森永 小枝ティータイムパックの実質値上げ情報
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メーカー | 森永製菓株式会社 |
商品名 | 小枝 ティータイムパック |
内容量 | 101g(5.4g×19袋) |
参考小売価格 | オープン価格 |
原材料 | 砂糖(タイ製造)、植物油脂、乳糖、カカオマス、全粉乳、米パフ、小麦パフ、ローストアーモンド、ホエイパウダー、脱脂粉乳/乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1小袋(5.4g) |
エネルギー 29kcal たんぱく質 0.3g 脂質 1.7g 炭水化物 3.2g 食塩相当量 0.008g |
発売日 | 2008年頃 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2009年時点 | 163g | オープン価格 |
2015年2月~ | 144g | オープン価格 |
2020年9月~ | 141g | オープン価格 |
2023年3月~ | 141g | 3.0~21.2% 値上げ |
2023年9月~ | 133g | オープン価格 |
2024年9月~ | 110g | オープン価格 |
2025年4月~ | 101g | オープン価格 |
2025年10月~ | 101g | 5~19% 値上げ |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
2015年2月 163g→144g |
パフ増量でサクサク感アップ。 |
2020年9月 144g→141g |
サステナブルカカオ原料である「ココアホライズン認証カカオ」の使用を開始、また包装材料を環境に配慮した素材中心に変更しリニューアル。 |
2023年3月 3.0~21.2%値上げ |
近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、これらコストアップ要因は中長期にわたり継続することが予想され、自社企業努力のみでの解決困難に。 |
2023年9月 141g→133g |
なし |
2024年9月 133g→110g |
近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、自社企業努力だけではコストアップの吸収が困難な状況になったため。(2023年3月値上げ時の完全コピペ) |
2025年4月 110g→101g |
なし |
2025年10月 5~19%値上げ |
近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、自社企業努力だけではコストアップの吸収が困難な状況になったため。(2023年3月値上げ時の完全コピペ) |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永製菓株式会社 |
2010年 163g | 森永製菓 ニュースリリース |
2015年 144gに実質値上げ | 森永商品カタログ |
2020年 141gに実質値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
2023年3月 3.0~21.2%値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
2023年9月 133gに実質値上げ | たにぽんとタニホのオンラインショップ |
2024年 110gに大幅実質値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
2025年4月 101gに実質値上げ | 森永製菓 商品情報 |
2025年10月 5~19%値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
小枝 ティータイムパックの実質値上げ解説
近年、多くのチョコレート菓子にはレギュラーサイズより大きな袋に入った商品が存在する。大袋やファミリーパックなど様々な商品名で売られ、森永製菓の小枝の「ティータイムパック」もそのひとつ。
なんだそのマダムを意識したようなネーミングは。
1971年発売の小枝に対し、ティータイムパックが出回りだしたのは2008年頃と比較的最近。それだけに値上げや実質値上げの回数は多くありません。
確認できるのは、小枝ティータイムパック発売時に163gだったこと、そして小枝のレギュラーサイズの内容量が減らされた2015年2月にティータイムパックもステルス値上げされ144gになったことです。
さらに2020年、1袋あたりの重量を5.9gから5.7gに減らしたため、内容量は141gに。2023年には何の発表もないまま1袋あたりの重量を5.4gに減らしたことで小枝 ティータイムパックの内容量は133gへと減少。
ここまでくると「そこまでして減らしたいのか…」と逆に感心するレベルだけど、ここで止まらないのが森永製菓。2024年9月にはそれまでの25袋入りから4袋減らし21袋、計110gへと激減させるのです。
2025年4月、さらに2袋減らして計19袋、そして半年後の2025年10月には森永製菓のチョコレート菓子を中心に5~19%の大幅値上げが行われます。がっつりチョコを使用している小枝は最低でも10%以上の値上げになるだろう。
小枝 ティータイムパックは事実上の大袋版であるはずなんだけど…もはやスッカスカですよ。消費者舐めるのもいい加減にしろよ森永。
一方、参考小売価格が示されているレギュラーサイズの小枝と違い、ティータイムパックはオープン価格となっているため、明確な小売価格や値上げ幅に関してははっきりしません。
ただ、2023年3月に森永製菓は幅広い菓子類において3.0~21.2%の値上げを行っており、小枝 ティータイムパックも対象に。肌感覚として実勢価格は20円前後上がった印象。
2025年10月の値上げは大幅なものになったことから、小売店の実勢価格は一気に50円くらい上昇していると見ていいでしょう。
ネット通販などで小枝 ティータイムパックの価格を調べると概ね300~450円くらい。スーパーやドラッグストアなどでは298~348円くらいが相場か。
安くはない。決して安くはない。
こういったファミリーパック的な大袋。一般的な感覚ではレギュラーサイズよりお得になりそうなものだが、実際は全然お得じゃない商品も多数存在するんですよね。むしろ割高という罠もちらほら。
小枝のレギュラーサイズ(箱)が平均して198円ほどで売られているとすると、198円÷59g=1gあたり3.36円。ティータイムパックが348円だとすると、348円÷101g=3.45円。ほとんど変わらない水準か。
2004年から小枝は1袋4本入り(当時5.9g)の個包装になっており、大容量版にあたるティータイムパックも例外ではありません。
となると、実質値上げ前の163g入りだった頃は27~28袋入っていたということか。それがいまや5.4g×19袋だけどな。
食べれば確かに美味しい小枝。それは重々承知しているが、内容量と値段を見比べるとそのハードルの高さは巨木の如く。
ティータイムパック…その無駄に優雅そうな名に恥じない富裕層のマダム向けか…(大げさ)