明治 Fran(フラン)のステルス値上げ情報

明治 Fran(フラン)の値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 Fran(フラン)
内容量 41.4g(3本⦅13.8g⦆×3袋)
参考小売価格 160円(税別)
原材料 小麦粉、砂糖、カカオマス、全粉乳、植物油脂、ココアバター、ココアパウダー、乳糖、ショートニング、練乳パウダー、脱脂粉乳、アーモンドペースト、クリーミングパウダー、カカオニブ、麦芽エキス、異性化液糖、バター加工品、食塩/乳化剤、膨脹剤、香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、(一部に小麦・乳成分・アーモンド・大豆を含む)
栄養成分
1袋(13.8g)
エネルギー 75kcal
たんぱく質 1.4g
脂質 4.2g
炭水化物 7.8g
食塩相当量 0.04g
発売日 1999年

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
1999年~ 15本(5本×3袋) 150円
2008年~ 12本(4本×3袋) 150円
2014年~ 9本(3本×3袋) 135円
2022年5月~ 9本(3本×3袋) 150円
2023年4月~ 9本(3本×3袋) 160円

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
2003年 15本 150円 明治 プレスリリース
2008年 12本にステルス値上げ 日本食糧新聞
2014年 9本 135円 明治 プレスリリース
2022年 150円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 160円に値上げ 明治 プレスリリース

明治 Fran(フラン)の値上げ解説

食べ応えのある太いスティック状のチョコレート菓子である明治の「Fran(フラン)」。最初に見た印象は「ぶっといポッキー」。

ポッキーと違い本数が少ないことから「あっという間に無くなってしまう」と評判のフランでしたが、その印象は時が経つごとに強まることに。なぜならすさまじい勢いで本数を減らしてるから。

発売当初は1箱3袋入りで5本ずつ入った計15本。しかし2008年に1袋の内容量が4本に減ったため12本に激減。減少率は20%ですよ。

極めつきは2014年頃のステルス値上げ。1袋の本数を3本に減らしたことで1箱9本入りに。実に25%に及ぶ減少ということで明治もさすがに心苦しかったのか、価格を税別150円から135円に値下げ。

25%の減量に対し価格は10%しか安くなっていないがな。

しかし2022年になると、原材料価格の高騰などを理由に再び税別150円に値上げ。25%も減らしておいて結局戻すんかい。

2023年4月にはさらなる値上げを行い160円に。9本で160円か…

冒頭でも触れたように、フランって棒状チョコ(?)の雄であるグリコのポッキーに似ているよね。そのポッキーにはフランそっくりの商品が存在した。その名も「ムースポッキー」。結構人気の商品だったことから、ご存じの方も多いことでしょう。

明治 Fran(フラン)とグリコ ムースポッキー

ムースポッキーのスティックはブレッツェル、フランはビスケット風などの違いはあれど、見た目はそっくりですよ。

1966年に発売され、日本のみならず世界中で愛されているグリコのポッキーに着想を得てフランが生み出されたのは想像に難くない。この分野で王者ポッキーの牙城を崩したいという想いもあったかもしれない。

だからこそみんなこう感じるだろう。「フランがムースポッキーをパクったな」と。

でもね、フランが発売されたのは1999年。ムースポッキーは2000年。発売されるや否や人気となったフランに“模倣品”をぶつけたのはグリコの方なのだ。どちらも発売当初は爆発的な人気を誇っていた。

しかしムースポッキーはその後の販売不振により2007年に販売終了。かたやフランは現在も販売を続けている。勝者はフランというわけだ。

そんなムースポッキーに競り勝ったフランだが、これだけ本数が少ないのに3袋に小分けする意味があるのか? そんなところにコストをかけるくらいなら1本でも本数を増やしてほしいもの。

ただ味は美味しい。美味しいからこそ一瞬で食べつくす。そして「少なっ!」ってなるまでが1セット。

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