梅の香巻の値上げ・ステルス値上げ情報
メーカー | 亀田製菓 |
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商品名 | 梅の香巻(うめのかまき) |
内容量 | 16枚(47g) |
参考小売価格 | 290円(税別) |
原材料 | もち米、しょうゆ、のり、砂糖、果糖、乾燥しそ葉、梅酢、はっ酵調味料、乾燥梅肉、魚介エキス調味料、食塩/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、パプリカ色素)、香料、酸味料、(一部に小麦・さば・大豆を含む) |
栄養成分 1個包装(3g) |
エネルギー 11kcal たんぱく質 0.3g 脂質 0.02g 炭水化物 2.5g 食塩相当量 0.09g |
発売日 | 1977年 |
年月日 | 内容量・数量 | 参考小売価格(税別) |
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2000年時点 | 24枚(72g) | 265円 |
2006年~ | 22枚(66g) | 265円 |
2010年1月~ | 19枚(58g) | 265円 |
2017年9月~ | 16枚(47g) | 270円 |
2023年8月~ | 16枚(47g) | 290円 |
参考サイト | |
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公式サイト | 亀田製菓株式会社 |
2000年 24枚(72g) | 亀田製菓 商品情報 |
2006年 22枚に実質値上げ | 亀田製菓 商品情報 |
2010年 19枚に実質値上げ | 亀田製菓 商品情報 |
2017年 16枚に実質値上げ | ヨドバシカメラ |
2023年 290円に値上げ | 亀田製菓 ニュースリリース |
梅の香巻の値上げ解説
梅の風味広がる小さめの煎餅をパリパリの海苔でくるんだ亀田製菓の「梅の香巻」。祖父母の家の菓子受けに高確率で入っているイメージ。
内容量に関しては、確認できる限りでは2000年時点で24枚入の計72gとなっていました。1枚当たり約3gという点は現在と変わっていない模様。
2006年頃になると、それまでの24枚から22枚にステルス値上げを行います。また2010年頃には3枚減って19枚に減量。
そして2017年にはさらに3枚減って計16枚(48g)に実質値上げ。2005年まで24枚入だったことを考えると、約12年で内容量は3分の2へ…つまり33%減ったことになります。相変わらず容赦ないな亀田製菓。
一方、参考小売価格に関しては2008年時点で税込278円(税別265円)。2017年頃、税別270円になっており、2023年8月には原材料価格の高騰を理由に290円に値上げしています。
ガンガンステルス値上げして33%も内容量を減らし、それが限界に達したら価格を値上げ…亀田製菓不買運動が勃発しかねんぞ。(しません)
ちなみに皆さん「梅の香巻」という商品名、なんて読んでいましたか?
私はこの商品名を見た時、「うめのこうまき?」「うめのかおりまき?」と読んでしまった…しかし正解は「うめのかまき」。
始めは「かまき!?」と驚いた。その理由はこの商品名を「梅の」「香巻」と2分割していたからだろう。「かまき」なんて単語は聞いたことがないからね。しかし「梅の香」「巻」という風に分割すれば違和感はない…のか?
ところでこの梅の香巻、味や内容量、値上げ以上に消費者を不安に陥れている要素がある。それが「中国産」という点。
メインの原材料となるもち米が中国産なのはもちろん、原産国自体が中国で亀田製菓が輸入している形。パッケージ裏にもはっきりと「亀田製菓グループの中国『青島亀田食品有限公司』で生産している」と記されている。
うん、まごうことなき中国製だね。
梅の香巻が厳密にいつから中国製になったかは分からないものの、中国の青島亀田食品有限公司は2003年12月頃から稼働が始まったとのことなので、梅の香巻の中国での製造も同時期に始まったものと考えられます。
実際2006年時点ではすでに中国製だったことは確認が取れており、裏を返せば24枚入だった2000年頃は日本製だったことになる。
私のような貧乏人が買う安価なお菓子ともなれば中国製は珍しくもないし、中国や東南アジアなどの国々で生産しているからこそ、お求めやすい価格を維持しているという側面も忘れてはならない。
んが、日本人に「日本製のお菓子と中国製のお菓子、どっちがいい?」と質問すれば、ほぼすべての人間が「日本製」と答えるだろう。そういった意味では日本製から中国製への変更も実質値上げと言わざるを得ないのかも。
日本のソウルフードともいえる米菓において国内トップの亀田製菓が、「煎餅」「海苔」「梅」という、日本感てんこ盛りのお菓子を、中国で生産して輸入している…なんかちょっと悲しいよね…
おじいちゃんやおばあちゃんに「ばあちゃんがよく食べているそのお菓子、実は中国製なんだよ」とは口が裂けても言えない…