森永 ラムネの値上げ情報

森永 ラムネの値上げ情報
メーカー 森永製菓株式会社
商品名 ラムネ
内容量 29g
参考小売価格 83円(税別)
原材料 ぶどう糖、タピオカでん粉、ミルクカルシウム/酸味料、乳化剤、香料、(一部に乳成分・ゼラチン含む)
栄養成分
1本(29g)
エネルギー 108kcal
たんぱく質 0g
脂質 0.3g
炭水化物 26.2g
食塩相当量 0g
発売日 1973年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2004年時点 29g 60円
2009年頃? 29g 70円
2022年7月~ 29g 78円
2023年3月~ 29g 83円
2024年4月~ 29g 3.3%~18.0%値上げ
(90円前後)

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
60円→70円 なし
70円→78円 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、自社企業努力だけではコストアップの吸収が困難な状況になったため。
78円→83円 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、これらコストアップ要因は中長期にわたり継続することが予想され、自社企業努力のみでの解決困難になったため。
83円→90円前後 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながらこれらコストアップを吸収するべく取り組んできたが、自助努力のみでは解決困難に。

参考サイト
公式サイト 森永製菓株式会社
2004年 29g 60円 森永商品カタログ
2022年 78円に値上げ 森永製菓 ニュースリリース
2023年 83円に値上げ 森永製菓 ニュースリリース
2024年 90円前後に値上げ 森永製菓 ニュースリリース

森永製菓 ラムネの値上げ解説

子供の頃、誰もが一度は食べた頃があるであろう森永製菓の「ラムネ」。炭酸飲料であるラムネの瓶を模した容器と、春日井などくちどけのいいラムネとは一線を画す固めの食感が特徴的な商品です。

どちらかというと「駄菓子」に属するであろうこのラムネ。内容量が29gと少ないこともあって2009~2010年くらいまでは税別60円で売られていました。しかし2009年ごろに70円に値上げ。

その後しばらくは70円で安定するも、2022年に78円、2023年3月には森永製菓の幅広い商品において3.0~21.2%の値上げが行われ、ラムネは83円に。子供向け商品ということもあり、値上げ率は抑えたほうか。

しかし値上げは止まらない。2024年4月にはさらに値上げが行われ、ラムネの価格は90円前後になると見られます。こりゃ100円になるのも時間の問題か?

そもそも2010年頃の29g入り60円という時点で決して安くはない。しかも森永製菓のラムネは他メーカーのラムネ商品に比べ値引きが渋い傾向にある。それが80円以上に値上げされたとなれば、心中穏やかではいられない。

まあ、私が買うラムネ商品といえば、もっぱら春日井の「ラムネいろいろ」なので、森永のラムネがどうなろうと知ったことではないのだが…実は春日井のラムネのステルス値上げっぷりも半端ないのよね。森永が可愛く見えるくらい。

春日井のラムネのすっと溶けるくちどけや、酸味と甘みのバランスが好きなんだが…

それはさておき、森永のラムネは近年売り方に変化が見られる。ラムネや大粒ラムネのパッケージにでかでかと記載されているように、「ぶどう糖90%」を前面に押し出しているのです。

森永製菓ラムネのぶどう糖90%推し

脳の唯一のエネルギー源ともいわれるブドウ糖が、内容量に対し90%も入っている。そのため受験生やデスクワークが主な業務のビジネスマン・ビジネスウーマンにおすすめなんだとか。胡散臭ぇ…

また、高濃度のブドウ糖には集中力が高まったり二日酔いが軽減したりといった効果もあるんだって~。これらが本当であれば「80円ほどで美味しく健康にも良いお菓子が買える」というのは魅力になり得るが…

唯一間違いないのは、インスリンや血糖降下薬を使用している糖尿病患者の低血糖対策として有効という点か。血糖値を素早く上げるのにブドウ糖ほど適したものはないからね。

それは裏を返せば、血糖値が高めの人や、食べ順ダイエットなど血糖値を上げないよう気を付けている人にはあまり適さないお菓子ということに。

そもそも、ブドウ糖をすばやく摂って手っ取り早く血糖値を上げたいあれば、値上げも相まって割高感漂うラムネを使用する必要などない。それを目的とするならブドウ糖タブレットや飴玉だっていいのだから。

結局はラムネを食べることの“言い訳”と“後押し”なのだろう。

コストパフォーマンスという点では決して褒められたものではない森永製菓のラムネ。しかし実売価格60~80円で買うことができる気軽さ、思い出補正も含めた味を考慮すれば悪い買い物ではないのかもしれない。

私は絶対買わないけどね。

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧