明治 ブラックチョコレートの値上げ情報

明治 ブラックチョコレートの値上げ情報
メーカー 株式会社明治
商品名 ブラックチョコレート
内容量 50g
参考小売価格 130円(税別)
原材料 砂糖、カカオマス、植物油脂、全粉乳、ココアバター/レシチン、香料、(一部に乳成分・大豆を含む)
栄養成分
1枚(50g当たり)
エネルギー 288kcal
たんぱく質 3.3g
脂質 19.7g
炭水化物 26.1g
食塩相当量 0.013g
発売日 1961年2月

年月日 内容量・数量 参考小売価格(税別)
~2003年 50g 100円
2003年~ 70g 115円
2008年~ 65g 115円
2009年8月~ 58g 100円
2012年~ 55g 100円
2014年7月~ 50g 100円
2015年7月~ 50g 110円
2016年9月~ 50g 111円
2022年5月~ 50g 120円
2023年4月~ 50g 130円

参考サイト
公式サイト 株式会社明治
1999年 50g 100円 明治 チョコレートカタログ
2003年 70gに実質値下げ 明治 商品カタログ
2008年 65g 115円に値上げ 東洋経済オンライン
2009年 58g 100円 明治 プレスリリース
2012年 55gに実質値上げ 明治 商品情報
2014年 50gに実質値上げ 日本経済新聞
2015年 110円に実質値上げ 明治 プレスリリース
2016年 50g 111円 明治 プレスリリース
2022年 120円に値上げ 明治 プレスリリース
2023年 130円に値上げ 明治 プレスリリース

明治 ブラックチョコレートの値上げ解説

1961年に発売された明治の「ブラックチョコレート」は、少なくとも1990年代の時点で内容量や価格はミルクチョコレートと同一という姿勢でした。そのため内容量や価格の推移はミルクチョコレートと全く同じ。

2000年時点で内容量50gに対し価格は税別100円。2003年頃に価格はそのままに70gへと大増量を行っています。今じゃ考えられない神対応だわ。

2008年になると、原料であるカカオ豆の高騰を理由に内容量を65gに減らしたうえ、価格を税込み120円(税別115円)に値上げ。容赦ない。

翌2009年には58gに減量。ただ、この減量の際には価格も100円に引き下げられたため、実質的な商品の価格はほとんど変わらなかった。その後2012年に55g、2014年50gにステルス値上げ。結局50gに戻るのね。

そして2015年にはとうとう値上げに踏み切り100円から110円に。2022年5月にはロシアによるウクライナ侵攻などの影響による物価高を理由に120円に値上げし、2023年4月からは130円に。

ところでこの明治のブラックチョコレート、カカオ分が明記していないんですよね。ロッテのガーナですら「カカオ分50%」と表示しているというのに。

明治ブラックチョコレートに含まれるカカオポリフェノールは1枚50gあたり639mg。同社のチョコレート効果72%は1枚5g当たり127mg…つまり50g換算で1270mgということになる。ブラックチョコレートのほぼ2倍ですね。

カカオポリフェノールの含有量だけでカカオ分を量ることはできないものの、高カカオほどポリフェノール量が多いことはある調査により判明している事実。

ちなみにガーナブラックの50g中のポリフェノール量は690mgらしい。

ガーナブラックより少ないポリフェノールとテオブロミン含有量、そしてカカオ分を明記しない状況を見るに、明治ブラックチョコレートのカカオ分は40~45%程度といったところか。

植物油脂を使用している「なんちゃってダークチョコ」の明治ブラックチョコレートが50gで130円…実勢価格は90~110円ほど。

余談だが、イケアに売っているカカオ分60%のチョコレートは100g99円で、しかも植物油脂を使用しない本物のチョコレートなんですよね。

厳しいことを書くと、大手メーカーの板チョコは口どけが良いだけのチョコもどき。でも日本のチョコレートは下手な高級チョコレートよりおいしいと感じるのもまた事実。悩ましいね。

私自身、チョコレートの中でブラックやビターが最も好きであるため、ブラックチョコレートの値上げは勘弁してほしいところなんだが…

ただ、私は中途半端なビター感で無駄に高い明治ブラックチョコレートを買うことはないから関係ない。イケアに行った際に「ショクラード・ムルク」を買い溜めしておけばそれで十分。

あ、でもイケアのホームページを核にしてみたら現在は149円に値上げしてるわ…原材料価格の高騰に加え円安がここまで進んでしまった今、安いビターチョコは壊滅状態か…

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