森永 チョコチップクッキーのステルス値上げ情報

森永 チョコチップクッキーの値上げ情報
メーカー 森永製菓株式会社
商品名 チョコチップクッキー
内容量 111.6g(9.3g×12枚)
参考小売価格 230円(税別)
原材料 小麦粉、チョコレートチップ(乳成分を含む)、ショートニング、砂糖、オートミール、ホエイパウダー、ココアパウダー、黒みつ、食塩/膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、香料
栄養成分
1枚(9.3g)
エネルギー 49kcal
たんぱく質 0.6g
脂質 2.5g
炭水化物 5.9g
食塩相当量 0.04g
発売日 1994年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2003年8月時点 2枚×7袋(1枚9.5g) 200円
2015年2月~ 2枚×7袋(1枚9.3g) 200円
2016年2月~ 2枚×6袋(1枚9.3g) 200円
2022年6月~ 2枚×6袋(1枚9.3g) 210円
2023年3月~ 2枚×6袋(1枚9.3g) 220円
2024年9月~ 2枚×6袋(1枚9.3g) 230円

参考サイト
公式サイト 森永製菓株式会社
1枚9.5g×14枚時 森永商品カタログ
2015年 1枚9.3gに実質値上げ 森永商品カタログ
2016年 6袋にステルス値上げ 森永商品カタログ
2022年 210円に値上げ 森永製菓 ニュースリリース
2023年 220円に値上げ 森永製菓 ニュースリリース
2024年 230円に値上げ 森永製菓 ニュースリリース

森永 チョコチップクッキーの値上げ解説

チョコチップクッキーといえばブルボンやミスターイトウなどのメーカーが真っ先に思い浮かぶ人も多いと思いますが、実は森永製菓にもあります。その名も「チョコチップクッキー」。まんまだな…

ブルボン製のチョコチップクッキーが1975年発売、ミスターイトウが1981年発売だから、1994年発売の森永チョコチップクッキーの印象が薄いのは致し方ないところか。

そんなちょっと影が薄い森永製菓のチョコチップクッキー、2003年時点での内容量は1枚9.5gの14枚入り、単純計算で約133gということになります。価格は税抜200円。

2015年には同社のマリーやチョイス、ムーンライトといったビスケット・クッキーの実質値上げに同調するように内容量減。1枚9.5gから9.3gになってしまいました。これにて重量は約130gに。

それでも140gから130gに減ったマリーや、146gから140gになったチョイスに比べれば減少率は低め。クッキーの生地より単価が高いと思われるチョコチップが入っていることを考えれば若干のお得感も?

しかしそれから1年後の2016年2月、これまで2枚×7袋計14枚入りだったチョコチップクッキーは2枚×6袋計12枚入りへと大幅なステルス値上げ。これで内容量は約112g。減少率約14%という豪快さ。

森永チョコチップクッキー 14枚から12枚へ実質値上げ

2022年210円へ値上げし、2023年に220円、2024年9月には23.0円に。値上げが止まらん。

ちなみに、森永製菓とブルボン、ミスターイトウのチョコチップクッキーの内容量と希望小売価格を比較してみると…

メーカー 内容量 希望小売価格
森永製菓 9.3g×12枚=112g 230円
ブルボン 10.6g×9枚=95.4g 190円
ミスターイトウ 約11g×15枚=165g 230円

高いっ…高いぞ森永!後発のくせにコスパ悪いじゃないか!

参考小売価格だけで見ればブルボンと森永製菓のチョコチップクッキーに大差ないものの、実勢価格ではかなり違う。ブルボンのチョコチップクッキーは安売りしていることが多い一方で、森永製菓のそれは割引率渋めだからね。

参考までに、各メーカーの売上高を見ると、森永製菓約2000億円、ブルボン約1200億円、イトウ製菓約70億円。

…なるほど、企業の規模やブランド力がそのまま価格に直結しているわけか。「天下の森永製菓様がチョコチップクッキーを作ってやってんだから相応の金は払ってもらうぜ」的な。そりゃ実質値上げも容赦ないわな。

でも、スーパーなどで各チョコチップクッキーを見ると、圧倒的に内容量が多いミスターイトウ製の割引率が渋いか。

森永製菓やブルボンは大手ながら内容量に対して明らかな割高感があるから、それなりに割引しないと売れないのかも。消費者はしっかり見ているということね。私も「この3つのどれ買う?」と問われれば躊躇なくミスターイトウを手に取るわ。

あんまり調子に乗るなよ、森永。

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