湖池屋STRONGの値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 株式会社湖池屋 |
---|---|
商品名 | 湖池屋STRONG(ストロング) |
内容量 | 56g |
参考小売価格 | 150円 |
原材料 (サワークリーム) |
馬鈴薯、植物油、砂糖、食塩、オニオン、チーズパウダー(乳成分を含む)、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、オリゴ糖、レモン果汁パウダー、サワークリームパウダー(乳成分を含む)、酵母エキスパウダー、パセリ/調味料(アミノ酸等)、香料(乳由来)、酸味料、甘味料(ステビア、スクラロース)、カロチノイド色素 |
栄養成分 1袋当たり(56g) |
エネルギー 314kcal たんぱく質 2.8g 脂質 19.6g 炭水化物 31.7g 食塩相当量 1.0g |
発売日 | 2018年4月 |
価格・内容量推移 | ||
---|---|---|
年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
2018年4月~ | 56g | 130円 |
2022年2月~ | 56g | 140円 |
2022年10月~ | 55g | 150円 |
値上げ理由・建前 | |
---|---|
タイミング | 公表内容 |
130円→140円 | 近年の度重なる原材料費、物流費、人件費等の高騰に加え、今夏の北海道における記録的な猛暑と少雨により馬鈴薯の収穫量が減少。自助努力だけでコスト増を吸収できないと判断。 |
56g→55g 140円→150円 |
本年2月出荷分より一部製品の価格改定を実施したが、世界的な原材料価格の高騰や、エネルギー価格の上昇によるコスト増が継続。自助努力だけでコスト増加を吸収できないと判断。 |
参考サイト | |
---|---|
公式サイト | 株式会社湖池屋 |
2018年 56g 130円 | 湖池屋 プレスリリース |
2022年2月 140円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
2022年10月 55g・150円に値上げ | 湖池屋 プレスリリース |
湖池屋STRONGの値上げ解説
近年、じゃがいも心地やKOIKEYA PRIDEなど、良質なじゃがいもの素材を前面に押し出すポテトチップスを積極的に投入している湖池屋。そんな流れに逆行するかのように、あえてガッツリ濃い味付けを施したのが「湖池屋STRONG」です。
2018年4月に発売された際の内容量は56g、参考小売価格は税別130円となっていました。ちなみに、現在は「湖池屋STRONG」という商品名ですが、発売された当初は「ポテトチップスSTRONG」だった。
パッケージも洗練された現在に比べると前時代的でダサい。どうでもいい話だが。
湖池屋STRONGは2018年発売と新しい商品であり、しかも発売当初から56gという少ない内容量ということもあり、量を減らす実質値上げは行われてこなかった。
しかし、価格に関しては2022年に入って2度行われ、2月にそれまでの参考小売価格130円から140円に、そして2022年10月には150円に値上げしたうえ、内容量を1g減らし55gに。
同時期に内容量58~60gのじゃがいも心地も55gに実質値上げされるものの、その幅は3~5g。このくらいの減量であれば「原材料価格や原油高騰の中、少しでも利益を確保したいんだな」と理解できるものの、STRONGの減量幅は1gだよ。
“切羽詰まった感”をひしひしと感じるな。
もしくは、湖池屋STRONGの内容量を56gのまま維持すると、55gになるプライドポテトやじゃがいも心地、カラムーチョに対し逆転現象が起きてしまうため、それを回避するための措置なのかもしれない。
冒頭でも書いたように、湖池屋は近年“素材であるじゃがいもの味を押し出す”というコンセプトのもと、プライドポテトやじゃがいも心地を相次いで発売。じゃがいもの味を活かすため、当然ながら味付けは薄めになります。
そんな状況の中、湖池屋STRONGは味の濃さで勝負。「芋の味? そんなものは微塵も感じられんよ」という濃さ。だからポテトチップスのド定番フレーバーである「うすしお」など存在するはずもない。
味が濃いから酒のつまみにはもってこい。しかし素面で食べると確実に喉が乾くし、食べ終わった後もしばらくは口の中に味や匂いが残る。
歯に食べカスがつまりやすくなる中年ともなると、翌日になっても「なんか匂いが残ってる気がするな」とう事態にも。そのくらい匂いと味が強烈なのだ。だから私は30代半ばを過ぎたあたりから、味が濃いスナック菓子は食べなくなった。
年を取ってきたら、やっぱり素材の味が活きたポテトチップスがいいね…(遠い目)