すっぱムーチョ じゃがうまビネガーの値上げ情報

すっぱムーチョ じゃがうまビネガーの値上げ情報
メーカー 株式会社湖池屋
商品名 すっぱムーチョ じゃがうまビネガー
内容量 55g
参考小売価格 150円
原材料 馬鈴薯、植物油、ぶどう糖、粉末酢(小麦を含む)、食塩、たんぱく加水分解物(鶏肉を含む)、砂糖、粉末しょうゆ(小麦・大豆を含む)、ホエイパウダー(乳成分を含む)、酵母エキス、オリゴ糖、香辛料/調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料
栄養成分
1袋当たり(55g)
エネルギー 311kcal
たんぱく質 2.8g
脂質 19.8g
炭水化物 30.4g
食塩相当量 1.0g
発売日 1993年

価格・内容量推移
年月日 内容量 参考小売価格(税別)
2001年時点 84g 150円
2004年~ 70g 120円
2006年~ 65g 120円
2008年11月~ 70g 130円
2009年~ 60g 120円
2016年9月~ 55g 120円
2019年6月~ 55g 130円
2022年2月~ 55g 135円
2022年9月~ 55g 140円
2023年7月~ 55g 150円
2025年2月~ 55g 3~11%値上げ
(160円前後)

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
2004年
84g→70g
なし
2006年
70g→65g
なし
2008年11月
65g→70g
120円→130円
原油や穀物価格が高騰、高止まりしており、ポテトチップスの主原料である食用油、灯油や包装資材などの原材料単価も高騰。企業努力での原材料コストの吸収が限界に達したため。
2009年
70g→60g
130円→120円
なし
2016年9月
60g→55g
なし
2019年6月
120円→130円
近年の物流費の高騰に加え、人件費や包装資材等の原材料価格の高騰により、製造原価が押し上げられており、自助努力だけでコスト増を吸収できない状況に。
2022年2月
130円→135円
近年の度重なる原材料費、物流費、人件費等の高騰に加え、今夏の北海道における記録的な猛暑と少雨により馬鈴薯の収穫量が減少。自助努力だけでコスト増を吸収できないと判断。
2022年9月
135円→140円
本年2月出荷分より一部製品の価格改定を実施したが、世界的な原材料価格の高騰や、エネルギー価格の上昇によるコスト増が継続。自助努力だけでコスト増加を吸収できないと判断。
2023年7月
140円→150円
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。
(2023年7月値上げ時の文言使いまわし)
2025年2月
150円→160円前後
原材料・配送費・人件費の高騰に伴い、製品の価格・規格改定を段階的に実施してきたものの、依然として各種コストの上昇は継続しており自助努力だけではコスト増加を吸収できないと判断。
(2023年7月値上げ時の文言使いまわし)

参考サイト
公式サイト 株式会社湖池屋
2001年 84g 150円 湖池屋 カラムーチョ特設サイト
2004年 70gに減量 湖池屋商品
2006年 65gに実質値上げ 湖池屋 商品一覧
2008年 70g 130円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2009年 60g 120円に値上げ 湖池屋 商品情報
2016年 55gに実質値上げ 湖池屋 商品情報
2019年 130円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2022年2月 135円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2022年9月 140円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2023年 150円に値上げ 湖池屋 プレスリリース
2025年 160円前後に値上げ 湖池屋 プレスリリース

すっぱムーチョ じゃがうまビネガーの値上げ解説

現在すっぱムーチョの定番のフレーバーといえば、スナック菓子と相性が良い「梅」のイメージが定着しているものの、梅味が発売されたのはすっぱムーチョ登場から13年後であり、長くブランドを守り続けてきた定番フレーバーは「ビネガー」。

すっぱムーチョ発売時のパッケージ

言うまでもなく1984年に発売された「カラムーチョ」の姉妹品としての登場。

発売から間もなくして、すっぱムーチョにはしわが少ないババア(ヒーヒーおばあちゃん)が使用されるようになるものの、すっぱムーチョ発売時はカラムーチョババア(ヒーおばあちゃん)が使用されていた。

すっぱムーチョのヒーヒーおばあちゃんって1853年生まれという設定だから、現在は約170歳ということになる。人間ではなく妖怪だと思っておいたほうがいい。

2000年時点でのすっぱムーチョの内容量は84g、参考小売価格は税別150円ほど。

2004年になって一気に70gに減量するも、価格に関しては同時期に120円くらいに値上げされたと見られます。その後2006年には65gにステルス値上げ。

2008年、原材料価格の高騰などを理由に130円に値上げします。一方で内容量を70gに増やしたあたりに湖池屋の良心が見て取れるかと。

しかし翌2009年には、価格を120円に戻したうえで60gに減量。その後しばらくは60g・120円を維持するも、2016年9月に55gに実質値上げします。基本的にカラムーチョチップスと足並みを揃えている形になるな。

その後は値上げラッシュが始まる。

2019年に130円に値上げしたのを皮切りに、2022年2月に135円、同年9月140円、2023年7月には150円へと値上げし、2025年2月にも値上げが行われ160円前後に。

およそ20年をかけ2004年までの150円を上回ってた形だが、84gだった内容量は現在55g。ポテトチップス同様「すっぱムーチョ入り窒素」と言って差し支えないかと。

海外ではソルト&ビネガー味のポテトチップスは一般的らしいが、日本において酸っぱいスナック菓子というのはほとんど存在しなかった。だから初めてすっぱムーチョのビネガーを食べた時は衝撃を受けたものだ。

しかし、日本人が大好きな梅がスナック菓子に使われるようになると、急速に「酸っぱいスナック菓子」が市民権を得た気がする。すっぱムーチョも後発の「さっぱり梅」の方が売れ筋になっているしね。

でもね、梅味のポテトチップスやスナック菓子であれば、すっぱムーチョ以外にも複数存在する。なんだかんだ言って「ビネガーあってのすっぱムーチョ」なのは間違いないかと。ビネガーこそがアイデンティティ。

…まあ、「梅とビネガー、どっち買う?」という状況になれば、躊躇なく梅を鷲掴みだけどな。ビネガーはすっぱムーチョの魂だが、味だけで判断するとやっぱり梅の方が美味しんだよねぇ。

…というか、度重なる値上げ&ステルス値上げで高級になってしまったすっぱムーチョを、貧乏人の私が購入することなどありえないんだけどね。

だから正確には「どっちも買わん」。

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