョコレートと歩調を合わせるようにステルス値上げを繰り返し、2008年に60gになり、2010年には55gへ、そして2014年に50gへと減らされ今に至る。

また、2015年7月にはカカオ豆などの原材料や包装資材の価格高騰を理由に10%の値上げを行っています。それにより参考小売価格は110円ほどに。

確かに2014~2015年はカカオ豆の価格が高騰していた時期。しかし現在はその当時に比べ20%ほど安くなっている。でももちろん値下げはしない。営利企業なんだから当たり前だよね。

そんな森永ミルクチョコレート、前述した通り同社のダースやロッテのガーナ、明治ミルクチョコレートに比べ影が薄いためか、スーパーなどに行っても見かけないことが多い。パイオニア的存在なのにね。

そんなこともあってか、つい最近まで販売されていたはずの森永ビターチョコレートが公式サイトから消えている。調べてみたら2019年3月までは存在していたが、2015年5月には消えていた。

森永ビターチョコレート販売終了?

森永ビターチョコレートは販売終了してしまったのか? 他の大手板チョコに比べパッとしなかったのは事実だが、まさか無くなるとは…「森永のビター食いたかったらダース買え」ってことか。

そもそも公式サイトのチョコレート菓子のページを見てみても、森永ミルクチョコレートはチョコボールシリーズ(10種)、ダースシリーズ(8種)に次いで3番目に掲載。しかもビターが無くなった今展開は1種のみ。

かつては森永の看板商品だったはずなのに…老兵は死なず、ただ消え去るのみか。

まあ、明治と森永、ロッテの板チョコ3種を提示されて「どれが食べたい?」って聞かれたら、私は何の躊躇もなく光の速さでガーナを指さすけどな。つまりはそういうことか。

※追記

2024年になって森永製菓のHPからミルクチョコレートが消えており、店頭はもちろんネット通販でも取り扱っていないサイトがほとんど。

2024年頃からのカカオ豆の高騰を背景に、安いけど売れないミルクチョコレートは採算が合わないという結論に達したか?

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