明治 Fran(フラン)のステルス値上げ情報

明治 Fran(フラン)の値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 Fran(フラン)
内容量 41.4g(3本⦅13.8g⦆×3袋)
参考小売価格 160円(税別)※2023年9月販売終了
原材料 小麦粉、砂糖、カカオマス、全粉乳、植物油脂、ココアバター、ココアパウダー、乳糖、ショートニング、練乳パウダー、脱脂粉乳、アーモンドペースト、クリーミングパウダー、カカオニブ、麦芽エキス、異性化液糖、バター加工品、食塩/乳化剤、膨脹剤、香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、(一部に小麦・乳成分・アーモンド・大豆を含む)
栄養成分
1袋(13.8g)
エネルギー 75kcal
たんぱく質 1.4g
脂質 4.2g
炭水化物 7.8g
食塩相当量 0.04g
発売日 1999年

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
1999年~ 15本(5本×3袋) 150円
2008年~ 12本(4本×3袋) 150円
2014年~ 9本(3本×3袋) 135円
2022年5月~ 9本(3本×3袋) 150円
2023年4月~ 9本(3本×3袋) 160円
2023年9月~ 販売終了

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
2003年 15本 150円 明治 プレスリリース
2008年 12本にステルス値上げ 日本食糧新聞
2014年 9本 135円 明治 プレスリリース
2022年 150円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年4月 160円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年9月 販売終了 明治 商品情報

明治 Fran(フラン)の値上げ解説

食べ応えのある太いスティック状のチョコレート菓子である明治の「Fran(フラン)」。最初に見た印象は「ぶっといポッキー」。

ポッキーと違い本数が少ないことから「あっという間に無くなってしまう」と評判のフランでしたが、その印象は時が経つごとに強まることに。なぜならすさまじい勢いで本数を減らしてるから。

発売当初は1箱3袋入りで5本ずつ入った計15本。しかし2008年に1袋の内容量が4本に減ったため12本に激減。減少率は20%ですよ。

極めつきは2014年頃のステルス値上げ。1袋の本数を3本に減らしたことで1箱9本入りに。実に25%に及ぶ減少ということで明治もさすがに心苦しかったのか、価格を税別150円から135円に値下げ。

25%の減量に対し価格は10%しか安くなっていないがな。

しかし2022年になると、原材料価格の高騰などを理由に再び税別150円に値上げ。25%も減らしておいて結局戻すんかい。

2023年4月にはさらなる値上げを行い160円に。9本で160円か…

冒頭でも触れたように、フランって棒状チョコ(?)の雄であるグリコのポッキーに似ているよね。そのポッキーにはフランそっくりの商品が存在した。その名も「ムースポッキー」。結構人気の商品だったことから、ご存じの方も多いことでしょう。

明治 Fran(フラン)とグリコ ムースポッキー

ムースポッキーのスティックはブレッツェル、フランはビスケット風などの違いはあれど、見た目はそっくりですよ。

1966年に発売され、日本のみならず世界中で愛されているグリコのポッキーに着想を得てフランが生み出されたのは想像に難くない。この分野で王者ポッキーの牙城を崩したいという想いもあったかもしれない。

だからこそみんなこう感じるだろう。「フランがムースポッキーをパクったな」と。

でもね、フランが発売されたのは1999年。ムースポッキーは2000年。発売されるや否や人気となったフランに“模倣品”をぶつけたのはグリコの方なのだ。どちらも発売当初は爆発的な人気を誇っていた。

しかしムースポッキーはその後の販売不振により2007年に販売終了。かたやフランはムースポッキー消滅後も長らく販売を続けていた。勝者はフランというわけだ。

かくしてムースポッキーに競り勝ったフランだが、これだけ本数が少ないのに3袋に小分けする意味があるのか? そんなところにコストをかけるくらいなら1本でも本数を増やしてほしいもの。

ただ味は美味しい。美味しいからこそ一瞬で食べつくす。そして「少なっ!」ってなるまでが1セット。

そんな味(のみ)自慢のフランでしたが、2023年9月をもって販売終了となってしまいました。たった9本しか入っていないことも影響してか売り上げが先細る中、これ以上販売を続けてもジリ貧と判断したのでしょう。

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