亀田製菓 つまみ種 120gのステルス値上げ情報
メーカー | 亀田製菓 |
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商品名 | 120g 亀田のつまみ種 |
内容量 | 120g |
参考小売価格 | 300円(税別) |
原材料 | 植物油脂、でん粉、米粉(うるち米、もち米)、うるち米、小麦粉、コーンフラワー、砂糖、チョコレートコーチング、いかシート(いか、魚肉すり身、水あめ、その他)、大豆、ピーナッツ、えだ豆、加工黒大豆、食塩、しょうゆ、えび、コーングリッツ、寒梅粉、水あめ、はちみつ、魚介エキス調味料、食物繊維、チーズパウダー、デキストリン、ぶどう糖果糖液糖、のり、チキンエキス調味料、いか、酵母エキスパウダー、香辛料、あおさ、植物性たん白、卵白粉末、粉末しょうゆ、みりん、ガーリックオイル、たん白加水分解物/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、貝カルシウム、乳化剤、着色料(カロチノイド、紅麹、カラメル、ウコン)、膨脹剤、炭酸カルシウム、香料、香辛料抽出物、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・落花生・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
栄養成分 (100g当たり) |
エネルギー 507kcal たんぱく質 6.6g 脂質 24.5g 炭水化物 65.1g 食塩相当量 1.51g |
発売日 | 1993年12月 |
年月日 | 内容量・数量 | 参考小売価格 |
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1993年12月~ | 不明 | 320円 |
~2010年1月 | 140g | 250円 |
2010年1月~ | 130g | 250円 |
2014年4月~ | 130g | 260円 |
2021年6月~ | 120g | 280円 |
2023年2月~ | 120g | 300円 |
値上げ理由・建前 | |
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タイミング | 公表内容 |
140g→130g | うまくち豆と海鮮豆がうまさUPし、さらにおいしくなった。 |
250円→260円 | なし |
130g→120g 260円→280円 |
なし |
280円→300円 | 近時の原油価格高騰や世界的な穀物需要のひっ迫により、各種原材料やエネルギーコスト、物流費などが大幅に上昇。もはや企業努力の範囲内では吸収できない状況となったため。 |
年月日 | 参考サイト |
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公式サイト | 亀田製菓株式会社 |
1993年 320円 | 日本食糧新聞 |
2008年 140g時 | 亀田製菓 商品情報 |
2010年 130gに実質値上げ | 亀田製菓 商品情報 |
2021年 120g・280円に値上げ | ヨドバシカメラ |
2023年 300円に値上げ | 亀田製菓 ニュースリリース |
亀田製菓 つまみ種 120gの値上げ解説
主要な商品に対し片っ端から値上げやステルス値上げを行っている亀田製菓の中にあって、その影響が比較的軽微なのが「つまみ種」です。
つまみ種には通年販売しているレギュラー商品として、小袋6パック入の「つまみ種 120g」と中袋の「つまみ種 44g」が存在し、ここで値上げや内容量減に言及するのは、最も売れ筋であろう6パック入のつまみ種120gです。
それとは別に期間限定でリリースしている商品があり、近年は「春のつまみ種」「夏のつまみ種」など四季に合わせ発売している模様。とはいえ、大して季節感はないし内容量も少ないから割高感が目立つけどな。
1993年に発売された亀田製菓のつまみ種は当時320円だったらしく、現在の300円に比べやや高め。内容量が分からないため希望小売価格320円が割高なのか割安なのか判断できないところは口惜しい。
内容量と価格を確認できる範囲では、2007年時点で140g入税別250円。現在より20gも多い一方で50円も安く、しかも中身の種類は現在の10種類より1種多い11種類でした。
多けりゃ良いってものではないが、多くの種類が入っていたほうがワクワクするよね。構成的には現在とあまり違わないようなので、単純に昔の方がコストがかかっていたのかなという印象。
しかし2010年1月の商品リニューアルにより、内容量は従来の140gから130gへ減少。その後10年以上にわたり130gを維持するも、2021年にさらに10g減らして120gとしたうえ280円に値上げ。
価格に関しては2014年まで税別250円(税込270円)でしたが、2014年4月に実施された消費税増税に合わせ税別260円に値上げしていました。
2014年の消費税増税に先立ち2013年10月から特例として税別表示が許可されたため、増税に合わせ「税込270円」から「税別260円」にするという、値下げっぽく見せる値上げをしたって感じなのだろう。
こういう姑息な便乗値上げをする企業なんだな、亀田製菓は。
また、亀田製菓は2023年2月に複数の商品において5~11%の値上げを発表。つまみ種 120gも対象に入っており、税別280円から大台の300円に値上げしています。また、2023年3月にリニューアルが行われ、商品名は「亀田のつまみ種」に。
とはいえこのつまみ種 120g、亀田の柿の種ほど大幅な値上げは行っていない。裏を返せば元々利益率が高い商品ということか。「原材料などが多少高くなっても十分利益が出ますよ~」という声が聞こえてくるとかこないとか。
ちなみに、2010年1月のリニューアルの際はお決まりのように「さらにおいしくなりました!」とのたまっている。うまくち豆と海鮮豆がうまさUPしたらしい。まあほとんどの消費者は気付かないだろうが。
「余計なことしなくていいから内容量を維持しろよ」というのが大多数の消費者の本音だろう。まあ、メーカーからすれば“おいしくなった”は内容量を減らすための口実なんだろうね。
余談だが、つまみ種によく似た商品としてブルボンの「味ごのみ」がある。かつて「なんかな~い? なんかな~い?」というCMをやっていたこともあり、商品知名度は味ごのみの方が上でしょう。
発売日に関しても、つまみ種が1993年なのに対し、味ごのみは1984年と歴史は長い。はっきり言ってしまえば、つまみ種は味ごのみのパクリ…もとい、味ごのみを強く意識してリリースした商品。
しかし「ミックス米菓ジャンル」のNO.1は亀田製菓のつまみ種。
つまみ種は後発にもかかわらず内容量は120gで同一だし、参考小売価格も50円も高い。それでもつまみ種の方が売れているのは、中身のラインナップの差か。つまみ種の方が3種類多いうえに、色合いも良く明らかに魅力的に見える。
菓子業界に限らず二番煎じが元祖に取って代わるのは枚挙にいとまがないが…もうちょっと頑張れよブルボン。