湖池屋プライドポテトのステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社湖池屋 |
---|---|
商品名 | KOIKEYA PRIDE POTATO(湖池屋プライドポテト) |
内容量 | 55g |
参考小売価格 | 160円 |
原材料 (神のり塩) |
馬鈴薯(日本:遺伝子組換えでない)、植物油、風味オイル、デキストリン、食塩、青のり、あおさ、唐辛子、酵母エキスパウダー、焼のり/調味料(アミノ酸等) |
栄養成分 1袋当たり(55g) |
エネルギー 300kcal たんぱく質 3.5g 脂質 18.3g 炭水化物 30.5g 食塩相当量 0.6g |
発売日 | 2017年2月 |
神のり塩(旧秘伝濃厚のり塩) | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2017年2月~ | 63g | 150円 |
2020年2月~ | 58g | 150円 |
2022年9月~ | 55g | 150円 |
2023年7月~ | 55g | 160円 |
しお・他フレーバー | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2020年2月~ | 60g | 150円 |
2022年9月~ | 55g | 150円 |
2023年7月~ | 55g | 160円 |
値上げ理由・建前 | |
---|---|
タイミング | 公表内容 |
2020年2月 63g→58g |
新開発した“新プライドポテト製法”による理想のおいしさを実現した、新「湖池屋プライドポテト」として生まれ変わった。 |
2022年9月 58g→55g 60g→55g |
本年2月出荷分より一部製品の価格改定を実施したが、世界的な原材料価格の高騰や、エネルギー価格の上昇によるコスト増が継続。自助努力だけでコスト増加を吸収できないと判断。 |
2023年7月 150円→160円 |
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。 |
参考サイト | |
---|---|
公式サイト | 株式会社湖池屋 |
2017年 63g 150円 | 湖池屋 プレスリリース |
2020年 58gにステルス値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2022年 55gにステルス値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2023年 160円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
湖池屋プライドポテトの値上げ解説
日本においてポテトチップスを初めて量産化した湖池屋。そんな「ポテトチップスの元祖」ともいえる湖池屋が、“より美味しいポテトチップス”として2017年に発売したのが「KOIKEYA PRIDE POTATO(湖池屋プライドポテト)」。
「素材も製法も一切の妥協なくおいしさを追求した」と謳っているけど、150円で売れるような商品という時点で妥協しまくりの産物だよね。心の底からこれが最高級のポテトチップスというなら、湖池屋のレベルを疑うわ。
…セールストークに対するつっこみはこのくらいにして、プライドポテトは2017年発売と新しい商品であることから、内容量を減らすステルス値上げや値上げは行われていないだろう…と思ったら大間違い。
2017の発売当初、湖池屋プライドポテトは3種発売され、内容量63g、参考小売価格は150円で統一されていました。
しかし、2020年には「新たな製法によって理想のおいしさを実現した」という謳い文句のもと、それまでの63gから58gにステルス値上げ。神のり塩以外では60gの微減に留めている商品もあるものの、減ったことに違いはない。
そして2022年9月、神のり塩他58gのプライドポテトは55gに減量され、芋まるごとなど60gだった商品も一律55gに。さらに2023年7月には160円に値上げ。
コロナ禍から平常を取り戻した反動や、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響により、様々なものが値上げされまくった時期だけに、このくらいの実質値上げは致し方ないのでしょうが…消費者としては辛いところですよね。
この湖池屋プライドポテト、近所のディスカウントストアで賞味期限間近の神のり塩が50円くらいで投げ売られている時に買って食べてみたことがある。
食べてみた感想としては…普通ののり塩との違いが分からん…
「お高いだけに普通ののり塩とは全然違うわー」という感動も特になく、「まあ…のり塩ってこんなもんだよね」って感じ。私の貧しい味覚ではプライドポテトの繊細な味を理解できないということか。
ただ、普通ののり塩とプライドポテトの神のり塩を同時進行で食べ比べれば違いがはっきり分かるという声も多い。…が、私にはそこまでする情熱は存在しなかったよ…
どんどん中身が減っている近年の“ポテトチップス入り窒素”は、私にとって高価格帯商品にカテゴライズされているため、積極的に買おうという気も起きないしね。
ところでこの湖池屋プライドポテト、普通のポテトチップスに比べ高いイメージあるものの、実はそれほど大きな違いはないんですよね。
湖池屋のレギュラーサイズのポテトチップスは、60g入りで参考小売価格150円。対するプライドポテトは55gとやや少ないものの、参考小売価格は160円と10円しか違わない。
ただ、実際の店頭での実勢価格では、プライドポテトは安くても98円くらいなのに対し、普通のポテトチップスは78~88円くらいで売られていることも多いように、プライドポテトは値引きが渋い印象。
湖池屋プライドポテトは出荷価格が高いのか、もしくは「あまり値下げしないでくれ」的な働きかけがあるのか…独占禁止法に抵触する可能性があるから、さすがにこれはないか。
通常のポテトチップスに比べやや高価であるものの、素材を活かすことでじゃがいもの味をしっかりと感じられる(らしい)湖池屋プライドポテト。舌が肥えた人にとっては価値のある商品なのだろう。
一方、私のような味に疎い人間や、ジャンク感満載のポテトチップスが好きという人は、普通のポテトチップスで十分。プライドポテトは「なんか良いものを食べている」という気分を味わうための商品なのだ。