味ごのみファミリーの実質値上げ情報
メーカー | 株式会社ブルボン |
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商品名 | 味ごのみファミリー |
内容量 | 120g |
参考小売価格 | 250円(税別) |
原材料 | でん粉、植物油脂、落花生、コーンフラワー、砂糖、うるち米粉、小麦粉、かたくちいわし、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、もち米粉、寒梅粉(もち米)、黒大豆、食塩、水飴、糖蜜、デキストリン、食用加工油脂、えび粉、発酵調味料、刻みいか、ぶどう糖果糖液糖、海苔、ごま、香味油(小麦・えび・大豆を含む)、唐辛子粉末、粉末しょうゆ(小麦・大豆を含む)、はちみつ、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、えび調味料粉末、酵母エキス粉末、昆布粉、青のり、えびシーズニング(大豆を含む)、かつお風味調味料、にんにく粉末、乳糖/加工デンプン、ソルビトール、トレハロース、乳化剤(大豆由来)、膨脹剤、着色料(カロテノイド、カラメル、ウコン)、調味料(アミノ酸等)、香料(えび由来)、セルロース、酸化防止剤(V.E、V.C)、微粒酸化ケイ素、香辛料抽出物 |
栄養成分 100g当たり |
エネルギー 485kcal たんぱく質 8.4g 脂質 21.4g 炭水化物 65.6g 食塩相当量 1.6g |
発売日 | 1980年 |
価格・内容量推移 | ||
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年月日 | 内容量 | 参考小売価格(税別) |
1998年11月時点~ | 180g | 300円 |
2008年7月~ | 140g | 300円 |
2010年5月~ | 135g | 250円 |
2015年10月~ | 130g | 250円 |
2023年3月~ | 120g | 250円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
180g→140g | 新たに梅小丸、磯せんを追加し、よりバラエティー感を高めた。 |
140g→135g 300円→250円 |
揚げ餅、小丸、ピッカラ、でんぷんせんべいなどをリニューアル。新たにプチえび等を加え、大袋タイプ<ファミリー>は手頃な価格に改定。 |
135g→130g | リニューアル |
130g→120g | 世界的な需要拡大や天候不順等に加え、世界情勢の混乱や不安定化により、穀物や油脂類、資材関係費、エネルギーコストが高騰。現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況に。 |
参考サイト | |
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公式サイト | 株式会社ブルボン |
1998年 180g 300円 | 日本食糧新聞 |
2008年 140gに実質値上げ | 日本食糧新聞 |
2010年 135g 250円 | もぐナビ |
2015年 130gに実質値上げ | Amazon |
2023年 120gに実質値上げ | ブルボン ニュースリリース |
味ごのみファミリーの値上げ解説
「なんかな~い? なんかな~い?」からの「味ごのみ、あったでしょ」のCMでお馴染みのブルボン「味ごのみ」。…これがピンと来る人はもれなくおっさん、おばさんという現実が何とも悲しい。
ビスケットやチョコレートのイメージが強いブルボンにあって、米菓や豆菓子が主体の味ごのみはやや異色な印象を受ける。しかも発売は1980年と40年以上の歴史があるあたり、人気のほどが見て取れる。
そんな味ごのみには、税別100円のレギュラーサイズ「味ごのみ」と、小さめのパックが6袋入った「味ごのみファミリー」があり、ここで取り上げるのは6パック入の味ごのみファミリーということになります。
この味ごのみファミリー、確認できる限り古い規格を辿ってみると、1998年時点で6パック計180g、価格は税別300円だったらしい。単純計算で1パック30gということになりますね。
しかし2008年7月のリニューアルで、梅小丸と磯せんを追加しつつ、内容量は約22%減となる140gに実質値上げ。梅小梅と磯せんに内容量22%減らせるだけの価値はないからな。ふざけるなよ。
そして2010年にはさらに5g減って6袋計135g入にされるも、しかしこのタイミングでそれまでの税別300円から250円への値下げを行います。
「なんだ、ブルボン良心的じゃん」と感じたあなた、それは違うと思うぞ。コンセプト丸被りの亀田製菓「つまみ種」が当時130g250円だったことから、同じ250円に値下げして5g分のアドバンテージを得たかった可能性が高い。
2015年にはつまみ種と横並びとなる130gに実質値上げ。しかしそのつまみ種は260円に値上げしたうえ、2021年には120g/280円へと大幅値上げしているため、内容量・価格的に味ごのみファミリーは優位に立っていたことになる。
2023年3月には味ごのみもつまみ種と同じ120gにステルス値上げしますが、2023年2月につまみ種は300円に値上げしたため、味ごのみの優位性は揺らがない…というのがブルボンの見立てか。
内容量120g、税別250円の味ごのみに対し、ライバルのつまみ種は120g300円。じゃあ味ごのみの方がおすすめかと問われると…う~ん…
種類的にはブルボン 味ごのみファミリーは7種、亀田製菓のつまみ種は10種。中身は似たりよったりではあるものの、つまみ種にはいか天に加え、単体で販売している「通のえだ豆」と「通の焼き海老」が入っているなどバリエーションに富む。
米菓に関しては実績、人気共に亀田製菓が圧倒していることもあり、「どっち食べたい?」と問われれば「つまみ種」と即答すること必至。
以前は味ごのみも10種類入れていたんだけどねぇ…
ブルボンの数少ないロングセラースナック菓子である「ピッカラ」を外してしまった時点で勝負ありという印象。
つまみ種に対し内容量と価格には若干のアドバンテージがあれど、種類を減らしたりピッカラを無くしてしまったりとグレードダウン感漂う味ごのみじゃ、米菓の雄である亀田製菓には勝てっこないわ。
起死回生の奇策として、ルマンドとアルフォートミニでも入れてみたらどうだ? 「甘じょっぱい味ごのみ」的な感じで。(適当)