森永ミルクキャラメル袋の実質値上げ情報
メーカー | 森永製菓株式会社 |
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商品名 | ミルクキャラメル袋 |
内容量 | 88g |
参考小売価格 | 230円(税別) |
原材料 | 水あめ、加糖練乳、砂糖、加糖脱脂練乳、植物油脂、小麦たんぱく加水分解物、バター、モルトエキス、黒みつ、食塩/ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、香料 |
栄養成分 1粒(4.6g) |
エネルギー 19kcal たんぱく質 0.18g 脂質 0.48g 炭水化物 3.6g 食塩相当量 0.011g |
発売日 | 1989年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1989年~ | 120g | 200円 |
2008年2月~ | 102g | 200円 |
2014年7月~ | 97g | 200円 |
2022年5月~ | 88g | 200円 |
2023年3月~ | 88g | 220円 |
2024年4月~ | 88g | 230円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
120g→102g | なし |
102g→97g | なし |
97g→88g | 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、自社企業努力だけではコストアップの吸収が困難な状況になったため。 |
200円→220円 | 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、これらコストアップ要因は中長期にわたり継続することが予想され、自社企業努力のみでの解決困難になったため。 |
220円→230円 | 近年、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が続いており、品質を維持しながらこれらコストアップを吸収するべく取り組んできたが、自助努力のみでは解決困難に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 森永製菓株式会社 |
2004年時点 120g 200円 | 森永商品カタログ |
2008年 102gへ実質値上げ | 森永商品カタログ |
2014年 97gへ実質値上げ | 森永商品カタログ |
2022年 88gに実質値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
2023年 220円に値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
2024年 230円に値上げ | 森永製菓 ニュースリリース |
森永 ミルクキャラメル袋の実質値上げ解説
森永のミルクキャラメルといえば1つ1つが銀紙に包まれた箱入りのものを思い浮かべる人がほとんどだと思います。しかしポリエチレンの袋で個装された「ミルクキャラメル袋」という商品も存在します。ネーミングにひねりなし。
ミルクキャラメル袋が発売されたのは1989年。(当時の名称はただの「ミルクキャラメル」)この時の価格や内容量は定番品である箱入り12粒(約60g100円)のものの約2倍となる120g200円でした。
しかし、定番のミルクキャラメルが114円に値上げされたの時を同じくしてミルクキャラメル袋の内容量はそれまでの120gから一気に102gまで減らされることに。減少率にして15%ですよ、容赦ない。
箱入りのミルクキャラメルの値上げが14%と考えると帳尻はあっているんだろうけど…森永の象徴ともいえる箱入りミルクキャラメルのパッケージは変えられないから素直に値上げし、袋の方はお値段据え置きで容量減らせばいいや…的な?
そして2014年には追い打ちをかけるように97gにまで内容量が減らされてしまいます。一方の箱入りは58.8g入り114円とほぼ据え置きとなったため、袋入りの方が割高という状況に。
さらに2022年5月には88gにステルス値上げ。2022年3月に「値上げする」というニュースリリースが流れ、ミルクキャラメル袋も対象に入っていたため価格の値上げかと思いきや、まさかのステルス値上げ(内容量減)。
そして2023年にはきっちり10%値上げして220円になったよ。88gへのステルス値上げから1年経たずに20円の値上げだからね。しかも翌2024年4月には230円に値上げだよ。極めて容赦ない。
ちなみに、箱と袋の定価(参考小売価格)で1g当たりの単価を比較すると、箱入りが1gあたり2.55円、袋は2.61円。大きな差ではないけど、同じ割引率で売られているのであれば箱入りがお得。
まあ、不特定多数の人に配るなどが目的であれば、1つ1つがしっかりと個装されているミルクキャラメル袋の方が適しているかと。自分や家族間で食べるなら昔ながらの12個箱入りがベストになるでしょうか。
余談になりますが、箱入りのミルクキャラメルは1粒4.9gなのに対し、ミルクキャラメル袋は4.6gとなっています。
キャラメルの形も“袋”のほうは長細い形状をしていますからね。単純計算では1袋に19個入っていることになるものの、実際は少し余裕をもって20粒入り。
発売時に比べ内容量が2割減少したことになるミルクキャラメル袋。裏を返せば2割値上げされたことを意味します。内容量88gで実勢価格は160~190円ほど。決して安くはないが、だからといって高いわけでもない微妙な価格設定。
キャラメルが好きというわけではない私がミルクキャラメル袋を購入することはまずないだろうが、キャラメル好きの人は選択肢に入るのかな? 長く販売していることもあって森永のミルクキャラメルに思い入れがある人も多いしね。
でも、袋が特売で安くなっている状況でもない限り、オーソドックスな箱入りがお得になるケースが多い点に留意しておきましょうね。
キャラメル、決して不味いわけではないのだが、それなりに年齢を重ね治療した歯が増えてくると、「詰め物が取れるんじゃないか…」という不安に駆られますよね。特に奥歯の詰め物は鬼門。
そんなこともあって噛まずに舐めてみたり、奥歯で噛むことを避け奥歯から2、3本前の歯で噛んでみたり…そんなことを気にしながら食べることを考えると、あえて食べようとは思わない中年殺しの商品。