ぽたぽた焼の値上げ情報

亀田製菓 ぽたぽた焼の値上げ情報
メーカー 亀田製菓
商品名 ぽたぽた焼
内容量 20枚(2枚×10袋)
参考小売価格 210円(税別)
原材料 うるち米粉)、砂糖、でん粉、植物油脂、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、食塩、酵母エキスパウダー/加工でん粉、トレハロース、カラメル色素、紅花色素、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)
栄養成分
1個包装(2枚当たり)
エネルギー 52kcal
たんぱく質 0.5g
脂質 1.1g
炭水化物 9.9g
食塩相当量 0.23g
発売日 1986年

年月日 内容量・数量 希望小売価格(税別)
~2009年 24枚 200円
2010年~ 22枚 200円
2018年4月~ 20枚 200円
2023年8月~ 20枚 210円

値上げ理由・建前
タイミング 公表内容
24枚→22枚 なし
22枚→20枚 なし
200円→210円 米菓業界において、原材料価格に加え様々な側面からコストアップが続いており、企業努力によるコスト吸収が極めて困難な状況になったため、やむを得ず価格改定。

年月日 参考サイト
公式サイト 亀田製菓株式会社
2003年 24枚 200円 亀田製菓 商品情報
2010年 22枚に実質値上げ 亀田製菓 商品情報
2018年 20枚に実質値上げ JAcom
2023年8月 210円に値上げ 亀田製菓 ニュースリリース

亀田製菓 ぽたぽた焼の値上げ解説

甘い砂糖醤油を表面に塗った軽めのせんべいとして不動の地位を築いている亀田製菓おばあちゃんのぽたぽた焼はこれまで2度のステルス値上げに踏み切っています。

確認が取れる中では2009年ごろまでは1袋24枚入りだったぽたぽた焼も、2010年ごろには22枚入りに減少。そして6商品の実質値上げを行った2018年には20枚入りに。

ぽたぽた焼の内容量24枚から22枚、20枚へ減量

ぽたぽた焼は一般的なせんべいと違い密度が薄い軽めのせんべいであることから1枚1枚の大きさの割に1袋に入っている枚数が多くお得感があったのだが…4枚(2個包装)も減るとさすがにお得感は薄れてくる。

また、2023年8月には従来の税別200円から210円に値上げ。

それでも、少なくとも20年以上の期間の中で4枚減…17%の実質値上げと10円の値上げで留めているのは良心的といえるのかもしれない。ぽたぽた焼をはるかに上回るえげつない値上げを行っている商品は腐るほど存在しているからな。

そう、表面上は比較的良心的な商品に感じるぽたぽた焼。しかしな、調べているうちにあることに気付いてしまったよ。

かつて22枚入りくらいまでのぽたぽた焼は、2枚1個包装で60kcal以上のカロリーがあった。2003年時点だと1個包装で63kcal、2013年時点で61kcalだ。しかし現在のぽたぽた焼きは2枚1個包装で52kcalなのです!

つまり1枚1枚を小さくした疑いが。

「小さくしたわけではなく、時代に合わせてヘルシーになったんじゃない?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、それであれば100gあたりのカロリーも60~70kcal減っていなければ説明が付かない。2003年時点で1個包装(15g)と記載してあるからね。

で、実際の100g当たりのカロリーはというと…2003年時点で417kcal、そして現在は426kcal…それ以外の年のカロリーを調べてみても、425kcal前後の範囲内に収まっている。

100g当たりのカロリーはほとんど変わらないのに、1個包装のカロリーは10kcalも少なくなっている…単純に計算すると、100g当たり426kcalで1個包装52kcalとなると、1個包装のグラム数は12.2gということになる。

ぽたぽた焼は小さくなった

ちなみにこれは2010年時点の公式サイト。

2010年くらいまでは1個包装(15g)と記載されていたが、その後それがなくなったことを鑑みても、以前に比べ2割ほど小さくなったのは間違いない。

原材料高や人件費の高騰、値上げの波を前にすれば優しそうなおばあちゃんも無力ということか。世知辛い世の中である。

そういえば2023年の値上げとほぼ同じタイミングで「おばあちゃん」のイラストが変更になったんですよね。

ぽたぽた焼のおばあちゃんデザイン変更

どちらのデザインがいいかは意見が割れるところだろうが、個人的には改悪としか感じられない。デザイン、色使い共に温かみのある絵を、なんでわざわざこんな現代的で温かみのないものに変更する必要があったんだ?

値上げと同じタイミングということもあり、取ってつけたような安っぽい笑顔の裏に金に執着する腹黒さが見え隠れしている気がするわ。

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